忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

習慣化は目的ではなく手段に過ぎない

 情報収集が趣味の変人である私ですが、今週はニュースもほとんど見ておらず、それどころか日課としていた他所様のブログの巡回も自身のブログの更新もロクに出来ていない始末です。

 そこまで神経質になるべきではないことも分かっていますし、完璧主義的行動は余力が無い時に行うべきではないことも分かっていますが、意志の力ではなく習慣の力に頼る私のような人間にとって日々の習慣が崩れることは少しだけモヤモヤします。

 

目的と手段の混同は容易に起こる

 とはいえ無理をして習慣を継続することによって本来やるべきことが出来なくなっては本末転倒。物事の取捨選択は優先度が考慮されて然るべきであり、習慣化は目的ではなく手段に過ぎないことを忘れないようにしたいものです。

 人はつい手段である習慣を目的化してしまうものですからね。目的に対してやるべきことを選択するのではなく、それをやることこそが目的化してしまうような、そんな事態が容易に起こり得ます。

 それが目的に沿った良い習慣であればまだ良いのですが、時には悪い習慣ですら目的と化してしまいます。それは避けたいものです。

 

習慣の目的化を避ける

 目的を見失い、習慣を続けることが目的にすり替わっては本末転倒です。

 習慣の目的化を避けるには、やはり目標設定の構造を理解することが望ましいでしょう。

 

 目標設定においてまず最初に設定するのは目的方針です。何をどうしたいか、そのためにどういった方向を取るか、その二つを根底に置く必要があります。これらが明確でなければ手段や習慣が容易にその位置へすり替わってしまうことでしょう。

 次に設定するのは方法です。ここで目的に資する方針に沿った方法を決定する必要があります。ここで現実的な方法を選定しなければ目的は決して達成できません。

 最後に設定するのは目標です。具体的に決まった方法を達成することを目標とします。先に方法を設定することが重要で、その方法が達成できたかの数値的評価が目標です。目標を達成すること自体は目的ではなく、それはただ方法が適切かを判定するための指標に過ぎません

 

 手段が目的にすり替わってしまう人はこの手順での目標設定を行っていない場合があります。明確な目的を設定していなかったり、方法の前に目標を設定してしまい目的に合わない手段を選んでいたり、目標の達成を目的と誤認していたり、方針と方法の整合を取っていなかったりです。

 

 重要なのは目的を達成すること。

 目標を達成することでも方法を習慣化して継続することでもなく。

 それを忘れないようにしたいものです。

 

 

余談

 忌引きで止まっていた仕事を進めなければならないために来週は来週で忙しく、再来週の後半はいよいよ出張が始まるので忙しく、今しばらくはてんやわんやの忙しさでブログへのリソースを割けない日々が続くと思います。

 

「あいつ、最近うちのブログに足跡残さないな」

と思われるかと存じますが、ちょっと色々と周りを見る余裕が作れていないのだとご理解いただけますと幸甚です。