What on earth is going on!?
白羽の矢
現場にふらっと訪れていた本社のお偉いおじさんからの不穏な内示。
「そういえば昨年度のアメリカ出張はお前が行ったんだったよな。まだ正式な指令は出してないけど今年度も一人アメリカに行ってもらう必要があるからさ。後でお前の部署に話が行くからよろしく」
人選をするのはこのおじさんではないので「はあ、そうですか」とだけ答えましたが、いや、わざわざ個人的に話を振ってくるなんて、もう撃つ前から白羽の矢が刺さってるようなものじゃないですか。「どうせ選出されるのはお前だろうから先に話しておくか」くらいの感覚ですよきっと。どうせ私だろうと私ですら思いますし。
別に行けと言われればアメリカくらいは行きますけども、いい加減に後進を育成しないと延々と私が対応することになってしまい極めて好ましくない属人的な状況になってしまうため、なんとか若い衆に機会をもたらすべく今から根回しをしてみるとします。
でも、もう遅いんだろうなぁ。もう上では決まってるんだろうなぁ。
メンバーシップ型雇用の闇
グローバルなお仕事で日々てんやわんやです。今月も海外のスーパーお偉いおじいさんのアテンド係の一人として駆り出されています。忙しいからと断ったのですが、本社側からの指定だったので回避できませんでした。やはり会社の人事部は私のことをグローバル人材だと誤解しているようです。
そのためここ最近は英語漬けの毎日です。英会話は苦手なのでなかなかにストレスを感じます。
この辺りの”出来る奴にやらせる”発想は日本的メンバーシップ型雇用の闇ですね。
欧米的なジョブ型雇用であれば語学力が必要な場合は職務記述書で指定して相応の給料を払って語学力のある従業員を雇いますが、日本的なメンバーシップ型雇用は従業員に色々とやらせてみて”それが出来る奴”あるいは”その状況に耐えられる奴”を選別して職務を割り当てます。
そのためジョブ型雇用では職務と人がマッチしていることを前提としており、メンバーシップ型雇用では人が求めていようといまいとその職務を出来る奴あるいは耐えられる奴に職務が割り当てられます。上品かつ控えめに言ってもゴミクズ語学力の私のような人間でも、シチュエーションに耐えられるのであればアサインされてしまいます。
だからメンバーシップ型雇用では”出来る奴”あるいは”耐えられる奴”に仕事が集中しがちです。もちろんメンバーシップ型雇用には安定性や昇格機会などメリットがあることも事実ではありますが、まあ何事も光があれば闇があるものなのだと実感できる話です。
脳を切り替えねば
英会話が苦手なのはシンプルに訓練不足なんですよね。読み書きはある程度できるのに聞く話すが上手くできないのは英語での入出力に慣れていないことが根本的な原因なので。
読み書きは脳内での翻訳作業に時間を掛けられるため問題ないですが、英会話は脳の使い方が異なります。スムーズなやり取りのためには英語を英語のまま思考する必要があり、そのためには英語への慣れが必須です。
私は未だに英語を聞いても英語のまま理解できず一度日本語に翻訳してから日本語で思考して英語に再度翻訳して出力しているため、英語で長々と話されると頭の中で入力と翻訳作業がジャムります。あと難しい単語が挟まると容易にパケットが詰まります。
一応プライベートな時間も英語に触れるよう努力はしていますが、根本的に訓練時間と単語力が不足しています。プライベートな時間を英語学習に費やしている影響でそこそこストレスを覚えていることもあり、困ったものです。
結言
職務で英語を求められているために勉強をしているが、そもそもそういう気質こそがアサインされてしまう原因である。
無責任に放り投げてしまえば楽になるのは分かるものの生来の生真面目さとプロ意識がそれを良しとはしないため、やれるところまではやろうとしている。
つまるところはそんな状況です。
この辺りを客観的に自己分析できるから限界ラインを越えずに潰れないで済んでいるところもあり、逆に限界ライン近くまでは攻めることができてしまうとも言えます。
なんとも、一長一短なものです。
Gee, I cannot handle this, seriously...
余談
日本語でブログを書いていると頭から英語が抜けていく抜けていく・・・