忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

ネクタイをロクに結べない社会人なんているわけないだろ・・・?

 

 いるさ、ここにな!

 

 ・・・そんな、恥ずかしい話をしましょう。

 

まあ、普通にいる、よね・・・?

 社会人のステレオタイプと言えば、スーツをピシッと決めてビジネスバッグをバシッと持ってシャシャッと小走りに進む都会のビジネスパーソンを誰しもイメージしがちなものです。

 もちろんステレオタイプになるだけあってそういった人々はかなりの比率でいるものの、そうではない社会人もたくさんいます。

 

 例えば私が勤めるような製造業のメーカーの話をしましょう。

 本社機能や営業機能は都会に置くことが多くそこで働く人もピッシリした感じの人ばかりですが、都会から離れた場所にある生産拠点や事業所ではスーツを着ている人なんてほとんどいません

 日常的にスーツを着ているのは対外的な業務を行う部署と役職持ちのお偉いさん、あとは「とりあえず生ビール」と同じ感覚で「着る服の選択に困った末の無難な服装としてスーツを選んだおっさん」くらいなものです。

 どうせ職場に入ればユニフォームを羽織りますので、ほとんどの若い衆はラフな服装で通勤や仕事をしています。私も多くの時間を事務所の隅っこで設計や事務仕事をしているだけですので、日頃はラフなシャツとジーンズにユニフォームを羽織っただけの極めて気楽な格好をしています。スーツを着るのは来客対応や出張の時などだけです。

 そしてほぼ常に袖をまくっています。実にラフです。

 

 クールビズやカジュアルファッションなどノーネクタイがビジネス界隈に流行していることもあり、全然スーツを着ない社会人族に属する私は冠婚葬祭以外でネクタイを締める機会が少なく、必然的にネクタイを結ぶことがとても下手です。まったくもって手慣れていません。

 いえ、もちろんいい歳をした大人ですので、まったく結べないわけじゃないのですが、ほら、ネクタイの結び方ってなんか色々と種類があるじゃないですか。プレーンやらウィンザーやらなんやらと。そういうのはさっぱり分からず一つの結び方しか知りませんし、それすら毎度数回はやり直している始末です。ノットのサイズは常に不安定ですし、長さのバランスも上手く取れません。細いほうが太いほうよりも長くなってしまうことがざらにあります。

 

 これは、私がただ不器用なだけでは?

 

結言

 いい歳をした大人なんだからネクタイの結び方くらいちゃんと覚えないとな、と思っている、そんな話でした。来年度からはネクタイを結ぶ機会も増えそうなことですし。

 弊社も世の風潮に乗っかって「ノーネクタイはSDGs」といった空気感を醸し出していますので、あまりネクタイはしないかもしれませんが。

 

 

余談

 年配のベテランビジネスパーソンには批判されるかもしれないので恐る恐る述べてみるのですが、個人的にネクタイや時計のようなビジネスファッションはそこまで重視していないんですよね。

 かつてのピッシリした鋳型のようなスタイルがあった時代に比べて、今はどちらかと言えば義務的なものではなくファッション的なポジションになりつつあるのかなと。

 それは「人々の自由度が上がった」と言えば前向きな感じがしますし、「正解とされるロールモデルが無くなった」と言えば大変な感じもするのですが、まあ、概ね良い変化なのではないかと思っています。