忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

「勉強が嫌い」の誤解:「勉強」の様式と自由度

 

 残念ながら、世の中には「勉強が嫌い」と考えている人も多いようです。

 

 それは誤解です。

 断言します。

 大抵の人は勉強が好きです。

 

「勉強が嫌い」な人が嫌いなもの

 結論から言えば、「勉強が嫌い」な人が嫌っているのは勉強そのものではなく、内容と形式に過ぎません。

 つまるところ、ほとんどの場合は学校の勉強が嫌いなだけです。

  • 興味の持てない内容を扱う

  • 身体性を伴わない座学中心の形式

  • 一律の評価システム

  • 授業のペースに合わせなければならない窮屈さ

 これらが嫌いなだけで、「学ぶ」という行為そのものが嫌いかどうかは別問題だと言えます。

 

 人間は本来的に学習を好む動物であり、興味さえあれば勝手に学びます。

 「勉強が嫌い」と考えている人だって、実際は様々な勉強を実践しているものです。

 

勉強様式

 分かりやすく、様々な勉強様式を大まかに羅列してみましょう。

 きっと「これならば好き」なものがあるはずです。

  1. 身体を使う学習(体感)
    • フィールドワーク:街や自然を歩き、観察し、記録する
    • 実験・ハンズオン:科学の実験、模型作りやDIY
    • スポーツ・演劇:スポーツや表現を通じて身体で理解する
  2. 観察・記録
    • スケッチ・写真撮影:見たものを絵や写真でまとめる
    • 自然観察・社会観察・人物観察:現象を観察して記録・分析する
  3. 聴覚による学習
    • ポッドキャスト・音声講義:視覚ではなく聴覚主体で学ぶ
    • シャドーイング・語呂合わせ:聴覚やリズムによって記憶する
  4. 会話・対話による学習
    • ディスカッション・ディベート・AIとの対話:対話を通じて理解を深める
    • ラーニング・バイ・ティーチング:人に教えることで自分も学びを得る
  5. 実践・プロジェクト形式
    • 作品制作(小説・音楽・アプリ・動画):実際にモノを作ることで学習する
    • イベント企画・社会実験:他者や社会と協業して物事を動かすことで学習する
    • コミュニティ参加・ボランティア・インターン:実際に参加することで学習する
  6. 遊びによる学習
    • ゲーミフィケーション学習:ゲームの仕組みを応用した学習方法
    • ゲーム:歴史、戦略、交渉、政治など、ゲームから学び取る
  7. 日常の学習
    • 料理で化学を理解する
    • 買い物で経済を体感する
    • 散歩で地理や都市構造を観察する
    • 家事で効率化やプロセス設計を学ぶ
    • 日記で文章力や思考力を鍛える
  8. その他
    • リフレクションジャーナル
    • メタ認知トレーニング
    • 環境を変える学習
    • インタラクティブ教材

 

結言

 「勉強が嫌い」な人は、勉強を「学校の内容・形式」に限定してしまっているだけで。しかし机に向かって教科書を開いてノートを書くことだけが勉強ではありません。

 本来の勉強はもっと自由な様式で幅広い含意であり、言ってしまえば勉強なんて大層なものではなく、むしろ誰もが自然に行っている行動です。コスメに詳しい人も、ゲームが上手い人も、それぞれ勉強をした結果です。

 

 そもそも辞書を引けば簡単な話で、勉強とは

  1. 学問や技芸などを学ぶこと
  2. 物事に精を出すこと、努力すること
  3. 経験を積むこと

であり、何かを身に付けたり上達しようと努力する経験、それが勉強です。

 役に立たなくとも、高尚でなくとも、頑張っていればそれが勉強なのですから、頑張ることを否定する必要はありません

 もっと言わせてもらえば、学問的なものの価値を高く置きすぎだとすら思っています。高度な学問を学ぶ人と、実践的な仕事の技術を学ぶ人と、趣味や日常を学ぶ人、それらに本来、上下・優劣を付ける意味はないのですから、それぞれ尊重し合えばいいだけの話です。