忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

政治家の任期を伸ばすことの愚かさ

政治に求めるもの。 民主主義にも存在する独裁官 近年、各国でトップの延長論が様々出ています。 少し前であれば安倍総裁の任期延長や習近平主席の任期制限撤廃、プーチン大統領の任期延長改憲などが代表的で、現在はアメリカでトランプ大統領の3選を可能に…

昔に比べて「職業病」を意識しなくなった

厳しめの論調や結論の記事が増えていると疲れを実感する。 写し鏡 当ブログは特に方向性もなく日々思い付いたことをつらつらと書き連ねているだけの雑記ブログです。そのため毎日思考したことが赤裸々に記録されていきます。 そうなると当然ですが私自身の精…

正義と善の乖離

埼玉にある事業所の工場で設計をやっていた去年までは営業への不満を漏らす人をちょこちょこと見かけていましたが、今年から本社に来た結果、工場への不満を漏らす人をちょくちょく見かけるようになりました。 そんなよくある光景になんとも言えない感慨深さ…

経済に関する論争を見る度に思うこと

自然科学屋からすると経済学は別世界に思える。 何を善とするかの基準 古典的な自然科学は非常に”硬い”学問です。科学的手法と再現性が非常に重視されており、いつ、どこで、誰がやっても同様の結果をもたらす法則を取り扱っています。 そこには意思や思想信…

ストレッチ目標は人を選ばなければならない

ビジネスは環境に依存します。 そして手法とはツールのことであり、ツールは環境に依存しません。 よって世に謳われているビジネス手法には再現性がありません、スティーブ・ジョブズと同じことをして同じ手法を使えば同じような成功者になれるわけではない…

不真面目なりの真面目

ちょっと喉が渇いたなとお湯を沸かしてお茶かコーヒーを飲もうとした時、ふと先日里帰りした際にもらった味噌汁が目に付いたので、味噌汁を飲むことにしました。 結論としては、喉を潤すために飲むものではないな、といったところです。当たり前のことですが…

国際関係を善悪で捉えることの誤り

「中国が軍事(又は経済)で他国へ侵略的な攻勢を行っている」 と聞いて、そんなことはない、そんな悪い国ではないと反発する人を見かけることがあります。 今回はそういった国家間のコンフリクトに関する雑記を。 国際社会の基本 当ブログでも度々述べてきた…

正の陰謀論を見たい(人任せ)

誰かやってくれないかな。 陰謀論とアノミーの相関 過去にも学術研究を取り上げた記事で紹介したように、陰謀論はアノミーと強い相関を示します。 ◆陰謀論者の特徴 - 忘れん坊の外部記憶域 アノミーとは、難しい言葉で言えば「個人が従うべき道徳的価値観、…

ふと思ったことを、ふと書くだけの日記

ふと思ったこと。 発想のスケール 「タワマンに住みたい」みたいな意見がありますが、ふと、それはスケールが小さいのではないかと思いました。 19世紀アメリカのゴールドラッシュで一番儲けた人は砂金堀りではなく道具屋であると言われるように、タワマンに…

選挙を通じていない権力者の是非

論理ではなく好悪に帰結する話。 政治任用制度 ここ最近見かける言説の一つに次のようなものがあります。 「イーロン・マスクがアメリカで権力者となりつつある。選挙を通じて民衆から選ばれた政治家ではない人間が、金の力で権力を得るのはいかがなものか」…

癒しが必要だと求めるのもまた本能

非常にストレスフルな案件が一つ片付いたので、少し気楽な気持ちに。 まあ、現実はまったく楽になっていないのですが、何事も心持ち次第です、はい。 何はともあれ、今日も今日とて朝に更新できず夜にブログを更新することと相成りました。いつになったら元…

珍しくホームシック気味な日記

里心がつくから帰省するのか、帰省するから里心がつくのか。 人によるとは思いますが、私は後者です。 盆正月程度にしか里帰りしない程度にはホームシックと縁遠い人間ではありますが、たまに珍しく実家に帰ると多少の里心がつきます。 まあ何がある所でもあ…

権威や権力に対する不服従の違い

本日は祖父の三回忌へ参加してきました。 三回忌ともなれば故人を偲びつつも、親族の近況確認的な側面が強くなります。そういった場に参加しないと色々と後々の面倒を引き起こしかねませんので、ホームタウンを離れて暮らしている私でもさすがにちゃんと参加…

遺伝であろうと、習慣であろうと

休暇ではありますが、祖父の三回忌があるため少し時間の余裕が無い感じです。 明日は喪服を着込んで実家へ里帰りしなければなりません。 正月に一度帰りましたので、これで一週間ぶりの帰省です。ほとんど親元へ帰らない親不孝者の息子のため、これだけ短期…

世間よりも自分を大切に

見ない選択。 怒りの増幅器 SNSを筆頭に、何かしらへ日々怒っている人をどこでも見かけます。 これは別にSNSに限定した話ではなく、飲食店やコンビニなどでも見かけることがあるように、どこにでもそういった人は居るものです。 SNSでの怒りが目立つのは単純…

