忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ストレスによる衝動買いからみるサンクコストバイアス

朝一の会議のために早朝から資料を準備し、会議が終われば次の会議へ。慌てて昼食をかっ込み、午後の会議の準備。午後の会議が終わったら夕方の会議へ。それが終わればメールの処理や会議で生じた宿題事項の処理を行う。 まだご飯を食べる時間があるだけマシ…

仕事を依頼する行為と、丸投げの違い

人に仕事を上手く頼めるようになってこそ一人前。 上手く頼めるようになりたいものです。 丸投げと、そうではない依頼 ビジネスとは人と人のやり取りであり、大抵のビジネスプロセスでは誰かが誰かに依頼をする行為が発生します。 もちろん特殊なパターンと…

次世代の社会運動に必要な正義の視座

朝田理論や権力勾配論について。 階級闘争の焼き直し 朝田理論とは「差別かどうかを決めるのは当事者自身」とした理屈です。 苦しめられた当人にしかその気持ちが分からないことは事実ですし、これは一見すると被差別者の声を尊重しエンパワーメントするため…

しばらくは「小説を書かせる」ことを趣味にしたいくらい面白い

これはなかなかに面白い。 小説を書かせる試みは面白い まず、この記事が面白いです。 作家が小説を生成AIに書かせる、そのやり取りがすでに物語となっています。むしろ出力された小説そのものよりも作家と生成AIのやり取りのほうが面白いとすら感じるほどで…

指示しないでも勝手に仕事をするAIが欲しい

人間が指示せず自律的に動くAIが生まれたとしたら、それはアンコントローラブルなので危険と判断されるでしょう。 でも、言ってしまえば人間は皆そうなのですから、意外となんとかなるのかもしれません。 適当にやれば適当な結果となる 常にchatGPTやCopilot…

忙しくてブログ活動が上手く回らないモード

設計者や企画者を有識者で囲んでボコボコにする会、もう少し穏当な表現を用いると設計審査(デザイン・レビュー)が行われる日はなかなかに疲労困憊となります。 メーカーにとって設計審査は蔑ろにすべきでない極めて重要なイベントです。新製品の商品企画は適…

陰謀論に気を付ける必要はあるが、ノスタルジックになることはない

検査技術が発展して病名が付いたからその病気と診断される人が増えたのと同じ現象かな、と思っている話。 ラベルの有無 昨今は右を見ても左を見ても「陰謀論」の言葉が飛び交っています。 この右と左は「世を見晴るかせば」と「政治的左派右派」のダブルミー…

個人主義と利己主義の違い

特に統計的なデータがあるわけではありませんが、個人的な感覚として利己主義が蔓延しつつあるように思えます。 もちろんそれは過去の全体主義に対するバックラッシュではあるのでしょうし、個々人の主義主張に口を挟むつもりはありませんが、度が過ぎるとあ…

あの手この手でストレスを抱え込まないようにする

当ブログは方向性の無い雑記ブログとしてベクトルの違う記事を好き勝手毎日投稿していたいと思っています。 そのため、あえて政治経済などのテーマで似たような話をする時は投稿日を離しています。逆説的に、似たような傾向の記事が続いた場合は願望や習慣を…

期待は軽く、信頼は重い

先日もまた、今や偉くなった昔の上司に会議の場でこれはどうだあれはもっとこうならないかと詰められました。 いや、まあ、相通じ合っていて遠慮もなく丁々発止ですし、敵意ではなくむしろ元部下への親愛がありますので、こちらとしても怖いとか苦しいとかの…

最近はスーツを着ていても違和感を感じなくなってきた

約1年2ヶ月。ようやく東京での仕事にも慣れてきたサラリーマンの日記。 これが相談です 酒の席からの帰宅中。 私「今は休日も全部仕事に使ってて、それでもおっついてないです」 部長「そういうのはちゃんと相談しないと」 私「課長には相談したんですけどね…

議論が成立するための条件

議論はとても難しい。 議論が成立するための条件 民主的な集団において意思決定を行う際には話し合いが不可欠です。 ただ、一口に話し合いと言っても様々な形態があります。例えばコミュニケーションを取ることを目的とする会話、それぞれの主張や価値観を共…

政治活動における攻撃的な言説の無意味

当ブログで何度も繰り返してきた話題。 政敵の攻撃は効果が薄い 参院選が近付いているためか、またぞろインターネットの政治界隈が荒れているように思えます。政敵を貶めるための攻撃的な言論が飛び交っていて、あまり宜しくない言論環境です。そういうとこ…

学校の先生には向いていないが、お勉強会の先生は頻繁にやっている

電車に揺られて出張。 埼玉の事業所勤務時代は会社の車で出掛けることが多かったが、東京は公共交通機関が充実しているため今はほとんど電車や飛行機で移動している。 もちろん製造業の宿命として出掛ける先は地方の人里離れた工場であることも多く、車の機…

ブログについて聞いてみよう

思い付き。 生成AIに聞いてみた 生成AIは毎日使っています。 調べものには使わないのですが、例えば外部に出すメールをざっと書いて「もう少し丁寧な敬語に変換してみて」と頼んだり、面倒な時は「これこれこういう目的で送るメールの文章例を出力して」と任…

