ある企画部のある1日。
言われるがまま
上司「明後日、中国の営業部長が埼玉の工場に行くらしいから同行してあげて」
私「はい、分かりました。ちなみに何処の部署と何時から何の打ち合わせをするんですか」
上司「分からない」
私「分からないですか、まあ、はい、分かりました」
先輩「それで『分かれる』のも凄いな」
たしかに。
翌日。
私「明日のことなんですけど、上司から同行するように言われたので一緒に行きます。何処の部署と何時から何の打ち合わせをする予定ですか?」
営業「あちこちと、だいたい9時前後から、色々と打ち合わせをする予定だよ」
私「分かりました、じゃあ8時頃には工場に行きますので、現地集合で」
こんな感じだと分かっていましたので、分かるしかないです。中国人の方は土地が広くておおらかなため、時間感覚がルーズなところがあります。
そもそも同行自体が企画の本業ではないので細かいことを考えても仕方がありません。なんでも屋として、あるがまま、臨機応変に仕事をこなすだけです。
今回はいつものように「打ち合わせのファシリテート」「工場と営業に対して本社側の意向の説明」「議事録作成」「工場と営業が喧嘩しないように仲介」あたりを求められているのでしょう。
特に最後のは重要です。まあ、企画の仕事ではありませんが。
古巣とバス
埼玉の工場は古巣なので懐かしさを感じる、こともなく、月に数度は赴いているので特に感慨も何もあったものではありません。
せいぜい「車通勤は楽だったな、電車とバスを乗り継いでいくのは面倒だな」と思うくらいです。工場はその性質上、大抵は僻地に建てられますので交通の便がよろしくないのが弱みだと思います。
ちゃんとしたタイミングで最寄り駅(徒歩1時間)に行けば会社のシャトルバスに乗れるのですが、個人的に、あまり乗りたくない気持ちです。
なんとなくの気恥しさと窮屈さを感じるためですが、理由は上手く言語化できません。
もしくは単純に、本社と工場は勤務時間が違うため、シャトルバスに時間を合わせると1時間ほどサービス労働が生じるのが嫌なだけです、恐らく。
或いは、昔の新人のやらかしを思い出すためでしょうか。
新人研修の講師として技術を教えるため朝イチに会議室へ行くと、聞いていたよりも新人が2人ほど少ない。「今日はお休みの子がいるのかい?」それに対して申し訳なさそうな声色で答える若者。「すみません、2人遅刻します。朝、駅で乗るシャトルバスを間違えたと連絡があり、先程違う会社の工場に着いたそうです」「そんなことある?いや、まあ、ありえるか?とりあえず慌てずゆっくり向かうように伝えておいて」
工業地帯で各社のシャトルバスが駅前に来るとはいえ、さすがに聞いたことがないアクシデントでした。当人たちからしたらたいへん慌てたことでしょう、まあ微笑ましいレベルのミスです。
なにはともあれ色々な気持ちが混淆しているため、会社のシャトルバスにはそんなに乗りたくない気分です。
結言
埼玉の工場は比較的近場なので身体的な疲労は大したことないですが、飛び込みの仕事のため本業が滞るのだけは困ります。