昨今の国内政治情勢は傾注に値する動向を示していますが、私のブログでは話題として取り上げないつもりです。
当ブログでは政治の自然科学的な構造・制度を分析することを目的としているため、プレイヤーである政党関連のことは今も昔も話題にしません。
なぜそうしているかを少し分析的に説明しましょう。
分析レイヤーの違い
私は政治を社会科学的な"現象"として捉えており、台風の時の雷や季節によって変わる風の違いのような"自然現象"と同じように、人々が集まることで生じる"社会現象"として関心を持っています。
現状の制度はどのようになっていてどこにボトルネックがあるか。
想定外が生じた時にどのような故障モードが考えられるか。
妥当性と合理性はどのように担保されているか。
そういった見方であり、観察・推論・仮説検証・考察といった科学的方法によって政治を現象として分析することが私の目的です。
そして政党はその問いに対してほとんど情報を得られないことから取り扱いません。
政党とは言わば現象の結果である『目的変数』であり、要因たる『説明変数』足り得ません。現象を分析するのであれば従属的な変数は結果として確認するだけで充分であり、目的変数を用いて現象を説明しようとすると誤謬を生じます。
サッカーに例えてみましょう。
政治とはルールや競技方式など"競技全体の土台"に相当します。
一方、政党は"クラブチーム"のような存在です。
ファン同士が語り合うなら、クラブチームや選手の話題が中心になるでしょう。
しかし、クラブチームに詳しいことと、サッカーという競技そのものを理解していることは別のレイヤーです。クラブチームの話題はサブカテゴリであり、競技全体を理解するにはより俯瞰的な視点が必要になります。
同様に、政治における政党の話題は「どのチームが勝った負けた」といった娯楽的な消費に近く、制度そのものの分析とは目的が異なります。
私が関心を持っているのは「ルールや制度の課題と対策案」などであり、クラブチームの勝敗ではありません。
結言
要するに、審判制度を議論する際に、特定チームの応援を持ち込まないのと同じことです。政治全体を科学的に分析する上で、政党を取り扱う必要はありません。
どちらが偉いとかどちらが悪いとかそういったことではなく、単純にレイヤーが異なっていると考えています。
余談
ちなみに国際政治情勢も激動で、色々と語りたい部分はあるのですが、特に中東関連のトピックは積極的に取り上げません。
理由は単純で、私の知見が浅いためです。あの辺りは専門家でないとまともな分析はできないと思っています。