そろそろ睡眠にも向き合わなければならない気がしてきた。
私と睡眠
お布団に包まれている時間を至福と考える方も多いとは思いますが、私はあまり睡眠が好きではないこともあり、基本的には起きていることを好みます。寝ている時間があったら何かやっていたい、寝ている時間が勿体無い、そう考えるタイプです。
まあ、せっかちな貧乏性です。
気持ちの問題だけでなく身体もそう思っているようで、近頃は若干季節変動はあるものの目覚ましをかけずともほぼ5時間ピッタリで目が覚めます。夏は少し短めで、4時間半です。室温が高いのと日が昇るのが早いのが影響しているのだと推論しています。
とはいえ休日にはスイッチが切れるように睡眠を多めにとる日もあります。意図している訳ではなく勝手に寝落ちしてしまうのですが、疲れている時によく生じますので体が補充睡眠を欲しているのでしょう。
要するに、私は睡眠をちゃんと時間管理していません。目覚ましも使わず、基本的には体が欲するままに寝たり寝なかったりしています。
野性的と言いますか、文明的ではないと言いますか、一応体が求めている分は取れていると思いますのでそこまで問題ではないと勝手に自己診断しているのですが、まあただの言い訳です。
普通に考えて、もう少しちゃんとコントロールする必要があります。
食事だって体が欲するままに取ると栄養バランスが崩れたり体重が増減したりするように、体が欲している分を取れば健康だと考えるのは一種の自然信仰に近いもので、それは必ずしも健康的とは言えない以上、恐らく睡眠も一定レベルでの管理が必要です。
理系かな・・・?
少し理系的に考えてみましょう。
欲求とはベクトルではありません、スカラーです。
要するに幾何ベクトルのような[向き,大きさ]を持っておらず、スカラーな[向き]の情報だけを持っています。「こうしたい、ああしたい」と矢印を向けて人を動かしますが、それを”どれだけ”やるか、”矢印の大きさ”を欲求はコントロールしていません。
例えば汗を多めにかいて塩っ辛いものが食べたくなったとして、それは体が塩分を欲しているからだと言えるでしょう。しかしそこにあるのは[向き]だけであり、どれだけの塩分を取れば適量か欲求は判断していません。よって欲求の求めるままに動くと塩分を取り過ぎる可能性があります。
そもそも食欲それ自体が方向性のみであり、欲求にただ従うと痩せる人や太る人がいるように、欲求は量的管理をしていないのが現実です。量の管理はちゃんと人間が理性と意志を持って行う必要があります。
睡眠も恐らく同様です。睡眠それ自体への欲求は体が発信しますが、どれだけ寝れば適量かは欲求の管理対象外と言えます。よって適量はちゃんと人間が意識的に管理しなければならないでしょう。
と真面目に考えてみると、やはり体が欲するままに睡眠を取っている場合ではないような気がしてきました。
結言
睡眠は医学・科学の分野で意外と研究が進んでいる分野ですので、そろそろ無理のきかない年になりつつあることを自覚してちゃんと勉強・管理をしようかなと思っている、そんな今日この頃です。