忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

諦めを知らない運命論者でありたい

少し前にバズっていた親ガチャという言葉がどうにも好みでなかったのですが、その理由を上手く説明できる自信がありませんでした。未だに曖昧で上手く表現する言葉が見つかっていませんが書いてみます。 理屈を整理しきれていないため、今回は少し感情的な表…

恐れるべきは間違えることではなく、間違いを認めないこと

人は必ず間違えます。悲しいことに必ずです。これはマーフィーの法則なんて持ち出すまでもなく自明なことです。なので間違えることは恐れる必要なんてありません。貴方も、私も、隣のこの人も、有名人のあの人も、誰もが間違えるのですから。 問題となるのは…

アラーミストが時に忌避される理由

物事に対して警句を発する人をアラーミスト(Alarmist)と言います。文字通りAlarm(警報)を発する人という意味です。アラーミストは他にも”人騒がせな人”や”心配性な人”という意味を持っています。 世の中には様々な物事に対するアラーミストで溢れています。…

外国人にはどの程度忖度するべきか

少し過激な記事タイトルですが、そこまで内容は過激ではない・・・はず。 日本における在留外国人の人数は他の先進国と同様に年々増加傾向にあります。また昨今では減る一方の労働力を補填する目的で移民政策をどうすべきかという議論もなされています。 移民政…

私のブログの書き方

この駄ブログでは毎日愚にもつかない駄文を公開しているわけですが、一応私は8時5時の勤務かつ毎日残業しているしがないサラリーマンのため、毎日記事を投稿するにはほどほど効率的に文章を書かないといけません。 というわけで誰の役にも立たないであろう私…

敵を減らすのではなく味方を増やすほうが合理的

保守と革新、急進と穏健 世の中には変化を好む人と嫌う人がいます。政治や経済の世界では保守(コンサバ)と革新(リベラル)という固い言葉で分類されることもあります。互いに相手を抵抗勢力として認識しておりそのせいで争いが起こる場合がありますが、実際は…

若者よ、他責思考を使いこなせ!

自責・他責という言葉があります。失敗や過ちの原因を自身に求めるか他者に求めるかの違いです。 基本的には自責思考が望まれる 社会的には自責思考のほうが良いものとして好まれます。なんでもかんでも他責で考えていては自らをより良くしようとはならず成…

ベテランが若手に配慮してあげましょう

「あれ、今日は道が空いているな、どうしてだろ。まあ通勤が楽でいいけど。あ、世間は祝日か・・・」と察する瞬間が辛いです。私は仕事が好きですが、お休みだって当然好きなのです。休みが嫌いな人なんてこの世に居るだろうか、いや居ない(反語)。いや、居るか…

ハラスメントのループは避けたい

ハラスメント 相手を不快にさせたり傷つけたり、不利益や脅威を与えることをハラスメントと言います。Harassmentは直訳すれば「迷惑行為」ですので、まさに文字通りの意味です。発信者の意図に関わらず受け取り手がどう感じたかによってハラスメントになりま…

精神論・根性論は使いどころによる

精神論(根性論)は賛否両論であり、毀誉褒貶、相半ばするものです。これは単純に議論の土台が異なることが問題です。精神論についての土台を整理してみましょう。 個人・現場においては有用である 世の中には様々な手本や傾向、パターンやタイプ、好例や定番…

申し訳ないけど、歯医者さんには当たり外れがある・・・と思う

不定期で軽めの話をしたくなる症候群に罹患しているので、今日は軽い話。いや、ホント油断すると真面目で堅苦しい話を延々としだすので、意識して軽く明るい話をすべきだと思っているわけなんですよ。人間疲れていると暗くなりがちです。そこで逆転の発想、…

社会人人生の中で一番しんどかった時期の話

技術者3年生 あれは社会人になってから3年目、まだまだ1人前とは言い難くも多少は仕事が出来るようになり、タマゴの殻を頭に被ってフラフラと危なげに独り歩きが出来るようになった頃のお話です。 技術者にとっては3年くらいが独り立ちの目安です。3年くらい…

楽しく勉強するにはどうすればいいかと聞かれると、困る

私は勉強が好きです。技術屋はそういう人が多いと思います。というよりも勉強が嫌いな技術屋は残念ながら技術屋を長く続けることは難しく、何処かしらで知識の壁を乗り越えることができずにリタイヤせざるを得なくなる場合があります。そういう人を幾人も見…

心の洗い方

美しいものを見たり素敵なもので感動した時に心が洗われるようだと表現することがあります。心に堆積した淀みが流され、清々しい気持ちになることを比喩的に表現したものです。そう、純粋な子どもがいずれ私のようなひねくれた大人になるように綺麗な心は俗…

理屈があろうがそれは行動を正当化するものではない

たまには過激なことを言ってみる 通り魔事件で被害にあうのは大抵が女性や子ども、高齢者のような身体的に弱い立場の人々です。犯人にも何らかの理屈があるのでしょうが、申し訳ないことに私にはさっぱり理解できません。そんなに人に危害を加えたいのであれ…

