忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

正しい情報・事実だけを流通させれば陰謀論は無くなるのか?

陰謀も、陰謀論も、事実からではなく「人の頭の中」から生まれる。 陰謀論とフェイクニュース 陰謀論とフェイクニュースは強い相関があると考えられているため、セットで語られることの多い概念です。 実際、「不確かで、曖昧で、誤った、事実と異なる情報を…

優しく労わってくれるAIを探せ

AIに癒しを期待する現代の現実逃避手法に挑戦。 AIならきっとなんとかしてくれるんだ・・・ プレゼン資料作りが終わらない 来週、合計7時間くらいのプレゼンがあるので、1ページ1分としても420ページ。そんなに作ってられないので300ページくらいに抑えるとして…

「戦争を望むのか」という誤解と詭弁論法

話し合うためには、相手を「悪魔化」してはいけない。 すれ違いの勘違い 安全保障の議論では、しばしば次のような言葉が飛び交います。 「抑止力が働かなければ戦争リスクが上がる、戦力を持たないなんて、そんなに戦争をしたいのか」 「他国の有事に首を突…

人種的多様性って概念は大丈夫なのか?

ちょっと心配。 思った以上にヘヴィなテーマな気がするので、語り口はいつもよりも緩めにします。 人種的差異の社会的否認 SNSのニュース欄で、「日本は人種的多様性が世界最下位」みたいなヘッドラインを見かけました。 どんな基準で集計されたランキングな…

仲間意識の違い

私はこのブログにおいて、できる範囲で両論併記した上で、比較的明確に自らの意思表示や意見表明をしていると思っています。 ただ、その目的は教化や啓蒙ではなく、ましてや誰かの意見を否定するためではありません。むしろ異なる意見を持つ人による反論や異…

公衆衛生のために個人の自由を制限するべきか

超加工食品に関する報道からの連想。 超加工食品、言葉の響きがすでに強い 超加工食品を巡ってアメリカで訴訟が起きたとのニュースを見かけました。どうやら、ガンや心臓病などの疾患と関連付けられる超加工食品を「欺瞞的に」製造・販売促進したとして大手…

AIを使うと「お利口さん」になるのか、「お馬鹿さん」になるのか

何事も両面的。 両極端な研究結果 新しいものが社会に広まるとコミュニティや社会の価値観・利益・幸福などを脅かすという広範な恐怖感が生じて、その功罪や有害性が盛んに議論の俎上に載せられるようになります。 モラル・パニック、或いはソーシャル・パニ…

客ニモマケズ 会議ニモマケズ

客ニモマケズ 会議ニモマケズ 資料ノ急ナ修正ニモ プレゼンノ失敗ニモマケヌ 丈夫ナ神経ヲ持チ 欲ハナクハナイガホドホドニ 瞋ルト話ガススマナイノデ決シテ瞋ラズ イツモシヅカニ市場ノ声ヲ聞キ 一日ニコーヒー七杯ト オニギリヤベントウヲ適当ニ食ベ アラ…

師走は本当に忙しいのでございます

色々と忙しくてメンタルが疲れているのを感じます。 一息入れるべきタイミングなのは間違いないですが、むしろ追い込みをかけないといけない状況です。 心の平穏のため、なんだかカテゴライズしにくい雑談記事を書いて調子を取り戻しましょう。 良さげな話も…

人類最後の砦は心であり、いずれ宗教が再興するであろう

拙き当ブログ、日々場末にてひっそりと息をひそめておりましたところ、常よりコメントを賜り、かつ拙者が愛読しているブログの御仁――ムっくん (id:nmukkun)殿――より、ありがたき「ブログバトン」なるものを頂戴いたしました。 されば、縮こまりつつも「これ…

膨張する国家と周辺諸国の必然

『彼を知り己を知れば百戦殆からず』、と申しますように。 まあ、結論としては『百戦百勝は、善の善なる者に非るなり』ですが。 動機はさておき目的は理解する必要がある 台湾海峡の軍事的緊張に関する話題が延々とニュースで流れ続ける昨今ですが、個人的に…

人の優劣や上下を収入で判別することの非論理性

暴論に暴論で返す試み。 宜しくない質問 『人の優劣や上下を収入で判別する』 『収入を人の価値の物差しにする』 そのような方が世の中にはいらっしゃいます。 思った以上にストレートな質問になるので人様へ直接は言わないのですが、そういった方は、こう聞…

国際戦略研究所CSISが語る日本の安全保障戦略の抄訳

個人を批判する目的ではなく、情報を見比べるための整理。 CSISの近頃の見解 某所にて、政治学者ブレジンスキー氏の意見を引用しているのを見かけました。 「日本はアメリカのグローバル・パートナーであっても、アジア大陸の外縁に位置する中国に対抗する同…

お仕事中の会話シリーズ

緩く話をしましょう。 本当に人が足りないパターンだった 「うちの部署、根本的に人が足りないよな」 私「まあ、贅沢は言わないですけど2、3人は追加で欲しいところですね」 とはいえ人手不足はどこも同じですし、人手が増えればいいわけでもありません。 そ…

