忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

これからなんと名乗っていこう?

 

 ふと、気付いてしまいました。

 

 私は今までこのブログで場末の技術屋自称していましたが、人事異動と転勤によって現場の技術者でなくなる私は、これからなんと名乗っていけばいいのでしょう?

 

機械設計の流れと役割

 前提情報として、製造業のうち機械設計を行う会社が製品を設計する主な流れと役割をまとめてみましょう。

 

(上流)

【企画】:市場情報を基に、新しい製品の立案を行う

【研究】:新技術の開発や新技術を取り入れる下地を作る

【開発】:企画と研究の情報を基に、新製品の構想設計を行う

【設計】:開発の設計を基に、量産に適した詳細設計を行う

【工程】:設計された製品を量産する製造工程・設備を設計する

(下流)

 

 もちろん組織の構造と技術職の仕事は実に多種多様であり、製造業と一口に言っても業種や規模で大きく異なりますので、これは一例です。

 応用研究と製品開発を円滑に接続するため【研究】【開発】をまとめたR&D部署を設けている会社も多く、小規模な製品であれば【設計】が【工程】を兼ねることもあります。【企画】を技術職とはせずに営業職で構成している会社もあるでしょう。技術部署と営業部署の連結点として【技術営業】を置いている会社もあります。

 

一般的な呼称として上流・下流と表現していますが、これらは役割が違うだけで立場の上下を意味しません。

 実際の立場の上下はプロセスの順番ではなくもっとリアルな企業風土で決まります。利益を創出している部署のほうが発言力が強くなりがちな組織の力学に従い下流が強い会社もあれば、組織の中枢に近い上流のほうが強い会社もあるでしょう。

 ちなみに私は上記の分類で言えば【設計】に所属していたものの、社内でも規模の小さい製品を扱っていたため【開発】も兼ねていました。ものづくりの一番楽しい部分を総取りです。実に美味しい・・・楽しいポジションだと言えます。

 来年度からは【企画】に異動します。

 

(元)技術屋の目線?

 私は社会人になってから10年強、ずっと技術畑の設計屋として働いてきました。ブログの記事カテゴリに【技術屋の目線】を作っている程度には、技術者としてがっちり凝り固まった社会人人生です。

 この文章を入力する際にも「人生」が「靭性」で変換されるくらいに技術屋です。

 まあ金属の靭性は人間の人生と同じくらい重要なので仕方がないですね。

 

 何はともあれ、今まで一度も職種が変わることを経験していないので、4月から設計屋でなくなる自分をどう呼称すればいいのかがさっぱり分かりません。

 

 一応転勤先での新しい職場は【研究】【開発】【設計】から抽出された技術者が多く集まる部署であり、役割が変わるだけで技術屋でなくなるわけではありません。

 ただ、上流工程のため現場での設計仕事はしなくなります。

 そして実際に手を動かして設計をしない人間が技術者と名乗るのは烏滸がましいというか筋が通らないような気がします。やっぱり図面を引いてこその技術者です。(設計屋の偏見)

 かといって新しい仕事には精通していないどころかまだ分からないことしかないので、名乗るには気が早いでしょう。

 

 じゃあなんて名乗ればいいのだろうと。

 

 元技術者?

 それともEx-Engineer?

 ・・・エクスエンジニアはちょっと響きが良いじゃないですか。

 未だ内に巣食っている心の中の中学二年生男子が喜びそうです。

 

結言

 まあそもそも異動先でどのような仕事を任されるかも決まっていないので、まだ何を名乗るかは決めようがないですね。

 とりあえずしばらくは技術者風な顔をしつつ、4月以降の未来の自分に期待することとしましょう。