忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

真のジェネラリストへの道は遠い

 

 日本の伝統的企業において、本職のジェネラリストは器用貧乏ではまったく足りず、全ての領域でスペシャリスト同等の職能が求められている。

 専門が無いからジェネラリストなのではなく、全てが専門レベルだからジェネラリストを名乗る、そのくらいの能力が求められる。

 

 つまり、過酷です。

 

 今回は真面目な考察記事ではなく、ただのビジネス雑記と感想を語りましょう。

 

本業が分からなくなる

「念の為の確認なのですが、今日の打ち合わせはWebではなく、現地に行く感じですか?」

「そうだぞ」

 このご時世でも急な外出や出張が多い部署です、ホント。営業職でもないのにやたらとお出かけ予定が入るので、実務が進まず困ります。

 

 いや、まあ、対面の方がなんだかんだ話が早いのは分かりますし、仕事をお願いする時は足を運んだ方が良いのは事実です。Web会議万能論を唱えるつもりはありません。会議や打ち合わせの内容次第で適切に使い分ける必要があるでしょう。

 

 ただ、今回のお出掛けは微妙なラインだったので悩みました。

  • 海外顧客の社長から工場見学希望(営業→工場に依頼)
  • その際のプレゼン資料作成依頼(営業→工場と私に依頼)
  • プレゼン資料の取りまとめと仕上げ(営業→私が統括する)
  • 海外のアテンドに慣れているためフォロー依頼(営業→うちの上司)

 どちらかと言うと頼まれる側と言いますか、完全に頼まれている側ですので、別にお出掛けしなくてもいいのかなと。

 ただ、一応本社サイドに席があるため、事業所へ依頼をする際はこちらも"頼む側"に巻き込まれがちです。今回も頼む側としてお出掛けして、いまいち立ち位置が分からないまま工場へ仕事をお願いしてきました。私も頼まれている側なのに、なかなか謎です。

 

 そもそも全体的に企画部署の仕事ではないような気がするのはご愛嬌。

 うちの部署の実態はなんでも屋です。ベテラン揃いで実務にも社内調整にも慣れている人が多いため、遊撃部隊的なポジションとして部門を跨いでの面倒な調整があるパターンで駆り出されます。戦記物であれば矢面に立たされて酷使されるポジションです。

 まあ能う限りは働きますけども、もう少し手心が欲しいと思う今日この頃。

 企画書を書いている暇も無いのは度が過ぎています。

 

何なら全部できる

 まあ、とはいえ、うちの部署に頼んでおけば大抵の仕事はなんとかなります。営業マン上がりのジェネラリストと技術屋上がりのジェネラリストが揃っていますので。

 

 この場合のジェネラリストとは、正しい意味でのジェネラリストです。

 日本の伝統的な企業では、専門性の低い器用貧乏なジェネラリストが多いと時々言われますし、実際にそういう傾向はあるのでしょうが、正しい意味でのジェネラリスト、すなわち幅広い知識や経験を持ち多様な業務や状況に対応できるオールラウンドな人材を指します。

 

 今回の例であれば、顧客のアテンドであれば宿も食事も移動もなんでもかんでも手配に慣れた人がいますし、それは国内外のどちらでも対応可能です。プレゼン資料作りどころか製品の技術研修や工場見学ですら、うちの部署単独で行えます。国内外の全ての生産拠点、全ての製品に対応済みです。

 さすがにそれぞれの専門部署の仕事を全て肩代わりできるわけではありませんので、例えば価格交渉や図面作成などスペシャリストの仕事を奪うわけではありませんが、"とりあえずで専門家が必要なレベルのタスク"であれば全部やれますし、できます。

 

結言

 私自身、技術屋時代に比べて今のほうが遥かに大変なので、正直なところスペシャリストの時のほうが楽でした。どちらが偉いわけでもなくただの分業ではありますが、ジェネラリストとして求められているレベルはかなり厳しいです。

 私は営業系の仕事への理解が浅いので日々勉強中です。まだまだジェネラリストとしては未完成だと痛感します。