コロナ禍でさっぱり停止されていた海外出張ですが、そろそろ大丈夫な気配を感じたのか、来月頃にお米の国へ短期出張の予定が入りました。実際はパンの国ですが、日本語的にはお米の国です。
まあ航空券などは真面目で勤勉な総務部様にチャチャっと手配いただけますので、行くだけならば、仕事の存在さえ忘れれば、プライベートで海外旅行に行くときよりは気楽なものです。
ただ、宿泊予定のホテルの口コミを見る限りはタオルやシャンプーとかも用意しておいたほうが良さそうですし、昨今の円安物価高を考えると食料品も多少は持っていくべきか検討が必要ですし、現地の気温に合わせた服を用意しないといけないですし、仕事外の準備がなんだかんだちょっと大変です。
後は出張前に現地の文化や習慣を多少なりとも調べておきたいところです。
私は国内だろうが国外だろうが『最悪クレジットカードさえ持っていればなんとかなるさ精神』『困っても現地で手配すればいいのだ精神』で歩き回る人間ではありますが、余計な軋轢やトラブルは避けたいので。
チップ文化に馴染みが無さすぎて辛い
今回の行先にはチップ文化があります。チップ文化がある国への渡航は初めてなので、職場の人に聞いたりネットで検索したりしてチップについて調べています。
実際がどんな感じだったかは無事帰ってきた後に書こうと思いますが、調べている感じ・・・これは、面倒なのでは?日本の同調圧力はよく話題となりますが、なんだかそれと同程度のマナー的圧力を感じます。
もちろんチップは文化であり、それを否定するつもりはありません。郷に入っては郷に従え、ローマではローマ人のする通りにせよ、です。
ただ、様々なパターンやシチュエーションでのチップの渡し方、チップの額の違い、必要な時と失礼に当たる時の違い。マナーとはそういった言外で暗黙のルールではありますが、なんとも覚えきれる自信が無いです。
別に完璧にやる必要は一切ないことは分かります。でもなるべくは温厚に物事を進めたいわけで、なるべくは覚えていってちゃんとやりたい気持ちが沸々と。
・・・もう、直接聞くか。チップの相場を。悪い人からボラれそうですけど。
私の価値観にはどうにも合わない
チップのルールを覚えられない理由の一つは煩雑で数多あるパターンのせいですが、もう一つは個人的な忌避感のせいかもしれません。チップ文化を否定するつもりはないのですが、私の価値観には合わないのもまた事実なのです。
なんというか、こう、直接お金を渡すのって性に合わないのですよ。
お金を人に手渡すときは、封筒に入れて隠したり、袖の下に入れたり、山吹色のお菓子と言い張ったり、そういった幼い頃から刷り込まれてきた感覚があるんですよね。後ろ二つはワイロ的な表現ですが、要は金銭の授受を赤裸々に行うのは控えるべきだという習慣が心身にこべりついておりまして。
祖母の家へ遊びに行った時に「お母さんには内緒だよ」とお小遣いを見えないようにポケットへねじ込んできた、そんな幼年期の原体験的にも人前で明け透けに行うべきではない感覚です。
まあ、現地ではそれが普通なのだからやるしかないのですが・・・郷に従えるか少し不安。
余談1
出張前に現地の文化や習慣を多少なりとも調べておきたい私。以前インドネシアに出張へ行った際は挨拶程度のインドネシア語を覚えていきました。
Kenalkan nama saya・・・(はじめまして、私の名前は・・・)から始めようと会議室で現地スタッフの隣に座りソワソワ待ち構える私。
奥からドアを開けて入ってきた顧客エンジニアのおじさんの第一声は
Nice to meet you!
でした。
そうか、英語だったかぁ・・・ビジネスだもんなぁ。
余談2
現地スタッフからの事前通達にテンションが下がり気味。
■夜間は3人以上でグループを作り、むやみに出歩かないように。日中も1人でふらついてはいけない。ここは暗くなったら安全な場所ではない。
治安は大切だな、と思う一文。