The 雑談。
あるいはThat's doneな話。
駒で例えることに意味はあるのか
就職活動の面接で「貴方を将棋の駒に例えると?」なんてちょっとお馬鹿なことを聞く面接官が世の中には本当に居るのか興味があります。
まあ質問内容は面接官の好きにすればいいとは思いますが、将棋人口を考えれば将棋を知らない若者のほうが多いでしょうからフェアな質問でもないですし、なんて答えればいいのか正解がよく分からないです。
そもそも「私は香車です」「僕は桂馬です」辺りの謙遜と妥協の賜物として出てくる回答を聞いても相手の人となりは分からないような気がしますし。まあ「俺は龍だ」とか「ワレ馬ぞ」とか「もちろん王将じゃ」とか答える人がいたらそれはそれで面白いので個人的には通します。たぶん大物です。
海外では「貴方をチェスの駒に例えると?」なんて面接で聞く会社はあるんですかね?興味があります。
一応英語圏では「If you were a chess piece which one would it be?」(もしも貴方がチェスの駒ならばどれになりたいですか?)との定型質問があるようですが、企業の面接で使われているかは不明です。たぶんチェス愛好家の間でしか使っていないと思います。
面接官受けを狙うのであれば、将棋であればひたむきに直進する香車か、独特な動きをできる桂馬辺りが無難でしょう。チェスであれば直進してプロモーションすれば大きく化けるポーンか、駒を飛び越えて四方八方に動けるナイト辺りが良いかと思います。
ちなみに私は将棋の駒に例えるならば銀か飛車、チェスの駒に例えるならばルークと答えます。何故ならば好きな駒だからです。例える気はまったくないです。
まあ人となりを見たいのでしょうから、何故その駒が好きかを語ればいいのかなと。
懐かしすぎて忘れた
もう就職活動の面接なんて10年以上も前にやったことですので、面接で何を聞かれたのかはすっかり忘れてしまいました。
そもそも大学時代は秋田に住んでいましたが関東に帰ってきて就職する予定だったため、就活の時は秋田を離れて関東の実家に帰省&寄生し、みっちりスケジュールを詰め込んで毎日毎日何社も試験・面接を受けて短期間で就職先を決めて、卒論研究の続きをやるために大学へとんぼ返りしたため、どの社でどんな試験を受けて面接で何を喋ったかは当時ですら覚えていません。
覚えているのは毎日のように教授から掛かってきた電話だけです。
「学問は好きだけどもアカデミックな環境は肌に合わないのじゃ、技術を直接世の役に立てておぜぜをもらうほうが好みだから就職したいのじゃ」と言っても聞く耳を持たずに「とっとと全部落ちちまえ、お前は大学院に行き俺の研究室に所属するんだ」と電話で呪詛を唱えていた教授は今も元気なのか少し気になるところです。大学院に行きたくない一心で就活を頑張れたので今ではある意味感謝しています。
面接のコツ(n=1)
ああ、あと覚えているのは面接の通過率です。
最初のうちは大学時代に頑張ったこと、今風で言えばガクチカを語っていたのですが、あまり面接の通りは良くなかったような気がします。
途中からガクチカではなく大学で研究していたロボットの技術や先進性について熱く語ってみたところ、意外とウケが良かったのでその路線に変えたら面接がどんどん通るようになりました。
社会人になって思うに、技術屋からすれば同僚に欲しいのは技術に興味があり熱意のある若者ですので、あれは正しい戦略だったのではないかなと。
なので理工系の若者は就職活動の面接では技術オタクな側面を押し出すと案外良いかもしれません。少なくとも自分はそういう若者と働きたいですし。
余談
「貴方を麻雀の牌に例えるならばなんですか?」
「え!?・・・八索ですかね、竹串?を縦に並べた索子の中でも唯一斜めに配置している牌であり、その型にはまっていない自由な辺りが近いかと。あとはタンヤオとチャンタのどちらにも使える柔軟性、役満の緑一色にも入る汎用性などが合っていそうです」
聞かれた時用の回答準備。絶対に一生使わない。