忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

異なる意見には価値がある~ヘーゲルの弁証法

推論をする際の論理展開としては一般に帰納法と演繹法があります。他にもいくつかありますが代表的なものはこの2つです。 帰納法と演繹法 帰納法は各種の事例やデータから結論を推論する方法です。「あそこで見たカラスは黒かった」「こっちで見たカラスも黒…

子どもは寒さに強いことへの疑問

寒いです ここ最近めっきり冷え込んできてとにかく寒く、もうすっかり冬気分です。冬は好きですが寒いのは別に好きじゃないです。でも暑いよりはマシなのでやっぱり冬が好きです。でもゾウさんのほうがもっと好きです。松本引越センターの全国CMって2002年に…

若者は政治活動をした方が良いと思う理由

すみません、昨日の記事は私の言葉が不足していたため補足の記事を書きます。 日本は若者が政治活動をしなくても生きていける国ではありますが、だからといって若者が政治活動に参加する必要はないとは思いません。若者の投票率・政治活動への参加率が低いこ…

若者の投票率が低いことは悪い、とは言い切れない

第49回衆議院議員総選挙の投票日が近付いており、各所で選挙について語られています。日本の投票率はIDEAの調査によると196か国中158位であり諸外国に比べて元々低いのですが、特に話題となるのは若者の投票率の低さです。 若者の投票率が話題となる理由は人…

脆弱国家ランキングから学ぶ【スーダン】

2021年10月25日、アフリカのスーダンで軍事クーデターが発生しました。クーデターの詳細や政治的背景については報道を待つのみですが、事前知識の学習としてアメリカのシンクタンク平和基金会(The Fund for Peace:FFP)が毎年発表している脆弱国家ランキング…

石炭の代わりに木質ペレット?

もうすぐCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)が始まります。今回の議長国はイギリスです。イギリスはここ数年で石炭火力発電を急速に縮小させており、2024年には全廃することを目指しています。またイギリスを含む欧州では石炭の代替として木質ペレット…

好きな【連載中の漫画】10選、10選は少ないって!

はてなブログの特別お題「好きな◯◯10選」に挑戦したいと思います。私はなんでもかんでも好きな雑食人間ではありますが、何かを10選で選ぶとなればゲームか漫画、本、映画、ドラマ、webサイト、ブログ、歴史上の人物あたりを紹介したいです。うーん、全然絞れ…

技術屋から見た工場の仕事と人々

私は工場の隅っこの事務所で働くしがない技術屋です。ふと、もっと現場の具体的なことも書いてみようと思い至ったため、技術屋から見た工場について語ってみます。 工場と言っても作るものや規模によって中身は千差万別、まったく異なるものです。そのため同…

海外の芝生は青い?

「海外では○○○○○、だから日本は遅れている/ダメだ」という文章は一種のテンプレとして構文化していると考えます。このテンプレを用いる人のことを海外出羽守と揶揄するようなこともありますが、実際のところはどうなのか考えてみましょう。 情報の流通は少な…

悟りと価値観の関係~宗教観に関する私的な見解

物事の善悪・好悪に関する価値観について考えていると悟りとは何かという考えに辿り着きます。悟りたいと考えている仏教ガチ勢というわけではないのですが、少し悟りについて考えてみます。もっとも、具体的な話はお坊さんの説法や書籍を読んだほうが良いで…

多様性とはどのような概念か~アライメントで考えてみる

大変ありがたいことに多様性に関する問題提起をいただいたため、個人的なアンサーを考えていました。もちろん私の意見が絶対的に正しいものではなく、人それぞれ多様性に関する意見はあると思います。しかしそのように多種多様な見解があることこそがダイバ…

キーボードを買い換えましたという日記

話の掴み なんだか急に寒くなって驚きます。え、秋君はどこに行ったの?旅行?いいじゃん、でも事前に連絡はしておいてね、報連相って大事だからさ。 ということで、ワクチンの副反応による不調も収まりさあ元気になったぞというところで季節の変わり目、一…

歳を取ってからのほうが勉強は楽しい

若い頃に勉強が好きだった人は少数派だと思います。居ないことは無いでしょうが、「学校の勉強楽しいぜー!宿題大好き!授業最高!」というのはなかなかにレアケースでしょう。 反面、歳を取ってから勉強が楽しくなる人はそこそこの人数がいるように見受けら…

お題というものに初めて挑戦【はてなブロガーに10の質問】

半年近くはてなブログで駄文を書き散らかしているというのに今までお題にチャレンジしたことがありませんでした。多分天邪鬼だからですね、子供の頃からそうでした。やれと言われたらやりたくなくなるのです。やるなと言われたら?そりゃあやるに決まってる…

男は見栄を張らなければ死ぬ生き物である

男にとっての面子 今回は真面目な話ではないので、断言調に書きますが統計的なデータはありません。たまには根拠の無い大雑把な話をしましょう。 世の男性の大半は見栄っ張りで面子を気にします。プライドが高く、時に面子を傷つけられることを恐れて攻撃的…

