何事においても緊張と緩和のバランスを取ることは不可欠です。ここ数日は堅苦しい内容の記事が続いてしまったので、今回はまったりとどうでもいい話をしましょう。
まあ、真面目そうなことを語っているとなんとなく気恥ずかしくなり、少しフザケたくなるだけですが。
今回の記事はまるで「日常系日記ブログ」のような雰囲気を醸し出すことを目標としてみます。
吹雪いていても、雪山は良いものだ
夏は暑いのが嫌いなのでエアコンの効いた部屋で引き篭もることを良しとする私ですが、冬は多忙であっても月に最低一度くらいは雪山に行ってウィンタースポーツをやりたい私です。寒いからこそ、動きたくなります。
しかしながら今年の2月上旬は海外出張の予定があり、「すみません、足の骨を折ったので出張に行けません」といった事態になってしまうと会社上層部から苛烈な叱責を頂戴する気がしたため、1月はウィンタースポーツを控えていました。
何はともあれ出張は無事に終わりましたので、さっそく雪山へ。
今回は致命的なほど吹雪いてはいないものの、そこそこ先が見えない程度の天候でした。ウィンタースポーツは曇りが良いのですが、天気に文句を言っても仕方がありません。
それにしても相変わらず私は写真が下手です。もうちょっとこう、撮るべき対象を絞ってですね・・・天気には言っても仕方がないですが、自分の腕には文句を言ってもいいでしょう、ええ。
スノーモービルが楽しかったので、記憶の記録
今回の雪山はスノーモービルの体験が主目的です。
一部のスキー場では体験コースがありますので、今回はいい年をした男二人でそれに参加してきました。
愚かなことにはしゃぎ過ぎてちょうどいい絵を撮影し忘れており、人様に見せられないレベルのニヤケ面を晒していた写真しか無かったので適当に隠しておきましょうそうしましょう。
ブログ用に後ろ姿でも撮っておけばよかったです。
それはさておき、スノーモービルです。小型の雪上車です。
感想は「とにかく素直に楽しかった」ですが、それだけだと寂しいので乗っている際に考えていたことを整理してみます。
◆操作性がとても良い
雪上の視界でグローブをしての操作を前提としているため、ボタンやレバーは見やすく、数は少なく、そして一つ一つが大きかったです。
右手のレバーでアクセル、左手のレバーでブレーキでしたが、エンジンブレーキがやたらと強いため完全停止する時以外はブレーキを使う必要はありませんでした。むしろスロットルレバーを押し続けていないとすぐに止まってしまうため、常にアクセルを開けておく必要があります。よって運転中の右手は使いっぱなしです。
レバーの他に右手側にはエンジンボタン、左手側にはグリップウォーマーやライト、バックなどいくつかボタンがありましたが、まあ3分もレクチャーを受ければ覚えられる程度に単純化されていますので、誰でもすぐに乗ることができるでしょう。
普段アクセルを使い続ける右手側には誤操作を防ぐためにエンジンボタンだけがあり、逆に空いている左手側には別の操作ボタンが集約されており、直感的に分かりやすい良いインターフェイスでした。技術屋的にとても好感が持てます。
◆エンジンが切れる仕組みが素敵
スノーボードではリーシュコードを使います。
リーシュコードとはボードと人を繋ぎ止める紐のことです。不慮の事故でボードが足から外れてしまった場合などにボードだけ滑落していかないように、リーシュコードで足とボードを繋いでいます。ペットを繋ぐリードのようなものですね。
スノーモービルでも同じように体とスノーモービルをコードで接続します。
ただしスノーボードとは違って人と機械をしっかりと繋ぎ止めるのではなく、紐が引っ張られると接続部が外れてエンジンが自動停止する仕組みになっていました。
人がスノーモービルから転落した場合にはエンジンが停止する、つまりトラブル発生時には安全サイドで落ち着くようなフェールセーフ設計がされています。コードは簡単に外れますので転落したとしてもスノーモービルに巻き込まれる危険は少ないです。これもまた技術屋的にとても好みな設計です。
◆案外疲れる
スノーモービルは安定性が高く、エンジンの力によって登りも下りもスイスイと走れます。特に「雪道を登れる」動きは他のウィンタースポーツでは経験しにくいため、やたらとテンションが高まりました。
ただ、安定しているとはいえスノーモービルはバイクと違って体重移動ではあまり曲がれないため、ハンドルをちゃんと切る必要があります。そのため慣れないうちはハンドル操作で上半身に負担が掛かるかもしれません。
また、雪上の凹凸を拾うせいでそこそこに振動があり、スノーモービルの挙動に合わせて体を動かしたほうが安定するため、意外と全身運動です。よって案外疲れます。次の日は上腕と大腿四頭筋辺りが筋肉痛になりました。
結言
割引を使わないとちょっとお高いのですが、1シーズンに1回は乗りたいなと思うくらいに楽しかったです。
あと、文章の個性的に、私には日常系日記ブログは向いていないと思いました。