年に数度の恒例コミュニケーション
他所の新部長「いやあ、寒くなってきたな」
私「そうですね」
部長「なあ・・・寒くないの?」
私「死ぬほど寒いです」
部長「だよな、なんで腕まくりしてるんだ?」
私「袖が・・・嫌いなんです」
部長「は?」
私「袖が嫌いなんですよ、神経質だとは思うのですけどちょっと敏感肌なので肘の部分が擦れるのが凄い不快なんですよね、ズボンとかはまだある程度体に密着していますのでそこまで擦れる感覚は覚えないですけど袖って服の中でも一番体と擦れ易い部分じゃないですか、特にうちの会社のユニフォームは腕回りの部分が凄いダボダボだから思いっきり擦れまくるわけでそりゃもうそれを避けるためには袖をまくるしか僕には選択肢がないのですよ、確かに中に着ているシャツである程度袖が擦れる感覚を防げないことはないのですがそれにも限度がありますし何より腕まくりは服の密着度がアップして擦れにくくなるので擦れ対策としてベストな方法とも言えるわけで、まあ当然冬に袖をまくっていたら寒いのは当然なのですけどその寒さよりも袖が擦れることが僕にとっては苦痛でしてそれを避けるためであればこの程度の寒さは耐えられるというわけです、腕まくりは男らしさがうんたらって心理分析もあるようですけどそういうのではまったくなくてただただ袖が擦れるのがうっとおしいから袖をまくっているだけなんです、そもそも僕はデスクワークが多いので肘をデスクに着いている時間が長いんですけど袖をまくることでユニフォームの肘の部分に穴が空くことを避ける意味が無いわけでもないのですよ副次効果ってやつですねはいほら一石二鳥なわけで袖をまくることは結構合理的だったりするんですよねだから僕は袖をまくっていますし普通に寒いのです頑張って耐えているだけですこの努力はどう考えても無駄な努力で努力の方向音痴甚だしいですが僕個人としては無駄ではないのですどうでしょう御納得いただけましたか?」
部長「お、おう」
まったく、異動者や新人に毎年説明するのも大変なんだぞ・・・何様だ私は。
以前も書いた
疑問が浮かぶのは分かる
まあ、分かるのです。「うへぇ寒い寒い」と言いながら袖をまくっている馬鹿を見て、それを疑問に思う気持ちは。「なんでこの馬鹿は袖をまくっているんだ、馬鹿なんじゃなかろうか」とつい思ってしまう気持ちは重々理解できます。それは実に正当で、妥当で、無難で、順当で、合理的で、適切で、真っ当な感想です。「うへぇ寒い寒い」と言いながら袖をまくっていればそりゃ誰だって「じゃあまくらなければいいじゃん」とツッコミますよ、ええ。私だって他人が冬に袖をまくっていれば疑問に思います。
それでも袖をまくる
たとえ人からどう見られようとも、人に迷惑を掛けない範囲で己の信念を貫き通し、己が良しとすることを為し、己の心に従って突き進む。それこそが自立であり、自尊であり、丈夫であると、そう信じています。
私は決して世の中の同調圧力には屈しません。
・・・え、それは同調圧力ではない?
秋が好き
秋は好き、腕まくりしやすいので。春は苦手、花粉症なので。
秋どこいった?
暑い時期長くない?寒くなるの早くない?
去年袖まくりの記事を書いたのが12月だというのに、今年はもう11月の時点で袖まくりの話が出るくらいに寒いのですけど?
寒い?
すごく寒い。