12月24日、夕方。
本日幾度目かの目覚め。のそりと起き上がり、身体の調子を確認する。
やはり私とワクチンの相性は良いらしい、あいつは私を熱くしてくれる。
予想通りの想定通り、スキージャンプのK点越えよろしく、またもや体温は39度を華麗に超えていった。朝鮮半島ですら38度で止まっているというのに。仁川上陸作戦が上手く行き過ぎたのだろうか、中国人民志願軍が弱すぎたのだろうか。私の中の金日成と彭徳懐は38度軍事境界線を確保できておらず、板門店に至れていない。
何を言っているかは分からないが、とにかく早く停戦して欲しい。いや、まあ、38度で止まられても困るが。
発汗が止まらないほどに暑く、震えが止まらないほどに寒い。掛け布団を蹴り飛ばしたいほど暑いのに、電気毛布に包まらなければ凍えそうなほど寒い。
自律神経がおかしくなっている事だけは間違いない、ならば感覚ではなく常識に従うべきだろう。つまりは水分を取って布団に包まり黙って寝る。それが最適だ。
ただ、関節痛だけは如何ともし難い。布団の中でもがき暴れていては寝られるものも寝られない。薬は嫌いだがそうも言ってはいられない、大人しく水分と一緒にすきっ腹へ鎮痛剤を流し込む。
私は薬そのものが嫌いなわけではない。私だって立派な大人だ、そんな好き嫌いがあるわけではない。
ただ、薬を飲み込むのが苦手なのだ。もっと子供のような理由に過ぎないのだ。カプセルなんて個人的には論外であり、小さい錠剤か散剤、許されるのであればシロップ剤でお願いしたいくらいである。
その点市販の鎮痛剤は素晴らしい、錠剤がなんとも小さく飲みやすいのだから。
バリウム検査はこの世の地獄だと思っている、私はそんな人間だ。1度やった事はあるがその際は飲み込めずに上を向いたままバリウムを吹き出した。まるでクジラのように。それ以来、簡易の血液検査に逃げている。いずれはやらねばならないことを考えるだけで気が重い。
12月25日、朝
本日一度目の目覚め。のそりと起き上がり、身体の調子を確認する。
体温はなんとか100℉以下まで低下した。つまりは37℃台。
どうやら無事停戦に至ったようだ。よくやったぞ彭徳懐。近現代中国史の中では相当な英雄の類だと思うが、最期が悲惨過ぎるよ彭徳懐。
とはいえまだ本調子とは言えないのだから、今日も大人しく寝ることにしよう。
昨日の夕方に書き殴った上の文章を読み返してみる。
何が言いたいのかはさっぱり分からない。暑くて寒くて関節痛が痛くて薬が嫌いだということしか分からない。いや、それで十分ではあるが。
このままアップロードするのは気が引けるものの、とはいえストック記事のテーマがヘビィ過ぎるためそれをクリスマスに投稿するのはどうかとも思う。
ええい、このまま書き殴った記事を投稿してしまうことにしましょう。支離滅裂な文章にもある種の面白みがあると信じて。
「副反応がしんどい」話がクリスマスに合ってるかどうかは・・・