渡米中。
ようやくお仕事が御仕舞です。これでようやく異国の地で毎日夜10時過ぎまでホテルに帰って来れなかったてんやわんやから解放されます。もちろん良い経験になりましたし楽しくもありましたが、今はちょっと一息をいれたい。
明日、2月9日の朝に帰国の途へとつきますが、それは日本では2月9日の深夜であり、帰国は日本の2月10日の昼過ぎです。
2月9日の朝に出て2月10日の昼に着くのは一日損した気分になります。
言葉が通じない
帰国とは全然関係ない話ですが、一緒に行った日本人の方々にも「ウワバミ(酒豪)」や「好々爺」という日本語が通じなくて驚きました。
私の語学力からして英語が通じずに困るのは自業自得のやむを得ない事態だと思っていましたが、日本語が日本人に通じないのは何か別の話な気がします。
日本語でも英語でも語彙で困った、そんな話でした。
ついに肉!
出張最後の夜、ついにアメリカンなステーキ屋に行くことができました。
そこそこお高いお肉屋さんですので、期待大です。
さあ、肉を喰うのだ、と言わんばかりの巨大な肉が中央にドンと鎮座ましまし、ついでばかりの青野菜が彩りを添えている。サイドメニューはサラダを選んだ。芋は少し喰い飽きてきたこともあるが、何よりも肉を喰うためには芋ですら邪魔だと考えたためだ。
フォークとナイフを握り、思った通りの見た目通り、少し固めの肉を切り分け、口へと運ぶ。
お前は今肉を食べているのだと言わんばかりの暴力的な主張が口内へ押し寄せてくる。固いながらも濃厚な味わい、いや、むしろ固いからこそ、それを味わう時間が楽しみに変わる。ゆっくりと咀嚼し、時間をかけて肉汁を味わいながら噛み切り、肉を嚥下する。
なるほど。確かに肉の国だ、ここアメリカは。
肉が旨い。それは感動できることなのだ。
これは和牛とは確かに違う。アメリカのアメリカンな肉だ。
だが上下で比較するものではない。それぞれに良さがあり、それぞれ違うものだ。これをただ比較するのはサッカーと野球を同じスポーツだからと比較するようなものだ。それぞれに良さがあり、それぞれ好きなほうを楽しめばいいだけなのだ。
この肉は美味しい、それできっと充分なのだ。
ブロッコリーはあんまり美味しくなかったです(ボソッ)