忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

誰か救ってくれないものだろうか

 

同僚1「予防接種行ってきまーす」

私「え、あれ、インフルエンザの予防接種って今日でしたっけ?まずい、完全に失念してました、自分は何時からですか?」

同僚2「そこに貼り出してあるよ」

私「どうもです。あー、自分は5分前ですね、やっちまいました。まだセーフかな?急いで行ってきます、場所はどこですか?」

同僚2「あっちの広い部屋だよ。問診票とお金を持っていってね」

私「はい、まだ書いてないですが、その場で書きます」

同僚2「忘れないように、ちゃんと予定表にリマインドを設定しておかないと」

私「入れたつもりだったんですけどねぇ」

 

 予定表に入れたリマインドの日付が一か月間違えてました

 もうどうしたらいいものか。

 

ポカヨケ

 ポカミス、ケアレスミス、凡ミス、うっかり、ど忘れ、などなど様々な表現をされる人のミスは、時に致命的な事態を引き起こしかねないことから、特に人のミスが許されない分野では真剣に研究されて様々な対策が考えられています。

 ポカヨケはそういった対策における名称の一つです。ポカミスを避けるからポカヨケ(避け)と、なんと言いますか非常に直接的な名付けがされています。

 ポカヨケは総称的なものですので、例えば「機械を誤って動かして怪我をしないように、人感センサーを付けて人が居る時は機械が動かないようにする」ことや「部品の組み立て向きを間違えないように、正しい向きでなければ組み立てられないような形状にする」など、人のポカミスを防ぐ全てがポカヨケと言われます。

 

 予定表のリマインド機能もうっかり予定を忘れてしまわないよう予定時間よりも早いタイミングでソフトウェアが予定の存在を思い起こさせてくれますので、厳密には違いますがある種のポカヨケです。

 

 じゃあ、そのリマインド設定をポカミスする人間はどうすれば救われるのでしょうね?

 

方法はあるが、論外

 ポカミスを防ぐためのポカヨケをポカミスする人間には困ったものです。

 まあ自分のことなんですけど。

 

 この手の対策としては、例えばダブルチェックがあります。例えば入れた予定表を別の誰かに確認してもらえば安全率は高まるでしょう。

 しかし、ダブルチェックは実際のところあまり効果的ではありません。先にチェックする人は「後の人が見てくれるから大丈夫」だと適当になりますし、後でチェックする人も「先の人がちゃんと見てやっているだろう」と適当になり、結局チェック機能を果たせなくなることがあります。

 この手の最適解はクロスチェックです。同じやり方を繰り返すのがダブルチェックで、違うやり方や違う視点を組み合わせることをクロスチェックと言います。

 例えば予定表を2つ作り、同僚に頼んでもう一つの予定表へ入力してもらえばダブルチェックよりも安全なクロスチェックが可能になります。

 

 つまり、私のポカヨケとしては秘書を雇うことが正解です。

 コスト度外視です。

 要するに、論外です。

 

結言

 予防接種の時間を忘れる程度であれば、まあもう仕方がないと諦めて受け入れます。

 限りあるリソースはもっと致命的なポカミスを防ぐことに注力します。