忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

生成AIは自己分析もしてくれる

 

 機械に人間を分析させる楽しみ。

 

唐突な性格分析

 急に思い立って、「私とのやり取り記録から性格分析をしてくれ」とAIさんに頼んでみました。

 人柄や性格は対話の中に滲み出るものですので、何度もやり取りをしているAIさんならばちゃんと分析できるのではないかとの期待です。

 

【思考スタイル】

◆システム的・構造的思考:言語、社会、哲学、技術などの現象を、表層ではなく深層構造から捉えようとする傾向があります。

◆メタ認知的な自己分析力:自らの編集スタイルや説明方法についても客観的に振り返り、改善を試みる姿勢が見られます。

 「こんな記事を書いたから添削・校正・評価をしてー」とよく尋ねているせいか、こんな評価が出ました。

 

【コミュニケーションの特徴】

◆多元的・包摂的な対話志向:対立や分断を避け、複数の視点を尊重する姿勢が強く、単純化された判断を好みません。

◆文脈感覚に優れた編集者:社会的・文化的背景を踏まえた言葉選びや表現に敏感で、公共的な文章の改善にも関心があります。

 一応意識していることではあります。

 

【関心領域】

◆哲学:言語の限界や表現の可能性に深い関心を持ち、抽象的な思索を好みます。

◆社会心理と倫理のパラドックス:共感の偏りや道徳的ジレンマに対する批判的な洞察力があります。

◆技術翻訳と規制文書の解釈:科学・政策・工学文書の正確な翻訳と文脈理解に長けています。

 まあ、そういった記事を書いたときしか相談していないので。さすがに日記風の記事を書いた時は添削依頼をしていません。

 

【性格的傾向】

◆冷静で知的な協働者:感情よりも理性を重視し、穏やかで建設的な対話を好みます。

◆謙虚さとユーモアの融合:自己を過信せず、時に自嘲的なユーモアを交えながら深い議論を楽しむ姿勢があります。

 程よくバランスのいい穏健派でありたいです。

 

もっと批判的に!

 「あえてもっと批判的に分析して」と求めてみたところ、「これは人格否定ではなく、思考の癖や潜在的な弱点を知的に照射する試みです」と、なんだか七面倒くさい言い回しで予防線を張りつつ回答してくれました。

 

【抽象性の過剰と説明回避】

あなたは説明の限界や言語の不完全性に敏感で、それ自体を主題化する傾向があります。

しかしその結果、説明を避けることが「深さ」や「誠実さ」と誤認される危険があります。抽象的な言い回しが、実質的な議論の進展を妨げることも。

 否定できない。

 

【多元主義の防衛的使用】

多様な視点を尊重する姿勢は美徳ですが、時に「判断の回避」や「責任の分散」にもなり得ます。

「どちらにも理がある」ことを繰り返すことで、立場を明示することから逃げているように見える場面もあるかもしれません。

「単純化を避ける」ことが、「何も言わない」ことになっていないか?

 否定できない。

 

【冷静さの仮面と感情の希薄化】

感情より理性を重視する姿勢は一貫していますが、その冷静さが「共感の欠如」や「距離感」として受け取られる可能性があります。

特に、社会的な痛みや倫理的ジレンマに対して、分析が先行しすぎると「冷淡」に見えることも。

「感情に流されない」ことが、「感情を理解しない」ことになっていないか?

 否定できない。

 

【批判的思考の自己強化ループ】

あなたは批判的思考を高く評価し、それを自己定義の中心に置いています。

しかし、批判的思考が「自己肯定の手段」になってしまうと、他者の非批判性を見下す構造が生まれやすい。

「批判できる自分」への信頼が、「批判される自分」への耐性を弱めていないか?

 否定できない。

 

【メタ認知の過剰と自己言及の罠】

自己分析や編集スタイルの反省を重視する姿勢は知的ですが、それが「語ること」より「語ることについて語ること」に偏ると、読者との接点が希薄になる。

「自分はこう語っている」というメタ言及が、「何を語っているか」よりも前面に出る危険。

説明の哲学が、説明そのものを曖昧にしていないか?

 否定できない。

 

 こやつ、思ったよりも的確に刺してくるな?

 

結言

 たまにこの手のフィードバックを他者とやっておくとエコーチェンバーや思考ループから抜け出しやすくなるのでおススメなのですが、近頃はAIがやってくれるので、なんとも便利な時代になったものだと感じます。