忘れん坊の外部記憶域

主に時事やビジネス、政治経済や興味を持ったことについて書き散らしています。

職域接種は大企業を優遇しているわけではないと思う理由

 職域接種は大企業への優遇だと考えている方はほとんどいないとは思うのですが、ちょっとSNSや弊社社内でも見かけてしまったので少しまとめてみます。

職域接種とは

ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うものです。

職域接種に関するお知らせ|厚生労働省

 要はワクチン接種を加速させるため”企業や大学に協力をしてもらう”方法です。

 つまり、

 「大企業に優遇してワクチンを配布しますよ!」

という意味ではなく

 「ワクチンを配布するから接種を手伝ってください!(お前の金で)」

という意味です。決して大企業優遇というわけではなく、むしろ大企業はお金と時間を使わなければいけない側です。大企業は社会貢献をしろというお国からの有難い申し出ということです。

職域接種に関するQ&Aを見る

 厚生労働省のwebサイトにあるQ&Aから一部抜粋して見てみましょう。

Q2-1.ワクチンやフリーザーはどこに届きますか?(6月 10 日更新)
A.申請フォームに記入していただいた接種会場に配送いたします。

  ワクチンとフリーザーは送ってやる、ということです。

Q2-2.接種会場レイアウトの事前チェックやアドバイスはありますか。模擬訓練は行っていただけますか?
A.レイアウトの事前チェック等は行っておりません。また、接種のリハーサル、動線確認等は企業側で行ってください。

Q3-1.接種に必要な医師や看護師などの人員は、企業側で確保しないといけませんか?
A.接種に必要な医師や看護師などの人員は企業で確保してください。

  ワクチンとフリーザーは送ってやるから後は企業が努力しろ、ということです。

Q5-1.接種にかかる費用について教えてください。
A.新型コロナワクチンの接種に係る費用は、全国統一の単価とし、接種1回目、接種2回目とも共通の 2,070 円(税込 2,277 円)としています。会場等の費用がこの費用でまかなえない場合は企業・大学等の負担となっております。

  費用に足が出たら企業が払え、ということです。

Q7-1.副反応の対応に必要な医療機器、薬剤等は支給されるのでしょうか?
A.企業で用意する必要があります。薬剤購入等に関しては予め医療機関等と協議の上、物品や薬剤の準備を行うとともに、常時対応が可能となるよう、救急処置用品について適切な管理を行ってください。

 Q7-2.令和 3 年2月 25 日付厚労省事務連絡「予防接種会場での救急対応に用いるアドレナリン製剤の供給等について」の2.に記載された、製造販売業者から自治体への無償提供は、職域接種においても有効ですか?
A.職域接種は当該無償提供の対象となりません。

 副反応への対応も企業が金を出せ、ということです。

まとめ

 Q&Aを読む限りどう見ても大企業優遇ではなく、それどころか金も人も出してワクチンの接種を手伝えという国からのプレッシャーです。まあ大企業としても社会や地域、近隣での知名度向上や貢献になるというメリットがありますのでwin-winにはできそうです。ただ少なくとも中小企業への冷遇、大企業への厚遇というわけではない、ということです。