忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

忙しくてブログ活動が上手く回らないモード

 

 設計者や企画者を有識者で囲んでボコボコにする会、もう少し穏当な表現を用いると設計審査(デザイン・レビュー)が行われる日はなかなかに疲労困憊となります。

 メーカーにとって設計審査は蔑ろにすべきでない極めて重要なイベントです。新製品の商品企画は適切か、コンセプトや強みはどこにあるか、ちゃんと商売になるか、要求仕様を満たしているか、品質に懸念は無いか、量産の準備は整っているか、原価は適切か、販売はどのように行うか、そういった様々な側面はそれぞれの有識者が批判的思考を持って厳しく審査することでのみ担保されます。

 ただ、設計屋側では何度も設計審査を乗り越えてきましたが企画屋としてはまだまだ素人に毛が生えた程度の練度しか持っておらず、品質や性能などは専門としてなんとでもなりますが営業の側面はガバガバなのでその辺りの不備や不足を審査で突かれるとタジタジになります。

 

 そんな設計審査が一日に二つもあると、もはや満身創痍です。

 今日はそんな日でした。

 乗り切った自分を褒めてあげることとします。

 

 そんなわけで、どんなわけだかは分かりませんが、お仕事的な雑談で今日はお茶を濁します。

 

察してちゃんか?

私「うちの会社、この辺りが弱点なのでこんな組織と仕組みにした方がいいと思うんですよね」

上司「数年前の組織再編でできたあの部署がその役目だぞ」

私「え、あの再編にはそんな目的があったんですね。でもあの部署、そんなことまったくやってないじゃないですか。そもそも再編の目的は聞いてなかったですし、あの部署の人たちも知らないですよ、多分。実際そんな機能を発揮してないですし、する気もなさそうですし」

上司「俺も聞いてはいないけど、まあ大体分かるだろ。ちゃんと上の意向や目的を読んでそれに沿って行動しないと」

 

 いや、偉い人はちゃんと目的を言おうよ。下部組織が察してくれることなんて期待しないではっきり言おうよ。技術屋から言わせてもらえば、ちゃんと要求仕様や目的をハッキリ伝えない人と仕事をするのは辛いよ。言わなければ伝わらないし、言わないで察してもらおうとするのは責任回避にしか思えないよ。

 

 たしかに物事をハッキリすることは責任を伴います。

 しかしながら、責任者は責任を取ること以前に責任を持つことも仕事です。

 厭味な言い方になってしまいますが、他者に察することを求めてハッキリとした指示や方針を示さないことは、結果が悪ければ「俺はそうとは言ってない」と姑息に言い逃れする道を残しているようにしか見えません。実際はそうでなかろうともです。

 プライベートや小集団のレベルであれば別に「察してちゃん」も良いとは思いますが、営利団体においては責任と報酬が連動している以上、責任者は責任を持たねばなりません。

 

結言

 特にオチの無い、本当にただの雑談でした。

 ここしばらくは週一以上のペースで今日のようなヘヴィなイベントが続きますので、もうしばらく「忙しくてブログ活動が上手く回らない」モードが続きそうです。うへぇ。