私は嘘つきです。これは自信満々に断言できます。特に若者には積極的に嘘をつくため、言葉の信頼性に極めて重大な疑義を生じる始末です。
とはいえ嘘をつく理由を考えたことが無いため、今回は自己分析的に「私が嘘をつく理由」について考えてみましょう。
どんな嘘をついているのか
(面倒なので)ブログでは嘘を付かず赤裸々に言葉を綴っています。ここ最近腰痛の話ばかりしているのも正直な事実です。というか現実です。嘘であって欲しかったな・・・(現実逃避)
私にとって嘘を付くのは結構な手間がかかるのです。論理的整合性を保つためにはしっかりとロジックを組み上げなければならないため、そんな労力をかけるのは日常生活だけで十分です。
まったく嘘をついていないわけでもないので、ブログでついた嘘をちょっと過去の記事から探してみましょう。
ちなみに冒頭で述べた「急に」という表現は十進数からできた言葉ですね。0から9に昇順で上がっていくのが物事の順序というものですが、突然の出来事が起きた際にいきなり最後の9が現れるようなところから「急(9)」という言葉になりました。
という嘘を思い付きました。こんなことばーっかり言ってるから後輩からの信用を失うんです。トリビアを披露しても「えー、また嘘じゃないんですかー?」と疑われるんです・・・反省。ロクデナシな先輩でごめんなさい。社会人ってこんなに適当でもいいんだなという生きた見本として今後も隅っこで生きていきたいと思います。ちなみにこのロクデナシというのは数字の6からきていて(以下略)。
私が日常的につく嘘は大体こんな感じの嘘です。言葉遊びの一環として同音異義語でよく分からないことを考えるのが趣味であり、その際にそれっぽいストーリーや組み合わせが出来上がったら人に話して笑いを取りに行く、ということをしています。
・・・自己分析も何も、ただ暇人なだけかもしれませんね。
嘘でふざけないパターンの言葉遊びは以下の記事のようになります。
嘘の分類
人がつく嘘には様々なものがありますが、個人的な分類として【自己と他者】【利益と損失】の二軸で考えています。
例えば(自己+利益)は経歴詐称や詐欺など、自身を大きく見せて良い評価を得ようとしたり直接自らの利益へ誘導するための嘘で、(自己+損失)は過失や遅刻のような事実について、その損失を回避するために用いられる嘘です。
(他者+利益)であれば誰かを庇ったり相手を守るためにつく相手の利益となるような嘘であり、(他者+損失)であれば誰かへの加害や中傷を目的とした、相手に損失を与えるような嘘です。
これは特別複雑な話でもなく、嘘をつくという行為は概ね何らかの目的意図があって発せられるものであり、それがプラスへの虚飾か、マイナスの回避か、自身に向けたものか、他者に向けたものか、の違いというだけです。
どのような嘘をつくかは、まあ人それぞれですので強要するものではありませんが、人を貶めるような嘘や自らを虚飾するような嘘は個人的にはあまり好みではないです。その手の嘘は後々整合が取れなくなって誰も幸せにならないと思っています。
では私のつく嘘はどの分類に当てはまるかと言えば、実のところどれにも当てはまらないです。嘘の定義は「事実に反する事柄、人をあざむく言葉」であり、私の放言はどう考えても嘘に当てはまりますので嘘であること自体は間違いありません。しかし私の嘘は誰の利益にもなっていませんし、誰も損をしていません。いや、毎回騙される人の時間の損失にはなっていますが、まあそれは置いておいて・・・
あえて言えば(自己+利益)に近いものでしょうか。上手い嘘がつけた時は芸人が上手く芸を披露して観客から拍手をもらえた時のような満足感を覚えます。
とはいえそこまで言ってしまうとありとあらゆる嘘が自己の利益のために行われている、いや、むしろ人の行動全てが自己の利益のためである、とまで話が換言されてしまい、あまり意味のある分析ではありません。
結局のところ、上手くボケて笑いを取りたいという、ただの芸人根性なだけかもしれません。一応元演劇部ですので、人の笑いを取りに行くのは積極的です。
しかし嘘をつく理由としてはこの上なく「馬鹿馬鹿しい」ものでしょう。まさしく、馬鹿な嘘をつくのが趣味なので致し方ないのではありますが。
余談
嘘の定義について調べていたところ、人を喜ばせるための嘘を英語で「White lie(白い嘘)」と言うそうです。今回考察していたことはすでに英語では定義されていたわけですね。
私はこのような嘘が好きです。真っ赤な嘘をよくつきますが、それは同時に白くありたいものです。