未来を予知する能力が欲しい

困ったことに、まったく習慣が戻らない。今日も今日とて夜に慌ててブログを書いています。 具体性が無いことに慣れない いつもであれば通勤中に「今日はブログに何を書くかな」くらいのことを考える余裕があるのですが、近頃はどうにもそこまで気が回りませ…

中国とアメリカに感じた近似性

大国は似通るものなのか。 モザイク状の発展 一週間程度ではありましたが、12月は中国へ出張に行きました。 行った先は広州や重慶のような都会です。上海や北京ほどではないそうですが、さすがに日本とは規模感が異なりまさに大都市といった感じでした。なに…

八面六臂が欲しくなるけど、ちょっと見栄えは悪い気もする

年始早々にヘヴィな仕事がドカンと舞い込んで参りましたので、思った以上にスロースタートを切れなかった気分です。 そのせいで正月ボケの頭がてんやわんやしていてさっぱり思考が働かないため、相変わらずの日記的な記事でお茶を濁させていただきます。 本…

赤裸々に語るとしても、TPOは弁える

正月の連休も明けましたので久しぶりに真面目なテーマで記事を書こうとヘヴィな題材の記事を朝から書いていたのですが、ほとんど書き終えたものの破棄することにしました。 そんな空っぽな状態でまた一から書き直しですが、今回はあえて破棄した理由を話題と…

世の中は理不尽であり、合理でもある

いや、まあ、朝に投稿しようと思っていたのですが、そうは行かないのが現実というもので。壮大な前振りからの、実に残念な結果です。 まとめると、そろそろ通常通り朝に更新するスタイルへ戻すためにも連休最終日の明日は朝に投稿したいと思っている、そんな…

自己開示的な日記

自らが人生のハンドルを握るのであれば、自分がどんな人間かを理解しておくことが肝要だと思っている。 なんて、そこまで重い話ではない雑談です。 朝に更新してきた理由 今日も今日とて夜に更新です。 いっそこのまま夜に更新するスタイルへ変えてもいいか…

高齢者こそ今すぐの行動が必要だという厳しい現実

正月三日目。 幸い体は元気になりましたが、年末年始にリズムを崩したせいでまったくいつもの調子に戻りません。ブログもここの所夜に慌てて更新している始末。普段であれば朝にササッと書いてひょいっと気楽に投稿していましたが、残念ながら朝に時間を取れ…

おせち料理が美味しいことの幸福

正月二日目です。 インフルエンザが流行っているこの時期、体調が悪い中で長距離を移動して実家へ帰ることは気が引けたため控えていましたが、体調が回復したのでようやく帰省できました。盆正月くらいしか顔を出さない親不孝者の長男ではありますが、むしろ…

新年早々躓いた気分

新年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 さて、思った以上に体調が悪いので困ったものです。今日も寝てばかりでした。 年始の長期休暇ですので元々出掛ける予定も無し、ゆったりまったり寝て過ごす予定だったことには変…

休みの日に体調を崩すのは社会人らしくて少しイヤ

大晦日。 2024年もいよいよ最後の日となりました。 そんなラストデイに、私は少し体調を崩し気味です。 仕事を休んで生活のリズムが崩れると体調も崩れる、そんな余計な連動はいらないのですが。 今日は最終日らしく一年の総まとめなんかをやることが筋の日…

専門家はそのためにいるのだから、我々のような素人は待てばいい

昨日今日は、習慣的に見ているニュースなども一切合切断ってリラックスした時間を過ごしていました。隣国で大きな事故があったようですが、今回はそれすらほとんど目を逸らしています。 私のような技術者は別業界であろうとも事故の情報を収集して学びとする…

仕事は主食で、休日はデザート

そんな気持ちです。 休日はデザートのようなポジション いよいよ待ちに待った年末年始の連休に入りました。メーカー勤務ですのでお休みは基本的にカレンダー通りです。 私は長期連休を持て余してロスタイム的に残務処理をしてしまうようなワーカーホリック気…

年末も近付く中の日記

真面目な話ばかりでは疲れてしまいますので、軽い話を。 旅費精算 海外出張旅費精算は面倒くさいと先日ぼやきましたが、今回の海外出張に関する申請資料を提出した後の会話。 課長「そういえば、海外出張のはちゃんと出てるけど国内出張の旅費精算が滞ってな…

書類の電子化は労働負荷を高める

旧弊をただ無くせばいいわけではなく、新しい仕組みによって生じる弊害にも対策を。 電子化の潮流とメリット 紙とハンコは現代のビジネスにおける典型的な悪役です。時代遅れであり、廃止すべき旧弊だと広く認識されていることでしょう。 私自身、非合理的な…

個人のエラーを責めることは事故調査の目的ではない

センセーショナルな見出しは、事故調査に対して不誠実で有害だと思う。 事故調査の目的 2024年1月2日に羽田空港で発生した海上保安庁とJALの飛行機の衝突事故に関して、運輸安全委員会(JTSB)が事故調査の途中経過を報告しました。 それに関するニュース記事…