帰省しているため、年始の昼間はパソコンに触れる時間は無く、夜間はひたすら両親から飲酒を強要されるおうちですのでやはりブログを書く時間が無いため、早朝の間に緩い話をフリーライティングしてさっと投稿しようと思っています。
ただその前に、能登半島での地震において被災された方々の無事と安全をお祈り申し上げます。この寒い季節に余儀なく避難されている方々や被災された方々の心中を思うと辛いです。災害はTPOを弁えないとはいえ、なにも正月に来ることはないでしょうに。
自然災害は多いが、対処・適応策も多い
日本は自然災害の多い国です。
過去にも取り上げたことがありますが、日本は世界の国々と比較すると自然災害への暴露が3番目に高い国だと評価されています。
自然災害が多い国のほとんどは自然災害リスクのランキングでも当然ながら上位に位置しています。
しかし日本は世界で3番目に自然災害が多い国でありながら、自然災害リスクのランクは28位と健闘しています。これは日本と同様に自然災害への暴露が多い先進国のアメリカ(暴露6位:ランク18位)やオーストラリア(暴露9位:ランク22位)よりも優れた順位であり、間違いなく日本の強みだと言えます。
日本では自然災害に対する人々の感受性が高く、自然災害に対処できるだけの資源と能力を社会が事前に備えており、中長期的な目線をもって将来的にも自然災害へ適応するための努力を皆が払っていることが評価されているためです。
残念ながら自然災害は避けられません。少なくとも日本に住んでいる以上は大なり小なり何らかの自然災害を被ります。しかし日本は世界でもトップ級に自然災害への対処策と適応策にリソースを費やしている国です。だからこそ被災された方は遠慮なくその仕組みを利用してもらいたいですね。
実家が寒い
自然災害の話は少し気が重くなるので、最後に帰省中に考えていたことを話しましょう。
私の現在の生息地と実家は車で2時間以内の近場ですので、そこまで平均気温に差はありません。
ただ実家は平野部と山岳部が交錯した地域のためか風が強く雷の多い街にあるため、体感気温はとても低いです。里帰りをする度にそんなことを思います。率直に言えば馬鹿みたいに寒いです。
子どもの頃は自転車が前に進めなくなるほどの強風と肌寒さが普通のことだと思っていたものです。今はあまり風の吹かない地域に住んでいるため、この風と寒さはこの街の特徴なのだと気づくことができました。
つまるところ、誰しも必要だとまでは言いませんが、多少なりとも旅行や引っ越しをして経験を増やすことには意味があると感じるばかりです。
もちろん物事を絶対的な尺度で評価することも悪いことではありません。「私が好きだから好きなんだ」とすることはなんら問題無いでしょう。
ただその評価を人に理解してもらいたい場合は否応なしに双方で理解できる共通言語を用いて相対的な尺度で評価する必要があります。その相対化の一歩が比較であり、比較対象を経験によって増やすことはとても効果的です。