忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

無識者会議

座長「皆様、おはようございます。この度はご多忙の中、ご参集を賜りまことにありがとうございます」

座長「開始時間となりましたので、ただいまより『第1回持続可能なブログの運営に関する無識者会議』を開催いたします。本日の配布資料をご確認ください。まずは会議開催の趣旨をご説明させていただきます。お手元の資料1をご覧いただければと存じます」

 

「資料こっち来てないです」

 

座長「申し訳ございません。直ちにお持ちいたします」

座長「資料は行き渡りましたでしょうか。それでは進めさせていただきます。本会議の趣旨といたしまして、日毎切れ目なしに記事を作成し投稿しております当ブログについて、現状と致しましては当人の私的な愉楽に基づいた意図の掴みかねるモチベーションによって継続されておりますところにございます。しかしながらこのような運営指針であってはいつ何時まで心身の健康を保ち非常の急変を避けることができるか知れたものではなく、決して持続可能な状態であるとは申せません。そのためこの度は諸賢の闊達な議論と卓識を賜ることでよりサスティナブルなブログ運営の道標とさせていただきたく、ご足労いただいた次第にございます」

 

「座長、話が長くて趣旨がよく分かりませんでした」

 

座長「冗長な説示で大変申し訳ございません。要するにBCP、ああ、いえ、当ブログの事業継続計画の策定を検討するにあたり、諸賢の達識を賜りたいと欲心しております次第です」

 

「つまり?」

 

座長「ええと、はい。ブログをこれからも長く続けていくにはどうすればいいかな?何か良い案はないかな?といったことを皆さんに聞きたい、そういうわけでございます」

 

「すまんが、サステナブルとはなんだ?」

 

座長「サスティナブルとは持続可能なことを意味する形容詞でございます」

 

「ブログの運営ってのはよく知らんが、とにかく毎日何かしら適当に書いてりゃいいんじゃないか?」

 

座長「仰る通りではございますものの、常より健全な心身を保てるかは不確かであり、たとい下らぬ内容とても執筆には時間を要するものでございますので、日毎の更新が持続可能かと言えば必ずしもそう立言することは難しいかと存じております」

 

「よく分からんな」

 

座長「皆様、宜しければ建設的なご提案をいただけますと幸甚でございます」

 

「オレは土建屋じゃないぞ」

 

座長「建設的とはそういう意味ではございませんのでご安心ください」

 

「座長、文字が読めません」

 

座長「ああ、では、おとなしく静かに座っていてください」

 

「そもそもブログってなんだ?」

 

座長「お時間になりましたので、本日の会議は以上とさせていただきたく存じます」