残念ながら、世の中には「勉強が嫌い」と考えている人も多いようです。
それは誤解です。
断言します。
大抵の人は勉強が好きです。
「勉強が嫌い」な人が嫌いなもの
結論から言えば、「勉強が嫌い」な人が嫌っているのは勉強そのものではなく、内容と形式に過ぎません。
つまるところ、ほとんどの場合は学校の勉強が嫌いなだけです。
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興味の持てない内容を扱う
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身体性を伴わない座学中心の形式
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一律の評価システム
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授業のペースに合わせなければならない窮屈さ
これらが嫌いなだけで、「学ぶ」という行為そのものが嫌いかどうかは別問題だと言えます。
人間は本来的に学習を好む動物であり、興味さえあれば勝手に学びます。
「勉強が嫌い」と考えている人だって、実際は様々な勉強を実践しているものです。
勉強様式
分かりやすく、様々な勉強様式を大まかに羅列してみましょう。
きっと「これならば好き」なものがあるはずです。
- 身体を使う学習(体感)
- フィールドワーク:街や自然を歩き、観察し、記録する
- 実験・ハンズオン:科学の実験、模型作りやDIY
- スポーツ・演劇:スポーツや表現を通じて身体で理解する
- 観察・記録
- スケッチ・写真撮影:見たものを絵や写真でまとめる
- 自然観察・社会観察・人物観察:現象を観察して記録・分析する
- 聴覚による学習
- ポッドキャスト・音声講義:視覚ではなく聴覚主体で学ぶ
- シャドーイング・語呂合わせ:聴覚やリズムによって記憶する
- 会話・対話による学習
- ディスカッション・ディベート・AIとの対話:対話を通じて理解を深める
- ラーニング・バイ・ティーチング:人に教えることで自分も学びを得る
- 実践・プロジェクト形式
- 作品制作(小説・音楽・アプリ・動画):実際にモノを作ることで学習する
- イベント企画・社会実験:他者や社会と協業して物事を動かすことで学習する
- コミュニティ参加・ボランティア・インターン:実際に参加することで学習する
- 遊びによる学習
- ゲーミフィケーション学習:ゲームの仕組みを応用した学習方法
- ゲーム:歴史、戦略、交渉、政治など、ゲームから学び取る
- 日常の学習
- 料理で化学を理解する
- 買い物で経済を体感する
- 散歩で地理や都市構造を観察する
- 家事で効率化やプロセス設計を学ぶ
- 日記で文章力や思考力を鍛える
- その他
- リフレクションジャーナル
- メタ認知トレーニング
- 環境を変える学習
- インタラクティブ教材
結言
「勉強が嫌い」な人は、勉強を「学校の内容・形式」に限定してしまっているだけで。しかし机に向かって教科書を開いてノートを書くことだけが勉強ではありません。
本来の勉強はもっと自由な様式で幅広い含意であり、言ってしまえば勉強なんて大層なものではなく、むしろ誰もが自然に行っている行動です。コスメに詳しい人も、ゲームが上手い人も、それぞれ勉強をした結果です。
そもそも辞書を引けば簡単な話で、勉強とは
- 学問や技芸などを学ぶこと
- 物事に精を出すこと、努力すること
- 経験を積むこと
であり、何かを身に付けたり上達しようと努力する経験、それが勉強です。
役に立たなくとも、高尚でなくとも、頑張っていればそれが勉強なのですから、頑張ることを否定する必要はありません。
もっと言わせてもらえば、学問的なものの価値を高く置きすぎだとすら思っています。高度な学問を学ぶ人と、実践的な仕事の技術を学ぶ人と、趣味や日常を学ぶ人、それらに本来、上下・優劣を付ける意味はないのですから、それぞれ尊重し合えばいいだけの話です。