苛立ちは自らの期待が原因のことが多い

若手に対する期待値 全然怒らない事ということで後輩からは定評のある私です。ごめんね、怒るほど期待してないだけなんだ。怪我しないように気を付けて、悪い報告だけはすぐにあげてくれれば後はまあ、ほどほどでいいよ。 期待値を低めにしているのはなるべ…

真面目である、という悪癖

最近真面目風な記事ばっかり書いてしまっている気がします。ダメダメですね、もっともっとふざけないと! どうにも疲れて弱っていると真面目風になってしまいます、その方が楽なので。楽に逃げてしまっているのです。いや、もちろん真面目が悪いと言っている…

勉強はなぜ必要か~面白おかしく生きるために

「勉強ってなんの役に立つの?」 誰もが子供の頃に考える疑問です。大人になっても疑問に思うかもしれません。「え、勉強って面白いじゃん?」というのが私個人の答えではありますが、万人に適用できる汎用的な答えは見当たらない、なかなか難しい疑問だと思…

なぜ続けているのか、ふと我に返る

先日、ワクチンの副反応による高熱にうなされながら記事を書いていましたが、さすがに途中でふと我に返った時間がありました。なぜ私はこんな状態で文章を書いているのだろう、寝ればいいのに。その時は寝るのが嫌いなことが原因だろうと思って書き続けまし…

欧米と日本における同調圧力の違いに関する考察~同質化と強制の違い

日本は同調圧力(ピアプレッシャー)が強いという言説を度々聞くことがあります。実際のところはアメリカや日本の心理学者による研究から、個人主義的な欧米人と集団主義的な日本人の間では同調圧力に有意差が無いことが分かっています。 『ウチ』への同調 日…

【書くことメモ】を一気に消化する【第2弾】

ワクチンの副反応による発熱は収まりましたが、頭痛がどうにも取れず何かを考えられる状態では無い感じです。 書きたいことはたくさんあるので記事ストックなんてそんなに用意しなくても毎日投稿できるだろーと緩く思っていましたが、身体的な都合で書けなく…

人間関係を円滑にするには相手の嫌いなものを知ること

記事タイトルだけで終わっている気がしますが、もう少し書いてみます。 地雷を避ける 人間関係を円滑にするには相手の嫌いなものを知ることが手っ取り早いです。人間関係が円滑であるということは、阿吽の呼吸で物事を協業できるというレベルである必要は無…

反出生主義のロジックと公理

親ガチャという言葉がバズって以降、少し勢いが衰えていた反出生主義も再び話題に挙がるようになりました。今回は少しヘビーなテーマとして反出生主義を取り上げてみます。反出生主義は”主義”であり、つまりは考え方の話である以上良い悪いや優劣は水掛け論…

楽観主義は時にどうにもならないという雑談

今日の記事は10月7日の午後に書いています。いつもの通り記事公開とは時差がありますことを了承願います。 私は基本的に楽観で生きていこうと考えています。頭が悪いので物事が上手く運ばなかった時のことまで考えていられないというのが理由です。なんてろ…

感性の連鎖~刺激は他者があってこそ

刺激というと身体的なイメージが強いですが、今回は心の刺激についてです。 他者のおかげ ワクチン接種のために会社から有給休暇をもらいましたが、薬局やスーパーに行って準備が終わってしまうと注射の時間まで暇です。そのため記事を書いてみます。まあ投…

権力の監視はジャーナリズムの本業ではない

ジャーナリズムとは、誰かが報じられたくないものを報じることであり、それ以外はすべて広報である。 Journalism is printing what someone else does not want printed; everything else is public relations. ジョージ・オーウェルが言ったとされる言葉で…

タマゴが先か、ニワトリが先か~新製品の開発における課題

ヒヨコが先でしょうか、それともニワトリが先でしょうか。 もちろんヒヨコです。 ・・・開幕ボケてますが、新製品の開発について一応真面目な話をします。 新製品開発におけるタマゴとニワトリ問題 昨今のグローバル化による市場激化と競合の増加、不安定な景気…

個性は保護するものではなく、現実と戦う武器である

「みんな並んでゴールしよう」 今でもやっているのかは分かりませんが、以前に学校教育がそういう流れになったことを覚えています。櫻木ゆめのさんにいただいたコメントで思い出しました。コメントに対して返信させてもらったことについて、少し深堀りしてみ…

格差が騒がれているが、実際どの程度の数値なのか?

格差だ格差だと煽るような記事の見出しが世の中に溢れています。毎日のようにそういった情報を目にしていれば若者が不安や怒りを覚えるのも仕方の無いことです。 確かに格差はあります、しかしそれはどんな時代どんな文明どんな社会体制であってもです。人そ…

残業は無能の証と言われる悲しみ

しょうもない技術屋の言い訳をば少し。 職種によって残業の概念は異なる 所定の勤務時間内に仕事を終わらせるのが有能で、残業するのは無能である。 という言説は社会人であれば聞いたことがあるかもしれません。 いや、まあ強く否定するつもりはないです。…