忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

袖が嫌いなんだ

 そーですか(激寒ギャグ)

たまには嫌いなことを話そう

 さて、何事も無かったかのように本題。真面目な記事と不真面目な記事の温度差が酷くて風邪を引きそうですが、これがこのブログのスタイルなので諦めます。

 私は基本的には嫌いなことを語るよりも好きなことや楽しいことを語った方が面白くない?派の人間なのですが、たまにはハッキリと嫌いなことについて語ってみましょう。好き嫌いはいけないとおじいちゃんから夕飯の度に拳骨されて教わったので、そもそもそこまで嫌いなものがあるタイプではないのですが。

 ただ、とにかく絶対に何がなんでも嫌いなのが袖(そで)です。衣服の一部の、筒状で、身頃の側面に2つ付いていて、腕を通す、アレです。柚(ゆず)に漢字が似ていますけど、袖です。

 大多数から変だと思われていることを知りつつも極めて一部の人から共感を得られることを期待し、私は袖が嫌いであることをここに声高く表明するものであります。

いつでも袖をまくる変な奴

 できるだけ、可能な範囲で、許される限り私は袖をまくります。専門用語で言えば腕まくりです。専門用語ではない気もしますが気にしません。今のように寒い時期でも当然の権利が如く袖をまくります。さすがにコートやスーツを着ている時はまくりませんが、普段の仕事着は会社支給のユニフォームですので気兼ねなく腕まくりをしています。スーツの時でも上着を脱いだらシャツの袖をまくります。

 冬でも短時間であれば袖をまくったまま外を出歩くくらいには腕まくりがデフォルトスタイルです。顧客やサプライヤーの来客対応時ですら下手をすれば袖をまくっています。直すのを忘れているだけです。部屋着だってロンTの袖をこれでもかというくらいきっちりとまくります。差し馬か追い込み馬かという勢いでまくるのです。袖はもうヨレヨレのシワシワです。

袖がとにかく嫌い

 冬に腕まくりして寒くないの?とよく聞かれますが、ものすっっっごく寒いです。暑いから袖をまくってるんだという、人よりはちょっと体積が大きい方も世の中にはいらっしゃいますが、私は暑いわけではないのです。冬なんですから袖をまくれば当然寒いのです。寒いのですが、その寒さを受け入れてでも袖をまくるくらいに袖が嫌いなのです。袖に親を殺されたのかというくらいに袖が嫌いです、もはや憎んでいるレベルです。前世は恐らく袖と敵対する勢力に所属していたのだと確信しています。アンチ袖教団の幹部だったのかもしれません。

 許されるのであればこう、ユニフォームの袖をギザギザに引きちぎり、世紀末ファッションで仕事がしたいくらいです。総務部にはユニフォームの改造NG、あと肩パットやモヒカンもNGと言われたので諦めていますが、2日に一度くらいはユニフォームの袖をギザギザに引きちぎることを夢見ています。

なんで袖が嫌い?

 腕まくりは男らしさを表したいためとかいう心理的な分析もあるようですが、そんな気持ちは一切無いです。そもそも冬に袖をまくってる人を見て男らしさなんて感じます?寒そう、くらいしか思わないでしょう?

 なんでそこまで袖が嫌いか、これはもう不快感の一言に尽きます。肌感覚が過敏というか神経質なため、服が体に擦れることをとても不快に感じます。そして腕は可動域が広くもっとも多く稼動する部位です。そのため日常生活において最も皮膚と擦れ合うことになるのがあの憎いあんちくしょうであるところの袖の野郎なのです。袖の存在を許してはおけんのです。

 さらに言えば体に合った服は肌に擦れやすいため、私は少し大きいLサイズの服を好んで着ます。そうすると胴体は良い感じになるのですが、袖が余るのです。長いのです。邪魔なのです。もはやまくり上げるしかないのです。

 七分丈の服を着ればいいとご助言いただくこともありますが、肘が擦れるから駄目です。わがままだなーもう。

 袖をまくることは腕部と服が擦れることを防ぐとともに、二の腕あたりで服が引き締められることによって服が動きにくくなり全体的な擦れを防ぐという副次的な効果も見込めます。腕まくり最高!

 物事って言い様ですよね、「袖が嫌い」というのは言い換えれば「腕まくりが好き」とも言えます。やっぱり嫌いで語るよりは好きで語ったほうが良さそうです。

最後に

 とはいえ冬に袖をまくっていると半畳を入れられることもしばしばあり悩ましいものです。いいじゃん好きでまくってるんだから放っておいてよ、という気持ちをグッと堪え、「袖が・・・嫌いなんです」と答えるようにしています。大抵は何言ってんだこいつという暖かいまなざしをいただけるため、その生暖かさで寒さをしのげています。私は何を言っているんでしょうね。

 袖の無いロンTとか作ったら意外と売れるんじゃないですか?