久しぶりに仕事の愚痴を綴ります。たまにはグチグチ愚痴を言いたくなるのです。
月次の報告での一幕
多少ぼかして書きますが、「ある部品の寸法精度が怪しいため、設計部門として厳密に寸法を指定した図面に改訂してくれ」という依頼がありました。寸法がカッチリ決まっていないというのは古い図面にはよくあることですので、現代的に見直す必要があります。
私はその部品の国際規格・産業規格を知っているので規格書をめくり、
設計意図を知っているので規格と突合して寸法を設定し、
材料と力学を知っているので強度等の計算をし、
エンドユーザーの使途を把握しているので寸法の妥当性と安全率を判定し、
サプライヤーの設備を把握しているので加工可否を考慮し、
サプライヤーの担当者を知っているので念のため電話で確認し、
実物の保管場所を知っているので現物を持ち出し、
測定方法を知っているのでサッと測定し、
加工実力から見て問題ないと判断して図面の改訂を行います。
実働2時間程度の、いつもの日常業務です。
別のチームは今のところ2ヶ月経っています。
さて、月次の報告会議では日程表を基に今月の進捗や今後の予定を話し合います。
この図面改訂についても別のチームは立派な日程表と今後の予定を作成されていました。私は日程表に書くことが無いので、一言「終わりました」のみです。
その結果、上から「計画をちゃんと立てていない」「他チームと違って活動内容が見えない」と文句を言われます。
早く終わらせると評価されない
こちとら仕事に必要な情報は全部脳内に詰め込んであるからいちいち調べたり探したり検証する時間が不要なのであって、それが見えないと言われても困るわけです。
脳を開いて思考回路を見せる訳にもいきませんし、知ってることを全部書き出していたらそれだけで日が暮れますし、会議の場で「普通このくらい知ってんだろ」という態度を取ったらイヤミな人間にしかならない訳で、ただ一言「終わりました」としか言えないわけですよ。
また、実働2時間で終わる程度の仕事で日程表なんて作っていたら、今のペースだと毎日4~5個は日程表を書くことになります。それを作るだけできっと2時間は掛かるでしょう。そんなバカげた暇があるなら別の案件を1個片付けたほうがよっぽどマシというものです。
そもそも育てていた若手や後輩を他所に盗まれてしまい今年は1人チームなせいで、他と違って日程表での進捗共有が不要な状況でもあります。
つまりは、仕事に対してどれだけ労働時間を投入したかではなく、どれだけ仕事をこなしたかで考えて欲しい、という愚痴です。
短時間で終わらせると活動が見えないから評価せず、長時間かけていれば活動が目に見えるから評価するなんて暗に言われると、ちゃっちゃと仕事をこなすのが馬鹿馬鹿しくなるじゃないですか。
そんなんだから残業してる方がちゃんと仕事してるなんて意味の分からない価値観が生まれるんですよ、もー。短時間で仕事をこなせるほうがいいでしょうにー。
実態(厄介な奴)
「じゃあ俺を異動させましょう、そうすりゃ仕事の速度が遅くなって見えるようになるじゃないですか、それで万事解決です」
「それは仕事が回らなくなるから困る」
「じゃあダラダラ仕事すりゃあいいんですね」
「そういうことじゃなくて」
「じゃあどうすりゃいいんすかー、ブーブー」
「もちろん成果はちゃんと上に報告するからさ」
私は仕事中には直接直球で発言する、よく言えば正直者、普通に迷惑なタイプの人間なので、実は私の上司の方が胃に痛みを覚えている説、あります。
上に書いてきた愚痴も全部マルっと伝えています。扱いにくい部下です、ホント。
よ、良く言えば目上に甘えるタイプということで・・・こう、素直な態度を取っても許されるかな、と。無理筋の自己弁護ですね、はい。上司の寛容に甘えてるのは事実ですけど。
それにしても、「売上目標は未達だが、目標の倍以上の売上は達成した」という意味不明な報告を役員会でしなければならないなんて、うちの上司は大変そうです。(他人事感)
好きなジョーク
有名なジョークを一つ。
どんな機械でも直せる、優れたエンジニアがいた。 30年間忠実に会社に勤めた後、彼は無事引退した。 数年後、数億円の機械がどうしても直せないと、会社から知らせを受けた。 いろいろ試したが、彼らにはどうにも直せないのであった。 彼らは自暴自棄になって、過去に多くの問題を解決した、引退したエンジニアに連絡を取った。
エンジニアは、しぶしぶ腰を上げたのであった。 彼は、巨大な機械を一日かけて調べた。 その日も終わろうかという頃、彼はある部品の上に小さな "x" マークをチョークで書いて、誇らしげに言った。 「これが問題の個所だ。」
その部品は交換されて、また機械は完全に動くようになった。 会社は、仕事代として5万ドルを彼から請求された。 会社は、料金の明細を要求した。 そのエンジニアは、ごく短い返答をよこした。
チョークのマークひとつ:$1
それをどこに書くか知っていること:$49,999
料金は全額支払われ、エンジニアは再び幸せな引退生活に戻った。
引用元:コンピュータジョーク
上司に伝えていない本音
なんでも面と向かって口に出すけど、さすがに言っていないこと。
「技術が好きで、仕事が好きなので、効率化とか勉強とかそういうのは楽しいからやってるだけです」
「評価の大小とかどうでもよくて、つまりは娯楽で、趣味で、遊びなんです」
「数字とか成果とかそんなの勝手に持ってっていいし、評価に反映されなくてもいいんだけど、楽しく遊んでるところにわざわざ水を差すのだけは止めてよ」
まあ、言うべきじゃないですね。水を差されるとものっすごい不機嫌な顔をするのでバレてるとは思いますけど。いやー、実に扱いにくいこって。
やってることがファミコンのコンセントを抜かれた時に母親に怒る子どもと一緒ですもの。違いは宿題を終わらせてるかどうかだけで。これ、成果を出せてなかったらクビになってもおかしくないな!(他人事感)
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基本的に温厚な人間のつもりではありますが、【仕事中】【相手が目上】というトリガーが同時に発動するとなかなかの狂犬ぶりを発揮します。仕事中はどうしても脳の合理性回路が暴走しがちで、良く言えばストイックですが悪く言えば猪突猛進です。(頭と態度が)悪い奴ですホント。
最近は少し学習して、「個人」ではなく「仕組み」に牙をむくようにしています。ガウガウ。