月曜日から仕事をする為、前日に移動をする。
その理屈はまあ分かりますし業務命令には従いますが、休日を仕事の為の移動に費やすのはなんだかんだ負担なわけで、ガラガラとトランクを引っ張って電車に乗り空港へ向かっていくのはあまり気分が乗りません。仕事と気分は別問題です。
さすがにもう慣れつつある空港での手続きを終えて、いざ飛行機へ。今回は安いチケットのため座席にはモニターすらありません。さすがに5時間もこれでは退屈しそうです。実際はこの飛行中でも仕事をするつもりなので退屈も何もありませんが。終わってないのだからやるしかありません。やらずに困るのは自分です。
そういえば先日、「仕事が終わっていないなら家に持ち帰ってやるのが当たり前」的な発言を職場で聞いて、これは境目の言葉だと感じました。
私よりも上の世代からすればそれはある程度普通のことであり、私よりも下の世代からすればブラック労働やパワハラにあたりそうです。
私はその辺りどちらの感覚も分かる世代なので、「仕事が終わってないなら持ち帰ってやる」ことは自分自身で決めてやるものの、それをやれと他者に求めるのは法律的に駄目だろうと思う、そんな感じです。サービス残業の強要は労働基準法に違反しますので割増賃金を出さねばアウトでしょう。構成員に職責を果たす責任を求めるのであれば、組織も法規を準拠する責任を持たねばならない、私はそう思います。
飛行機は無事飛んで中国の広州へ到着しました。
今回は期間と目的からビザ免除の範囲であることは明白であったものの、入国審査は少し緊張しました。入国を拒否されたら仕事にならないので。
ホテルは相変わらず立派なところです。弊社はどこの国に行ってもちゃんとしたホテルに泊めてもらえます。なぜこの経費が削られないのかは不明ですが、弊社は保守的でリスク回避を好む企業ですので、宿泊先でのトラブルを避けることが第一目標なのでしょう。
総務の人たちは基本的に海外へ出張しないので経費削減の視野に入っていないだけかもしれませんが、まあそれは聞いてみないと分かりませんし、聞かないほうが良いような気がするので聞きません。
夕食はさっそく中華料理屋へ。ずっと飛行機に乗っていてそこまでお腹も空いていなかったため、大仰なところではなく家庭的なお店へ行きました。
炒飯・餃子・ワンタンと、まさにこれぞ家庭的な中華料理と言えるでしょう。
日本で食べる中華料理とはやはり味が違います。
私は中国で食べる中華料理も相当気に入りました。この味であれば住めるレベルです。私が外国を評価するにあたってはもう何をさておいても食事を重視していますが、今週の食事次第では中国がトップを取るかもしれないレベルで炒飯や餃子が美味しかったです。
なお、その個人的ランキングは現在トップが台湾で最下位がアメリカです。
何はともあれ明日からの仕事に備えて早めに寝たい、ところですが、仕事が残っているので仕事をしましょう。ああ、まったく。