忘れん坊の外部記憶域

主に時事やビジネス、政治経済や興味を持ったことについて書き散らしています。

政治

意思決定者に求められるのは結果責任

人の行動には責任が伴います。車で事故を起こせばその責任が、発言が人を傷つければその責任が発生するものです。 責任の所在を難しくしているのは意思の有無です。刑法39条で「心神喪失者の行為は、罰しない。」とされているのはその代表例でしょう。刑法で…

戦犯の区分に関する情報の整理

先日若い子と政治に関する雑談をしていた時に戦犯に対する誤解があることを知りました。各所でまとめられている内容ではありますが備忘録として、戦犯について簡単にまとめてみたいと思います。 戦犯について「どう思うか」は人それぞれであるため、本記事で…

押し付けるのは良くないという当たり前の話

私が経験してきた範囲ではありますが、今まで音楽の趣味を無理やり押し付けてくる人に会ったことがありません。 「ロックなんか聞いてるのかよ、演歌聞こうぜ演歌!」とか、 「プログレを聞かないとかありえないだろ!」とか、 「ジャズ以外聞いてる人間の気…

なぜ野党は批判ばかりと批判されるのか

与党の批判・監視は国会における野党の仕事の1つです。よって野党が与党を批判すること自体は問題無いことであり、それが野党の仕事です。 「野党は批判ばかり」というテンプレのような言説に対しては上記の理由を持っていくつもの反論記事が出ています。い…

政治思想と戦争を結びつけるべきではない

先日「日本が右傾化することによって戦争の危険が高まる」という言説を見かけました。少し気になったため簡潔にまとめてみます。戦争の善悪についてではなく、原因に関するまとめです。 右派左派と戦争に相関は無い 先の戦争において、日本は右傾化による強…

ポピュリストの政治家を攻撃する危険

民主主義における政治家は大きく分けて2種類います。エリート主義(エリーティズム)と大衆主義(ポピュリズム)です。 ポピュリズムは大衆迎合主義とも呼ばれ、一般的にあまり好意的には使われない言葉です。どちらかというと人気取りを得意とする政敵を攻撃す…

個人と集団での優しさは異なる

今回はリアリズム寄りの見解を述べます。 他人へ何かを施したり社会のために奉仕したりする個人の優しさはとてもとても素晴らしいものです。優しい人を私は尊敬しますし、私自身も人に優しく生きていきたいと考えています。 しかし、個人的な優しさと集団で…

民主主義は脆弱である~文明の形態変化

古い論説ですが、1957年に出版された梅棹忠夫氏による「文明の生態史観」では政治形態が民主制に到達するにはいくつかの形態を経る必要があることを地域性を基準として述べています。本書による考察はユーラシア大陸とその周辺を主軸としていて北米や南米、…

国際政治の考え方~アナーキズムの意味と日本の立ち位置について

国際社会はアナーキズムが支配している 国際政治や国際社会を理解する上で最も基本となる考え方として、 「国際社会はアナーキー(無政府)である」 ということを理解する必要があります。順を追って説明してみましょう。 文明国では暴力を振るえば警察が捕ま…

政治と理想~政治家に求めるべきもの

「現実的な調整能力や意見よりも理想を語れる政治家のほうが良い」と若者に言われました。久しぶりに大きな価値観の違いを見つけることができて楽しいです。 理想と現実 政治家とは理想を語るべきでしょうか、現実を語るべきでしょうか。もちろん極端に片寄…

日本で急進派の支持者が増えない理由

政治や経済の分野では「保守(コンサバ)」と「革新(リベラル)」、「右派」と「左派」のような思想による区分けがされますが、もう一つの軸として「急進派」と「穏健派」のような手段による区分けもあります。 この区分自体はまあ一般的です。 急進派と穏健派…

社会の分断はいけないこと?~差異があっても団結はできる

社会の分断が深刻になっている、という言説がここ数年多いような気がします。気がするだけかもしれませんが、少し分断について考えてみましょう。 社会の分断自体は回避不可能 分断とは「まとまりのものをさらに分けて区分すること、分かれ分かれに断ち切る…

民主主義と多数決~多数派は楽なのか?

多数決は民主主義の本質ではありませんが、大きな集団における意思決定は物理的・時間的制約により多数決に頼らざるを得ないという現実があります。 多数決を行うと必ず多数派と少数派に分かれます。満場一致になるまで熟議を続けてもいいかもしれませんが、…

民主制と独裁制の比較~民主制の利点

愚民の上に苛き政府あり、というように、民衆が愚かであれば政府は同様に愚かとなり、いずれは大きな損失をもたらします。 そして世の常として、民衆は決して賢いとはいえません。胡乱な意見に流されて誤った判断をする危険は大いにあります。私自身は民主主…