忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

なぜ商品企画屋の私は出張するのか

 

 今日も出張。

 昨日も出張。

 ブログを書く時間がないのだ。

 

何処から来て、何処へ行くのか

 商品企画屋が何をそんなに出張することがあるんだと思うのですが、存外にお出かけの機会が多いものです。

 いくつか類型を抽出してみましょう。

 

情報収集

 新しい製品を考えるためには市場を知っていなければなりませんので、展示会やシンポジウムへ行って情報収集をすることが仕事です。海外だったり国内でも遠かったり一日中歩き回ったりと肉体的には大変ですが、まあ面白い部類の仕事と言えます。

 

会議・打ち合わせ

 企画を起こしたり進めるためには社内外の関係者との調整が不可欠です。近頃はWeb会議の比率も高まりつつありますが、やはり出向いて対面で話をした方が合理的な場合も多々あります。なんだかんだ一番頻度の多い出張理由です。

 

営業同行

 国内外のどこへでも営業に同行することがあります。新商品が完成したから顧客に持っていってプレゼン、のパターンならまだそれっぽいですが、大抵は関係なしに営業からの同行依頼がやってきます。「新規顧客へ全体的に販促したいんだけど、技術的なことを聞かれたとき用に技術者も連れて行きたくて、でも個別の商品技術担当を連れて行くほどでもないし、とりあえず会社の商品全般の技術を全体的に把握している人が欲しい」時には商品企画屋が意外とフィットするためです。他にも色々なパターンでセールスエンジニア的なポジションを期待されて引っ張りだされます。まあこちらとしても市場情報収集の一環として了承しますが、話の流れ次第では技術的な話題にさっぱりならないこともある、そんな当たり外れのある仕事です。

 

来客対応

 もうここまで来ると企画とか一切関係なく、ただのアテンド役として駆り出されることもあります。全般的にベテランかつ社内全体に顔が利き、国内外の来客全般に対応可能な人材が揃っているためです。何でも屋の便利屋として、外国人を連れて国内の生産拠点を案内していると、自分の仕事が何なのか時々分からなくなります。

 

結言

 そんなわけで今日も出張に向かっています。

 本日は営業同行です。

 日帰りできるところなのはまだ気楽でいいですが、未だに「これ、多分技術的な話にはならないな」と思っている案件なので、そこまで気乗りはしていません。

 まあ、とはいえ今回は先輩が忙しいから代打で出張している以上、ちゃんと仕事はします。置物になるのも辛いので、なんとか話を広げねば。

 

 死ぬほど忙しい私を代打で出張させるほど先輩や上司の方が忙しい、そう考えると怖い話です。