他者への攻撃性に関する考察

攻撃性の発現は損失が大きいと思っている どうして世の中には他人に対して攻撃的な人が居るのだろうと常々不思議に思っています。何の得があるのだろう、自身の溜飲が多少下がったとしても相手が嫌な気持ちになる分プラマイゼロじゃないか、特に不特定多数が…

サボるのではなく、手抜いて省く

「適当」という言葉はややこしいですよね。ちょうどいいくらいという意味といいかげんという意味があります。いい加減なのか、好い加減なのか、使い処によって意味合いがほぼ真逆に変化してしまいます。 手抜くという言葉も同様です。辞書的な意味では必要な…

趣味の話~将棋がアツい

藤井聡太三冠が竜王戦を制し、四冠になりました。その偉業に、にわかではありますが将棋ファンとして年甲斐もなく興奮しています。時事ネタとしてCOP26の話でもしようかと思っていましたが、私の中では藤井竜王誕生のほうが圧倒的にビッグニュースなので、趣…

久しぶりの出張

たまには日記のような記事を書きましょう。 コロナ禍によって対面自粛のムード漂っていた昨今の状況も変わりつつあり、世間では少しずつ対面でのやり取りが戻ってきています。もちろんまだまだ油断はできないでしょうがこのままコロナ禍が鎮静化することを祈…

時事ネタをあまり取り扱えない理由

ブログやYoutube、SNSやWebサイトなどの媒体で毎日何らかを発信するのであれば時事ネタを取り扱うのが一つの道です。なにせ何もない日というのはまずありえないので、少なくとも寿司屋の大将よりはネタ切れの心配が無いでしょう。何より新鮮なネタは多くの人…

面白いブログとは一体何なんでしょう

インターネットで検索をかければ正しい情報も間違った情報も役に立つ情報も役に立たない情報もごった煮で手に入る昨今の情報化社会において、ブログはどういうポジションなんでしょう。情報量や分かりやすさで言えば動画サイトが優越していますし、手軽さで…

組織が願望に基づいて計画を立てることの危険

当ブログでは【目標】と【願望】を明確に分類して、混同してはいけないと幾度か記事にしています。目標とは具体的で確実に達成できるものを指し、願望とは方法が曖昧で達成できるかが不確実なものを指します。 ビジネスフレームワークとしてよく用いられてい…

月日が経つのは早いものです、200記事とキリがいいので備忘録

200記事200日連続投稿 驚いたことに本記事で200記事目、はてなブログを始めてから200日連続投稿となります。つい昨日始めたばかりのような気持ちなのに驚きです。ええ、さすがに嘘です。そこまでボケてない・・・はずです。先々週、炊飯器のボタンを押した30分…

生産性は高ければいいのか

ビジネス系のサイトを見ていると週に一度は目にするのが生産性に関する記事です。一昔前は「どうして日本の生産性は低いのか」「本当に日本の生産性は低いのか」というような方向の記事が多かったですが、最近では「生産性を高めるにはどうすればいいか」と…

人と同じことをすべき?違うことをすべき?

よくビジネス書とか自己啓発本で 「成功者は〇〇をしている!」 「成功したければこうしろ!」 みたいなことが書いてありますよね。成功者はどんな考え方だーとか成功者の生活習慣はこんな感じだーとかが代表的です。しかしそれとは反対に、 「人と同じこと…

心に注がれる液体

人の思考回路は千差万別であり、それぞれに異なるものです。よってどうにも伝わらない話だとは思いますが、私の思考回路について少し書いてみます。 2つのコップ 時々、頭の中にコップをイメージしています。コップは2つ、片方には論理、片方には感情とラベ…

なぜ集団は知性を喪失しがちであるのか

どれだけ理性的で高い知性を持つ優秀な人が集まったとしても、集団ではその才覚を発揮することが難しくなります。集団はどうしても生物本来の獣性が強く表れる本能的なものに変貌しがちです。だからこそそれを避けて能率的に運営するための組織論が様々な媒…

四者面談の思い出

自分のブログを読んでいると時々、なんだこのクソ真面目なブログ、どの面下げて書いてるんだアホか、という気になります。お口が悪う御座いますね。まるで真面目な人間が書いているかのような錯覚を覚えてしまい、僅かばかり残っている羞恥心が内なる心の言…

怖れるものから耳を塞ぎ目を閉じるのではなく、学んで理解する

私のいくつかある趣味のうち一つは歴史を学ぶことですが、歴史の中でも特に科学技術史と戦史を学ぶのに時間を掛けています。理由は単純で、科学技術史はエンジニアとして好きだからであり、戦史は戦争が嫌いだからです。 世の中に戦争が好きな人は、まあ一部…

考え方の参考になる概念【ローカルミニマム】

組み合わせの種類(変数)が多く、どの組み合わせにすれば最適かという問題を「組み合わせ最適化問題」と言います。 もちろん全部の組み合わせを試せば最適解を見つけることができます。しかし変数の数が多くなればなるほど計算量は膨大となり、現実的では無く…