忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

仕事ができる人は(余裕があるから)行動が早い

 書いている記事が真面目一色に染まって気持ちが盛り下がってきたので、一旦投げ捨てて緩い記事を書きましょうそうしましょう。

 相変わらず真面目を維持できない悪癖ではありますが、高く飛ぶためには助走が必要であり、力を生むためには脱力が不可欠なのです。よって緩い記事を書くのも良いことなのです、と5円玉を紐に吊るして自己暗示をかけます。

 まあ、会議のための事前会議、という存在の意義を懐疑的にならざるを得ない素敵会議に参加してストレスを感じているのが正直な理由ではあります。ストレスは存在に気付き次第解放しなければなりません、キャッチアンドリリースが基本です。

 今日はちょっとした小話を元にまったりと語っていきましょう。

 

遊びこそ全力で

 「Excelで掛け算九九の表を何秒で作れるか」というのを見かけたのでやってみたところ、初見30秒台2回目20秒台でした。どやぁ

diamond.jp

 早い人はもっと早いのでしょうけど、たまにはどや顔をしてみたい気分です。ほどほどに調子に乗るタイプなのです。豚もおだてりゃ猿も木から落ちるのです。つまり調子に乗って失敗するタイプということですね、ろくでもないです。

 とはいえこんなExcelの操作が早いかどうかで仕事が「できる」「できない」という判別は付かないような気はします。ただ手の動きが早いかどうか、そしてパソコンに慣れているかというだけでは?

 

嫌な抜き打ちテスト

 この手のちょっとした能力テストは、結果そのものよりもテストに対する向き合い方を観察したほうが面白いものです。というのも同僚何人かに紹介してみたところ、案外とはっきり態度と結果に差が出ました。

「は、こんなの1分も掛からずに作れるわ」即座にExcelを開いて作り始める人は、人に見られていても気にならないほど自分の能力に自信があり、失敗を恐れずに挑戦できるタイプです。プライドを箱にしまい込んで守るのではなく、人に見せつけて磨きをかけることに意味を見出しています。この手の人は実際に1分以内で完成させることができました。

「あまり自信が無いですね、数分は掛かりそうです」言いつつも即座に作り始める人は、人に見られることを少し気にする内気で自信なさげな人ではありますが、失敗を恐れつつそれでも人前で行動することができる勇気を持っています。プライドを箱にしまって見せびらかさず、しかしちゃんと心の内では磨き上げていて、必要に応じて取り出すことを厭わないタイプです。この手の人は自己評価よりも遥かに早く完成させることができました。

「まあ数分以内にできますよ」言って、しかしすぐに作り始めない人は、自分に自信はあるものの、失敗を恐れて人前ではあまり能力を発揮したがらないタイプです。プライドは高く、しかし傷つくのを恐れてあまり箱から取り出しません。この手の人は完成時間のバラつきが大きく、早い人は早いのですが人によっては数分以内に完成できないこともありました。

「うーん、さっぱり分からないです」言って、しかもすぐに作り始めない人は、自分に自信がなく、失敗を恐れてあまり行動を取れないタイプです。プライドの高低は人それぞれですが、少なくともプライドを人に見せつけることをしません。この手の人は完成するまでに相当時間が掛かるか、もしくはそもそもテストに挑戦しません。

 

 百人百様、千差万別とはいえ、概ね『すぐに着手するタイプ』は優れたテスト結果を出したのに比べて、『後回しにしたタイプ』はあまり芳しくない結果となりました。自己評価と結果の相関はあまり顕著ではなく、むしろ着手までのレスポンスの早さと完成までの早さに強い相関関係があります。

 これは以前に書いた記事でも述べたように、仕事ができる人はレスポンスが早いということの証左でしょう。後回しにするということは小さなタスクをさっとこなす余裕が無く、それは仕事が終わっておらず溜まっているからです。逆にすぐ着手できる人は仕事をさっと終わらせているために小さなタスクをこなす余裕があるからです。

 別にそれがどうしたという話ではありますが、まあ、個人的にはこのくらいの(余計な)タスクをさっとこなせるくらいの余裕を持って仕事をしたいな、そのほうが気持ちが楽ですし、という気持ちです。

 

結言

 緩い話をするつもりが思ったよりも真面目寄りに・・・疲れているのかもしれません、どうにもボケる元気が出ていないようで。

 あ、このテスト、仕事が「できる人」と「できない人」をちゃんと測れるのかもしれませんね。うーん、何故かちょっと悔しい。