リーダーとは、リードする人を指す。
なんとも当たり前のことを言ってみたり。
企画屋とリーダーのお仕事
私は現在企画部署で働いています。
企画と一口に言っても多岐に渡りますが、製造業の企画はまず社内状況の把握と市場調査から始まり、自社のシーズと市場のニーズを理解した上で新商品のアイデアを出して企画書にまとめ、書類の回議とプレゼンを経てお偉いさんの承認を得たら関係部署と連携して商品化を進めます。
要するに基本的には新商品立ち上げプロジェクトのプロジェクトマネージャーのような立ち位置です。人事も予算も権限を持っていない下っ端のため、マネージャーというよりはただのリーダーですが。一応、日程表にはPMと書いてあるので多分名目上はそうなのだと思います。
プロジェクトをマネジメントするためにはなんだかんだ経験や発言力が不可欠ですので、企画部署には新人は配属されません。私のようにどこかしらである程度経験を積んだ中堅が異動してくるパターンのみです。私も中堅の年齢ではありますが今の部署の男性陣では最年少となります。一番下っ端として、部署の平均年齢を気持ち下げることが仕事です。
それは冗談としても、年嵩が足りていないせいでなんとも仕事が大変です。
仕方が無いとはいえコミュニケーションでは「何を言ったか」だけではなく「誰が言ったか」も重要なファクターであり、私が言って駄目なことであっても年上の人が言えば通ることは多々あります。その辺りの『プロジェクトマネジメントをする上でのパワー』がまだ弱いため、なかなか上手く回せていないのが近頃の困りごとです。
とはいえ、こればかりは実績を積んで信用を勝ち取ることが先ですので悩んでも仕方がありません。とりあえずは率先垂範、プロジェクトを引っ張るリーダーは言葉通りリードすることが仕事であり、つまりは誰よりも前を歩かなけばならないのですから、人が動いてくれないからといって背中を押しに行くのではなく自分が先に動いて背中を見せつけるようでなければならないでしょう。
なんというか、この歳になると研修やらなんやらで学んできた「リーダーシップ」やら「マネジメント」やらが実際的なものとなってきて、ようやく知識が血肉になりつつあるのだと感じます、はい。
結言
私自身の趣味として、私が従いたいと思うリーダー像は率先垂範をするタイプです。ドンと大きく構えてアレコレと指図をして部下を動かすタイプの人もカッコいいとは思いますが、個人的には多少頼りなかろうとも腰が据わっていなかろうともフットワーク軽く自らアレコレと動き回るタイプのほうが好みですし、一緒に付いていきたいと感じます。
そう成れるかはさておき、その方向を希求するのであれば何はともあれ率先垂範、まずはとにかく自分が動くこと、それが大切だと信じます。
ですので、とりあえずは能う限り動き続けてみましょう。当然、出来る範囲で。