チベットの現状から見る中国の統治

西側の色眼鏡はあるものの、少なくともユートピアではない。 Freedom in the World 「日本が中国に支配されたらアメリカのような占領とはならない、チベットのようになるぞ」とした見解を見かけたことがあります。 実際のところチベット的な占領政策、「外部…

特に何も考えていません

ヘヴィなテーマで書き始めた記事がどうにも書き終えるのに時間が掛かりそうだったので、もう少し軽いテーマにして時間稼ぎをするかと書き始めた記事がどうにも書き終えるのに時間が掛かりそうなので、どうしようかと悩んでいるところです。 テーマの選球眼が…

属人性の解消は長期的な対策

しつこいくらいに語っている私の弱点として、季節の変わり目に弱いです。 もちろん大抵の人は強くないかと思いますが、私の場合は「強くない」ではなく明確に「弱い」ですので、グレードはより下です。寒暖差が数日続くと簡単に熱疲労を起こします。 つまり…

どうすればゆっくり喋れますか?

けっこう本気で困っていたり。 よく指摘される このブログで用いている言葉は、多少なりとも丁寧な言い回しとなるように心がけてはいますが比較的素のままで書いています。口語調から文語調へ変えているところも多少ありますが、長ったらしい表現や説明調の…

ロボットアームのように生きるのだ

軸を複数持つ、という意味で。 ビックリするほどピンとこないタイトルかもしれませんが、私的にはしっくりきます。腕がそれぞれ肩・肘・手首に回転軸を持っているのは、それが便利だからです。 ええ、まあ、何を言っているのか分からないと思うので説明して…

チャイナリスク、ではなく「チャイナ」と「リスク」の話

今年は海外出張が少なくて気楽だなー、なんて油断していたら、急遽12月に中国へ行ってこいとの指示を受けましたので、日中関係がこれ以上もつれたりしなければ来月の中旬以降に行ってきます。 実に突発的。 旅程はこれから詰めますが、日程次第ではクリスマ…

人手不足で良いことなんて何もない

人が減ることのショックを甘くみてはいけない。 困った困った 少子高齢化の波に呑まれて私の会社もご多分に漏れず人材が減りつつありますが、どうにもその衝撃が充分に社内で理解されていないように感じます。 先日も、技術的な課題に関して「お前ひとりでや…

ニュース配信サービスも偏っている

ニュースアグリゲーターを通してニュースを広く見ているからバランスが良い、わけではないことに関する注意。 ニュースアグリゲーター エコーチェンバー・フィルターバブル・情報カスケードなどの危険が喧伝される昨今において、それらを避けるためには情報…

開発途上国の援助には意味がある

素朴に、救える命は救ったほうがいいと思いますが、それはそれとして利も説いてみます。 ODA削減の影響に関するニュース報道 本邦でも「ODAに税金を使うな」とした声が右派辺りから気軽に上がることもありますが、ODAの主目的は「開発途上国の経済発展と福祉…

これぞイギリス、これでこそイギリス

やっぱりイギリスさんの面の皮の厚さは凄い。 日本も見習わなければ・・・見習うべきか? ODAの減少予測とイギリスの戦略 イギリスにあるシンクタンクの英国王立国際問題研究所で興味深い研究が発表されていたので読んでいました。 抄訳しながらコメントしてみ…

生成AIは自己分析もしてくれる

機械に人間を分析させる楽しみ。 唐突な性格分析 急に思い立って、「私とのやり取り記録から性格分析をしてくれ」とAIさんに頼んでみました。 人柄や性格は対話の中に滲み出るものですので、何度もやり取りをしているAIさんならばちゃんと分析できるのではな…

野生動物との共存に関する学びの記録

近頃は毎日のように熊のニュースを見かけます。 私のような機械工学畑の人間はどうにもこの辺りの自然・環境・動物・生態などの学問に疎いところがありますので、具体的なところが分かりません。 そういう時は専門家の見解を学ぶことにしています。 今回は機…

科学を擁護するための公正な天秤

なんとも言及し難い『気候変動』に関して、COPの時期ですので及び腰ながら語っていきましょう。 私は科学を否定しているのではなく構造を否定したいのであり、むしろ科学を擁護したいのです。 非対称性のある言論空間 気候変動に関する言論は、率直に言って…

使えるものは何でも使え、ただし倫理は忘れずに

Don't be evil(邪悪になるな)は、本来の文脈にちゃんと接続されていれば有益なモットーだと思います。 実用主義(プラグマティズム)の考え方 生家の家訓、と言うほどでもないですが、よく家庭内で使われていた言葉の一つに「立っている者は親でも使え」があり…

リアリズムとリベラリズムから見る台湾海峡の軍事的緊張

一度整理しておきたかった話題として、台湾海峡の軍事的緊張をベースに、安全保障に関する考え方の違いをまとめてみます。 安全保障論の二大思想 安全保障に関する理論は大きく二つの思想に分けることができます。 一つはリアリズムで、もう一つはリベラリズ…

内政不干渉の原則と、その例外

内政不干渉の原則はどこまで有効なのか。 国際関係論・平和学・倫理学などに興味あり もう少しだけ台湾有事の話をしましょう。 少し頻度が多いと思われるでしょうが、私の関心分野の中でも「戦争と平和」はかなりの比重を占めており、台湾問題に関しては注視…