睡眠に用いるthing(もの)は重要であることに、いい歳をして気付いたかもしれません。
製造業の人っぽい空気を出してみただけ
5月に引越してきてからどうにも睡眠が浅い日々が続いています。毎日4~5時間くらいしか寝られていません。
元々5~6時間睡眠だったので微減ではありますが、元が充分だったわけでもないので結構な減少幅だったりします。
睡眠は好きではないので睡眠時間を可能な限り削りたい派の人間ではありますが、ショートスリーパーと名乗るほど頑丈な人間なわけでもなく、睡眠時間が減ったことで明らかに寝不足を実感する程度までダメージを受けているのでこれは早期の改善が必要だと思っています。
睡眠不足の原因は何か、ここは製造業の人間らしく変化点を5Mで捉えてみましょう。
5Mとは「人(man)」「機械(machine)」「材料(material)」「方法(method)」「計測(mesurement)」の5つをまとめた表現で、製造業で問題解決なり改善活動なり何らかを行う時に漏れなく抜けなく物事を検討するためのフレームワークの一つです。特に不良や不具合やトラブルは変化点に生じることが多く、何が変化したかを検討する際にこの5Mのフレームが頻繁に用いられることとなります。
他にも7Mやら5M2Eなど拡張した概念がありますが、基本は5Mです。
と言っても、今回であれば人・機械・方法・計測は除外できます。
人は変わらず私は私ですし、機械は使っていません。方法も変わらず寝る時間は今まで通りですし、計測も何も時計は正確です。
何が変わったのかと言えば、もちろん当然ながら材料です。
いえ、まあ、こんなよく分からない前置きはいらないのです。
原因はどう考えてもマットレスなのですから。
考えなくても分かる、分かれ
以前のアパートでは部屋が広かったのでベッドを置かずに布団を敷いており、その際はちょっとお高いマットレス不要の敷布団を用いていました。
5月に引っ越した際もその布団一式を持ち込んだのですが、困ったことに部屋が狭くなったせいで布団を敷くと収納スペースが不足する事態に。急遽安いベッドと収納ケースを買ってきて、ベッドの下に季節違いの衣服や毛布などを仕舞うこととしました。
そこでちゃんと寝具も一式を揃え直せば良かったものの、「マットレス不要の敷布団だからベッドの上にそのまま使えるんじゃないかな」と意味の分からない吝嗇思考が働いてしまったことが運の尽き。
金属製の安いベッドと柔らかいマットレス不要の敷布団。
その調和は控えめに言ってゴミです。
普段汚い言葉をブログでは控えている私ですらハッキリ申し上げるレベルでゴミだと断言します。
金属製の安物ベッドは床板の部分が金属のネットで出来ているためやたらと軋んで沈み込み、マットレス不要の敷布団がその変形に巻き込まれて沈んでいくせいでまったく体が休まりません。肘や膝を敷布団に立てたり寝返りを打とうものなら敷布団との接触部が金属の床板に押し付けられて若干の痛みを生じるレベルです。
マットレス不要の敷布団は硬い床の上に敷いて初めてその機能を発揮できるものであり、不安定な安物ベッドの上に敷いては宝の持ち腐れもいいところです。引っ越してから此の方、むしろ初日の時点からこのベッドには硬いマットレスが絶対に必要だという現実から目を逸らしていましたが、そろそろ限界を感じています。
マットレス不要の敷布団にどこまで私は期待しているんだ。マットレスも無しにベッドで快適に寝られるわけがないじゃないですか。
考えなくてもそのくらいは分かるべきです、常識的に考えて。
結言
床板部分にもスプリングが入っているようなダブルクッションの贅沢なベッドが欲しいわけではありませんが、せめて最低限寝心地の良い寝具が人には必要だと実感する一か月となりました。
元々好きではなかった睡眠がより嫌いになってしまう前に、ベッド用の畳的な何かを購入したいところです。