11月24日朝の思索。むしろ模索、暗中模索。不定期の日記要素。
祝日の翌日に仕事をするのは法律で禁止してもいいのではないかと休みボケの頭で思う次第。思考回路がまだ休暇中です。
休みそのものよりも休めるというシチュエーションがエネルギーになるタイプの人間
お役所に行くためにできれば今日、少なくとも数日内に午後半休を取りたい気持ち。社用のため外出でも可能ですが、いや、お役所行った後に職場なんか戻りたくないですし・・・そのまま美味しいものでも食べて帰りたいですし・・・だから有給休暇を使いたい。
午後は休めるかもしれない、という状況は多大なエネルギーをもたらすと信じています。私は仕事が好きですが、お休みも好きなのです。
ちなみに海外には日本国民の祝日である勤労感謝の日なんて関係がないので仕方ないとはいえ、朝一でメールチェックをしたところ海外現地法人からの英語メールがアメリカンサイズばりに山盛りで受信トレイに詰まっており、朝からテンションが急降下しています。午後の休みを糧として、少しでも気持ちを盛り上げて立ち向かわねばなりません。
語学力よわよわな理系人が技術的な課題について英語でやり取りをするのは一仕事なのです。技術的な話だと翻訳ソフトが信用できなくなるので自力での英訳が必須ですし。なんとか気合を入れて午前中に処理しきらねば。
え、理系で英語が苦手なのはおかしい?英語は必須のはず?
私もそう思うのですけど、なんというか、私は語学が好きなのですが、語学は私を好きではないようで・・・
有給休暇は権利であり、義務である
以前にも語ったように、私は有給休暇もりもり消化する族です。
この種族は地域による偏在性が多少あり、一部のホワイトな企業にまとまって生息している場合が多いです。逆にホワイトな企業の中にもこの種族が存在できない闇の部署があったり、グレーな組織の中でも個人のレベルで生息していることもあります。ブラックな職場では呼吸ができずに死滅してしることもしばしば。
基本的には個人の特性よりも環境に依存して生存可否が決まる、それが有給休暇もりもり消化する族です。
うちは幸いにしてこの種族が多い職場ですので、それはもう積極的に取得しています。うちのある若い子なんて有給休暇の残りがもう0日ですからね。あいつ、年度末までまだ4か月あるのに、風邪とか引いたらどうする気だろう・・・と、他人事ながら余計な心配。
それはさておき、有給休暇は労働者の権利であり、雇用者の義務です。労働者は有給休暇を使うことができるのに対して、雇用者は有給休暇を与えなければならないものです。
このような「してもよい」と「しなければならない」は労働契約や労働基準法における様々な項目で明確に区分されており、有給休暇は明確に堂々と「使ってよい」権利のひとつです。
有給休暇に関して時々あるのが「休むと職場に迷惑が掛かる」という言説です。もっと質が悪い場合は「やるべきことをやっていないのに休む気か」というような言説が存在する職場もあるでしょう。
どちらも誤解です。
有給休暇による職場の持続性は被雇用者があれこれ考えなければならないものではなく、雇用側が考えるよう法律によって定められています。
労働基準法 第三十九条
使用者は、前各項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。
よって
「休むと職場に迷惑が掛かる」「だから有給休暇を使用するのは控えよう」
と被雇用者が考えることではなく、
「休まれると職場に迷惑が掛かる」「だから休めるような体制を作ろう」
もしくは
「だから別の日に変えてもらえないだろうか」
というように考慮することが雇用側の仕事であり「やるべきこと」です。
人様の仕事を奪ってはいけません。
そもそも労働者が有給休暇を取得できない環境であること自体、雇用者が「やるべきことをやっていない」状態に他ならないのであり、それを被雇用者に押し付けるような言説は論外です。
また、雇用者側は正当な理由に基づいて解雇や減給といった処置を行うことが可能ですが、「お前は今月ロクな成果を上げていないから給料は払わない!」なんていうことが当然ながら違法であるように、賃金の支払いを拒否したり有給休暇を取り上げる権利はありません。
もちろん労働者側が雇用契約を守っていることを前提としますが、ルールの遵守にうるさい私としては以上の理由により有給休暇を取得できる状態が"普通"でなければならないと考えます。
余談
私は周囲の誰かが休んでも「困る」なんて言いません。
それはまあ、チーム全員休んだら物理的に応対できなくなるので困るかもしれませんが、一人二人抜けた程度で止まるようなチーム作りはしていません。
とは言いつつも自分が有給休暇を取る時は仕事を片付けて迷惑が掛からないようにはしますが、ただ、それは周囲の心証を考慮しているわけではなかったりします。「休まれると困るから別の日に変えてくれ」と時季指定されないように事前回避しているだけです。
補記
自分の不手際によりお休みを取るのは来週になりました。うへぇ。