忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

苦手なこと:探し物、特技:迷子

 連休です。私もゴールデンウィークにはちゃんと突入していますが、その序盤は忙しくなりつつある仕事のクールダウン期間として残務処理と体の休息を織り交ぜて進行しています。頭は使うけど体はだらけているという、休んでいるのか休んでいないのかよく分からない状況。まあでも今のうちに多少仕込んでおかないとゴールデンウィーク明けに死ぬほど忙しくなって手が回らなくなるのは目に見えてますし・・・

 というわけでお疲れ気味なので、軽いお話でも。

 

苦手なこと:探し物

 昨日の記事は「言葉はちゃんと探したい、良い言葉を使いたい」という表の意味、そして「今結構疲れてるんだ、軽めの休息期間中だよ」という裏の意味を込めて書きました。

 字面通りの探し物という観点からさらに話を膨らませると、私はそもそも探し物が大の苦手です。無くしたものは探す努力を放棄することもあります。まあ小人さんが持ってったんだろ、そのうち帰ってくるさ、HAHAHA、という気持ちです。

 さすがに財布とかスマホのような貴重品を無くした時は慌てて探しますが、そういった貴重品はルーチンワークでちゃんと保持していることを確認できるように、出先では必ずズボンのポケットのような物理的接触を感じることができる場所に保管しています。ポケットに圧迫感が無くなればそこが忘れ物・落とし物ポイントです。とても分かりやすい。

 カバンは相当なことが無い限り持ち歩きません、出来る限り手ぶらで、なんでもかんでも全部ポケットに詰め込んで。これはカバンがそこまで好きではないという気持ち、そして荷物が多いと邪魔だから身軽でいたいという気持ちもありますが、最大の理由はカバン丸ごと忘れることがあるからというろくでもないものです。あれは被害額がなかなかに大きくなるのです、何度か経験しているので分かります。そうなるくらいならモノを持ち歩かない方がいいというものです。

 そもそも忘れないようにすればいいのに、実に馬鹿な話です。まあなんにせよ探し物が苦手なのでそもそも探さなければならないような事態には陥らないという対策を取っています。

 小学生の頃、おもちゃ類をまとめてリュックに入れておき遊び場に持って行っていました。しかしある日、そのリュックを公園に忘れてしまい、すでに暗くなっていたので次の日探しに行くとすでに誰かに盗まれた後でした。あの時のお気に入りのものを失うという悲しさ、喪失感、特にゲームボーイを盗られたのは子供心に大きな傷跡を残したものです・・・

 

特技:迷子

 探し物が嫌いな理由は上述したように失うのが怖いというところですが、探し物が苦手な理由はとても単純で視野が死ぬほど狭いからです。興味を持っていることにしか目が行かず、それはもはや万華鏡を覗き込んでいるんじゃないかと見紛うくらいの視野ですので、もうさっぱり全然見つけることができません。私にとっての探し物とは最近読んでいなかった本を見つけて読み始めるための口実ではないかと思うくらいです。たまに読む本の面白いこと面白いこと。片付けが進まないこと進まないこと。

 探し物・忘れ物のコツは普段しない行動をとった時に発生することですが、そもそもどんな行動を取ったかなんてすぐに忘れてしまうのでそんなコツは頼りになりません。結果、幅広く探し回るしかなくなるのですが、これがまたまったく周囲を覚えていないので見つからないんですよね。整理整頓は本当に大切です。

 私の母は探し物の天才でした。子どもの探し物程度、家の中であれば10分も掛からずになんでも見つけてしまいます。それは家を毎日ちゃんと掃除して整理して整頓していたからなのでしょう。

 どのくらい私の視野が狭いかと言えば、子どもの頃、買い物に連れて行かれる度に迷子になっていたというくらいです。いや、ホント、母には迷惑を掛けたものです・・・

 特にデパートとか、もう駄目ですよね。ちょっと見回すと普段見ない面白そうなものが転がっていますので、興味を持ったものにだけ注意が行ってしまい視野が一気に狭まり、ついふらふらと母の元を離れてしまうのです。母に捕まえられるか迷子センターに捕まるまでは放浪の旅が続いたものでした。同じフロアで見つかればラッキーで、大体はエレベーターで見かけた別の階の面白そうなものを見て回っていました。

 買い物における母のルーチンは「買い物をする」「娘の手を引きふらふらとどこかに行った息子を探す」「ふらふらと帰ってきた夫に荷物を渡す」「帰る」というものだったと記憶しています。(父も放浪している辺り、似た者親子ではあります)

 

 些末な思い出話でした。でも、探し物が苦手な人は迷子になりやすい法則、あると思いません?