忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

さてさて、お出かけの時間だ

 

 朝。荷物を持って空港への道を行く。

 いつもであれば最寄りの駅まで徒歩6分程度の道だが、今日はトランクケースを持っている。余裕を見て20分前に出よう。

 そう思ったのは正解だった。再舗装されるほどでもなく、しかし決して滑らかではない道がこちらの想定以上に襲いかかってくる。ガタガタと悲鳴を上げるキャスターに不安を覚えながらトランクケースを引き摺るように駅まで運び込んだ頃には汗だくになっていた。時間はほぼ予想通り。意外と私は時間感覚が優れているのかもしれない。

 

 座れるほどではないがいつもよりも少し空いている電車に乗り、空港へと向かう。やはり空いている電車は良い。満員電車は電車の魅力を損ねるどころかマイナスにしていると思う。早く満員電車など無くなればいい。

 

 やたらと早く空港に着く。遅刻してはコトなので、世間一般で言われているように3時間前には着くようにしているが、どうにも早過ぎるような気はしている。

 これは私の主な出国理由が海外出張のためだろう。恐らく長期休暇の際はやたらと受付が混んでいて時間が掛かるに違いない。長期休暇の時期に空港へ来たことがないため分からないが。人混みは、苦手だ。

 

 何故か羽田率が高かったため成田空港はこれで2度目となる。前回は馬鹿みたいに慌てていて空港内を見て回る時間が無かったため、今回はノンビリと歩き回ってみた。やはり国際空港は色々と見て回る場所があって面白い。

 ちょうど昼食の時間だったので洋食屋に入り、あえてチキンとポテトを貪り食った。空港には「日本らしさ」全開の飲食店が多々あるが、それは海外へ戻る人々が最後の思い出に食べるものだろう。わざわざ日本から出国する日本人が日本風の料理を食べる意味はない。その楽しみは帰国後に味わうべきものだ。

 

 失敗した。近距離だから出ても精々が軽食くらいだろうと思っていたが、がっつり機内食が出た。事前に確認することを知らない己を呪う他ない。

 しかもメニューはチキンとポテトサラダだ。絶望的なまでに被った。辛い。ちなみにチューブ状で付いていた炒めコチュジャンは辛い。

 

 同行者と合流するために空港で時間を潰す。幸い暇潰しには事欠かない。なにせ今日は平日、ちょっとメールボックスを開けばこちらの都合など知ったことかと返信を待ちわびている仕事のメールが勢揃いなのだから。いや、きっとこちらの状況を察して寂しくないようにとメールを送ってきてくれているのかもしれない。そうだ。そんなわけあるか。

 

 空港で夕食を食べてホテルまで移動した頃にはもう夜の10時を過ぎていた。明日に備えて早々に寝るべきだろう。そう思いながらブログを書いている。愚かである。

 なお、夕食の写真は撮り忘れた。相変わらず写真を撮ることが習慣化されていないポンコツだ。次の食事はちゃんと撮影しよう。

 一応ホテルの写真は撮ってみた。

 

 ・・・これは仕事の出張で泊まるホテル、だろうか?

 いや、まあ、この辺りの手配は完全に人任せにしていたので真剣に是非を問うつもりはないのだが。別にホテル帰着後にちょっと作業ができるスペースがあって後は寝るベッドさえあればそれ以外の装飾はどうでもいいのであって。

 あまり気にしても詮無き事であり、何はともあれ深夜だ、今日はさっさと寝るべきだろう。