忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

巨人の肩の上に立つと高所恐怖症が発動する

初手雑談

 2021年4月にブログを書き始めるまではそもそもブログサービスの区別が付いていなかったのですが、今ではちゃんとはてなブログの区別が付くようになりました。

 読者登録ボタンがあるのがはてなブログです。それ以外は多分なんか別のブログサービスだと思います。WordpressとかAmebaとかそういうのです・・・ボウフラすら湧かないレベルの理解の浅さですね。

 なんの話だよと思うかもしれませんし私自身書きながらそう思っていますが、昔よく見ていたブログを久しぶりに見に行ったら「あ、はてなブログだったんだ」と思う機会が増えたという、ただそれだけの話です。

 さらに具体的に言えば、世界のどこかで戦争が起こる度に辿り着いていたブログがはてなブログであることに今日気付いた、という本当にただそれだけの話です。

 著名なブログですのでうちのような駄ブログが取り上げるのはなんとも恐れ多いという気持ちがありますが、いつも辿り着いていたブログが同じはてなブログだったこと、そして久しぶりに記事が投稿されていたのが嬉しかったことから、ぜひ紹介したいと思いました。

 軍事に関してはどうしても過激な論調や極端な意見を取りがちな人が多い中、【リアリズムと防衛を学ぶ】さんは大変に温厚で、中立的で、現実的なエントリを多数作成されており、とても読みやすく勉強になります。軍事に関しては書籍から学ぶのが理想ではありますが、専門書は難しいのでその前段階の入り口としてぜひおススメです。暴力的な描写は全然出てきませんので、特に戦争嫌いの人が軍事を学ぶきっかけとしてベストなブログかと思います。

 

語ることが無くなった

 いつもはあまり直接的によそ様のブログを取り上げていません。理由はいくつかあります。恐れ多いという気持ちが一番です。そして語ることが無くなるからです。私の文章を読むくらいなら紹介先の記事を少しでも読んでもらったほうが100倍良いです。

 例えば今回の侵攻について、ロシアの侵攻開始前まで今回のロシアとウクライナの争いはズデーテン割譲のようになるかと思っていました。

何事も偏食は良くない〜情報源の多様化(2021年12月28日)

 欧米は軍事的衝突を回避するためにウクライナを差し出すのか、戦争止む無しと強硬に出るのか。預言者では無いので分かりかねますが個人的には欧米が引くのではないかと想像しています。中小国であるウクライナを犠牲に捧げて平和を買うでしょう。それが善い事かはさておき。むしろまったく善い事だとは思わないですけども。

 しかしロシアの脅威と直面しないよう中間に位置する中小国に対して西欧が武器を流して盾にしている辺り、徐々に冬戦争の様相を呈してきたと思うようになりました。

 そこで冬戦争の詳細情報を確認するためにネットを彷徨っていたところ、いつも通り【リアリズムと防衛を学ぶ】さんのところに辿り着いたというわけです。すでに2月15日の時点で冬戦争について言及されていて、その慧眼にただただ驚きです。

 冬戦争について少し書こうと思っていましたが、語ることがさっぱり無くなりました。専門外の私がピーヒャラ謳うよりも【リアリズムと防衛を学ぶ】さんのエントリを読んでもらったほうが良いです、ぜひ読んでください、そのまま流れるように他のエントリも読んでください。

 

それでも少しだけ語る

 歴史は繰り返すと言うように、長い人類の歴史の中で様々な形態の戦争が勃発し、そして繰り返されてきました。それぞれは少しずつ違うものですが、類似項は必ずあります。過去の記事で取り上げたロバート・ジョン・オーマン教授の講演にあるように、私たちが将来の戦争を避けるためには戦争の共通点や相違点を探し、研究し、そして理解する必要があります。

 もちろん全ての戦争を無くすような特効薬のようなものは今のところ存在しません。しかし、大仰なことを言わせてもらえば、民主主義国家において投票権を持つ国民は戦争から目を逸らすべきではありません。特に戦争を避けたいのであればなおさらです。戦争について少しでも理解をしていて抑止できる方法を学んだ人こそを選挙で選ばなければいけないのですから。そのためにも国民が戦争から教訓や学びを得ることは必須です。得た情報はインフォメーションとして保存するのではなく、インテリジェンスに加工して投票行動に活用しなければなりません。

 例えば今回のロシアによる侵攻は「グローバリズムや経済相互依存は戦争抑止を期待できるが阻止まではできない」ことの傍証になります。ロシアは貿易停止や経済制裁による大損失を当然見込んで、それでも戦争を始めました。

 また「同盟や集団的自衛権には功罪がある」ということも分かります。今回のロシアの手口は(大国のいつもの手口である)独立承認した人民共和国への集団的自衛権の悪用です。また集団的自衛権は連鎖的に発動せざるを得ないものですから、諸外国は安易に動けなくなっています。うかつに発動できないところはまるで核兵器のようです。

 ああ、もうこの辺の話も過去の戦争で十分教訓化されていることですし、もっともっと深いことも【リアリズムと防衛を学ぶ】さんのところで全部書かれていますので、やはり私が語るような話ではないですね。

 

 

余談

 素敵なブログを紹介したいけど、それをすると自分で書くことが無くなるというジレンマ。未だによそ様のブログを紹介すべきか悩んでおります。うーん。