忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

文章に「が」が多いのだが

 

 悪いクセです。

 

「が」が多い

 私の文章は「が」が多いです。

 「何々ではあります、それは何々で」

 「何々ではあります、それはさておきこれは何々で」

といったように、何かしらを述べる際の前置きとしての情報補足を前段で行って、それを接続するために「が」が多用される傾向があります。

 なんというか、くどい文章の典型例とすら言えそうです。

 もちろんこの変なクセは自覚していて治そうとはしているのです、なかなかうまく行かないのが実情です。

 不思議ですね。

 

反証的思考

 勝手な自己分析です、恐らくは反証的思考・批判的思考が原因だと思われます。何かしら自論を構築する際には必ずその対角にある批判的意見を同時に考えるようにしているので、それを文中に合わせて記述しておこうとしているのでしょう。物事を考える時は不定期にひっくり返す思考習慣が付いてしまっているため、 自論の展開、反論の想定、それに対する再反論の提供による自論の強靭化、そういった思考サイクルがそのまま文章として垂れ流されているわけです。

 つまり読み手の読みやすい文章構成ではなく書き手が思考した順番に文字起こしをしていることがこのような冗長な文章を生み出しています。

 

 もっと言えば、しようもない結論です要するにただの手癖です。書きたいように書いているだけであることの証左と言えます。

 良い文章であれば一文中に複数の見解を含めるべきではなく読みやすいように分けたほうが無難です。もしくはPREP法など文章のテンプレートを用いたほうがよいのでしょう。

 それをしていないのは、まあいくらでも言い訳は考えられますし何かしらそれっぽいことを言うことも可能です、結局はただの手癖に過ぎません。

 実に悪いクセです。

 

結言

 思いついたままに文章を書き散らしているから乱文になるのだということを理解しているくせに、怠惰にもその悪癖を修正していないだけであり、これは少なくとも有徳な行いではありません。せめてもう少し体裁を整えた文章にした方がいいのだとは分かっているものの、なかなか難しいのが現実です。

 いや、まあ、金銭をいただいて作成している文章ではないことに甘えているだけではあります、なんともはや。

 

 ちなみに、最近仕事で作る文書でも「が」が増えてきて少し困っています。手癖で毎日文章を書いているせいで、それが仕事にまで影響してきているようです。

 さすがにそろそろ見直さなければならないとは思っています。

 まあ、確約できない程度の弱い意思表示ではあります、意識して徐々に改善していきます。

 とはいえ意識すると余計に「が」が出てくるので、むしろ面白みすらあって困ったものです。