忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

真面目なクラス委員長がウケるはずない

 今日は雑談をします!雑談を!するのです!

 ・・・気合を入れて書き始めるようなことではないですね、雑談。もっと気楽にいきましょう、雑談。語尾が、雑談。キャラ付けが雑すぎる。

 ちなみに雑談の時はなるべくラフな言葉遣いにしているのですが、雑談のというのは「いいかげん」という意味ではなく「色々混ざっていて区別しにくいもの」であり、ようはお煮的な意味合いです。なので別に言葉遣いまでいいかげんにする必要はないのですが、これはもう様式美ということでご容赦ください。美の欠片もない文章ばかり垂れ流していますが、それもまたご愛敬ということでお目こぼしをば。

 

自らを客観視する

 他人事のように語りますが、この駄ブログで毎日垂れ流されている駄文を見ると、目指しているのはまあ中道的ポジションなのだとは思います。「こっちの意見も分かるし、あっちの意見も分かるから、喧嘩せんとちょうどいいところに落ち着けばええんちゃうか?」という。できているかはさておき。

 客観的に見ると「なんかウケねえ話ばっかりしてるなー」という心境です。もっとこう「これは〇〇〇だ!」と言い張ったほうが同意見や反対意見が双方から出てきて盛り上がるわけですよ。中道の機会主義的意見は正直なところ双方から嫌われるのです

 なにせ中道意見というのはそれぞれからすれば全面的に同調していないどころか反対側の意見に賛意まで見せているわけであって、そりゃあ味方どころか敵扱いされても仕方がないです。寓話のコウモリみたいなものです。

 一応の言い訳として、別に物事に対する熱量が無いわけでも冷笑しているわけでもないのです。

 そもそも熱量が無いのであればブログで意見を書いたりしないわけで、物事を変えることへの熱量は充分に持っています。ただ、熱量に任せてガっと自分の意見を押し出して他者をかき分けて押し進むのではなく、それよりも事前にどいてもらったり協力してもらうことへ熱量を注ぎたいわけです。バッコーンと旧弊を叩き割るような爽快なカタルシスではなく、気付いたらなんか良くなってる気がするというようなスムーズな変革が好みなのです。

 こればかりは個人の好き嫌いの問題であり、私はチェスよりも将棋が好きな性格ということです。駒は倒して除外するよりも再雇用したいなと。いや、まあ、チェスも嗜みますけども、それはまた別のお話。

 冷笑も違います。「何言ってるんだか、馬鹿じゃねえの」と突き放したいのではなく、「そういう意見を通したいのであればやり方を考えないといけないよね」ということを提案したいのです。むしろ気持ちとしては寄り添う側です。

 

 と、そんな自分のムーブをよくよく考えてみると、これは言うなれば真面目なクラス委員長ムーブなんじゃないかと思いました。

「皆でクラスをより良くするために頑張ろう!」

とか

「喧嘩するな!こっちの君もそっちの君にも悪い所がある!直した方がいいぞ!」

とか

「ちょっと男子ー、真面目にやってよ!」

とか言っているようなものであって、これはまごうことなき委員長ムーブです。

 そりゃウケないわなー、うっとおしいもんな。

 

真性の委員長

 実はここだけの話、馬鹿で成績が悪くて適当で馬鹿な私ではありますが、学生の頃はクラス委員長とかやってたこともあるんですよね。

 友達曰く、「お前は馬鹿だけど、誰も立候補せんし、お前頼まれたら断らんし、グループとか気にしないからまとめ役向いてるし、馬鹿だけど、他薦でもお前しか出なかったし」という選評。褒めているのか貶しているのか。概ね9割がた貶されていた気はします。学生生活の中では部長とか委員長とかを度々押し付けられてきました。断れないだけだと思います。

 とはいえ経験上、私は真正の委員長であり、委員長ムーブが醸し出されても不思議ではないということですね・・・本当にそうでしょうか?

 

切ない分析

 委員長ムーブと他の人のムーブは絶望的に噛み合いません。何故ならば目的が明確に異なるからです。

 委員長の目的は『集団の和を保ち集団の目的を達すること』です。喧嘩をしていれば仲裁し、意見が割れれば調整し、全体最適を目指すことこそが目的です。

 対して他の人の目的は『自らの意を達すること』です。喧嘩をしてでも意を貫き、意見が割れれば打ち倒し、自らの意を達することこそが目的です。

 どちらも熱量があり、しかしそのベクトルが致命的に異なることから噛み合わないのです。

 

 他の人からすれば委員長ムーブをする奴なんてそりゃあ当然ながらうっとおしいものです。なにせ自らの意を達するための阻害要因として働くわけですから、つまりは邪魔なわけです。そんなムーブを真面目にやられたらたまったものではないですし、ウケるはずもありません。

 ただ困ったことに、「委員長ムーブをやってやろう!」と思ってやっているわけではないのですよね。これが自然体です。ナチュラルです。ネイティブです。アプリオリです。アプリオリか?

 私の思考回路のベースにあるのは仲裁・平穏・協力という、小学校の学級目標かよ!と言いたくなるような考え方なので、まあ、もう無理ですね、諦めましょう。私はそんな人間であり、三つ子の魂百までです。うっとおしいこと山のごとしではありますが、今後も委員長ムーブで生きていくことにしましょう。一応、集団に一人二人は居た方が良い気質であることは間違いないと思いますので、ええ。

 

 

余談

 頼まれる時はだいたい部長か委員長だったのですが、中学の部活だけは副部長でした。副部長はまとめ役として他薦、部長は一番強い奴、という脳筋ルールだったので。

 あと、委員長ムーブの一つに「せんせー、誰誰ちゃんがあっちで何々してるー」という告げ口がありますが、これはむしろやられる側でした。職員室や生徒指導室に何度連行されたことか・・・体育教師に首根っこを掴まれてM君と一緒に廊下を引き摺り回されたのは今でも覚えています。体育教師の腕力は半端ないですね。ちょっと放送室でイタズラをしていただけなのに。それはちょっとのレベルかな?まあ、まったくもって"真面目な"委員長ではなかったです。