犯人探しと原因探しは別物

ミステリーやニュースの見過ぎ症候群。 善悪の切り口は必ずしも必要ではない 何か社会的な問題が起きたり事故が起きると、人々やメディアはつい犯人探しをしてしまうものです。それこそ例えば社会問題に対して「〇〇〇の犯人」とした煽りの見出しを書くよう…

自由に関する自由な思索

近代的で、原始的。 社会的な自由の近代性 「自由」の言葉や概念自体は遥か昔から存在していたものの、その区分と定義は時代によって変化します。特に古代より存在した元々の自由(freedom)に対して、後天的に生まれる社会的な自由(liberty)の概念は啓蒙時代…

自責的であることの意味

とても辛辣だが、盤面に文句を言うのは大抵の場合で愚かである。 自責と他責 一般に、「他責的であるよりは自責的であったほうが良い」と言われています。 それは妥当な考え方でしょう。変えられない他人や周囲をどうこうしようと考えるよりは変えられる自分…

「忙しさ」の捉え方

いつものように社会派風味で語りたいテーマはストックしているのですが、書く余裕がありません。 ここはブログなのだ 「忙しい」と言うべきではないとした社会人の法則は私も重々理解しています。 「忙しい」と他者へ語ることは基本的にポジティブとはなり得…

仕事中に「仁義」を久々に聞いた

仕事がおっついてない話ばかりしているのは、仕事がおっついていないからです。 ふと気になって調べたところ、「おっつく」は方言のようです。へえー。忙しい中にも小さな学びはあるもんだ。 腰を据えている時間もない 仕事に引きずられて気持ちが急いて急い…

人手不足に関する雑感

ピンチな時は休みが必要だが、休むとピンチがさらにピンチになる悪循環。 人手不足 根本的な原因はバッファ不足でしょう。より率直に言えば人手不足です。 昨今人手が余っている業界などそうそうありませんが、人手不足は実に致命的です。人手が多すぎること…

夜に書いたら日記ではなくて夜記になるだろうか

夜にふと目を覚ます。今日はほぼ一日中寝ていた。 どうにも近頃は無理がきかない、ラインを超えるとすぐに体調が崩れる。 正確に言えばそこまで体調が崩れている訳では無いのだが、念の為にアクセルを緩める習慣がついたようだ。これを精神的に弱くなったと…

率先垂範こそがリーダーの仕事

リーダーとは、リードする人を指す。 なんとも当たり前のことを言ってみたり。 企画屋とリーダーのお仕事 私は現在企画部署で働いています。 企画と一口に言っても多岐に渡りますが、製造業の企画はまず社内状況の把握と市場調査から始まり、自社のシーズと…

仕事が無いより有る方がいいだろと言っても、限度もある

今年度に入って明らかに仕事が純増した。 うへぇ 不思議なことに、仕事が凄く忙しいです。 本当は不思議でもなんでもないのですが、現実逃避をさせてください。「人数据え置きで仕事を倍増してみよう」的なキャンペーンが始まった現実を正面から受け止める勇…

信念と人権のアンマッチに関する小考

信念と争いは不可分。 信念の良し悪し 一般に、信念は[良いもの/必要なもの/重要なもの]だと考えられることが多いかと思われます。人生の困難へ立ち向かい前進するために信念は役立ちますし、人は信念に則った一貫性のある行動を好むものです。信念はリーダ…

寛容の本質と善意の差別

海外から宗教的な理由に基づく厳格なヴィーガンの来客が来る度、営業担当者が食事のセッティングで毎度大変そうにしているのを見かけます。相手の好む食事を用意することも接待の一環ですのでこちら側があれこれ配慮することは否定しませんが、相手方がその…

責任を追及する側の責任

これと、 これの、 複合的な話。 説明責任の範囲 accountability(説明責任・答責性)は健全な社会集団の持続にとって必要不可欠な要素です。個人や組織は自らの行動や決定に対して関係者に説明する義務を持っています。 この義務が順守されなければ個人や組織…

悪いやり方を覚えた

先日、日曜日にカフェで仕事をしてみたらやたらと捗りました。 といった雑談を書き始めたのですが、根本的に労基法的な意味で宜しくないシチュエーションであり、取っ掛かりが引っ掛かってしまう感じで意外と難しいなと思いました。 成果主義は自主的に過重…

公共的理性を損ねた政治活動が民主主義を阻害する

特定の政治家を見てストレスを感じるのは赤信号。 今回は極めて辛口です。 政治の本質 「政治とは妥協の産物であり、可能性の芸術である」とは、ビスマルクが言ったとされた言葉です。 実際は微妙に違うらしく、以下が正しいとされています。 Politics is th…

1500日連続投稿となると、さすがに節目感を覚える

なんと、本日のこの記事を持って1500記事目となりました。1日1記事を毎日投稿してきましたので、これで1500日連続投稿です。 1500日となるとさすがにキリがいいような気がします。なにせ2で割れますので。 いや、まあ、その理屈だと2日に1回はキリがいいわけ…