忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

冷蔵庫と私

 冷蔵庫。

 それは食品その他を冷やすための家電、すなわち家庭用電気機械器具である。

 

 冷蔵庫は蒸気圧縮式冷凍回路によって内部の物品を冷やす機能を持つ。圧縮機により高圧高温の冷媒を循環させ、凝縮器によって熱を外部に放出し、膨張器によって冷媒を低圧低温へと変化させた後、蒸発器によって熱交換を行っている。エアコンと同様、ジュールトムソン効果を利用した極めて一般的で身近な冷凍サイクルと言える。

 余談的だが、この冷却原理を「可逆断熱膨張」で説明するか「不可逆断熱膨張」で説明するかで専門家かどうかの識別が付くと思っている。正しくはジュールトムソン膨張による等エンタルピー変化、すなわち不可逆断熱膨張である。ただし魚市場にあるような大型の冷却装置は空気による可逆断熱膨張であり、どうにも一概に説明するのは難しい。

 

 それはさておき、冷蔵庫である。我が家の冷蔵庫の扉は経年により若干ヒンジがヘタりつつあるものの、まだ辛うじて扉としての機能を保持している。

 その扉を開き、中身を拝見する。

 

 醤油。割り箸。

 以上。

 

 冷蔵庫、うちには不要ではなかろうか。

 

冷蔵庫と私

 私がコーヒー好きなことは周知の事実であり、実家に帰省するとドリップでもインスタントでもペットボトルでも「コーヒー」と名の付くものを何かしらお土産にもらうのが習慣になっています。自分で買うからいいよと言ってもおふくろは聞く耳を持たないため、最近は断ることを諦めました。

 今回はペットボトルコーヒーをもらいましたので、帰省後に冷蔵庫へ仕舞おうと扉を開いたところ、冷蔵庫の中身が醬油と割り箸しか入っていなかったので驚きました、という話です。

 もう本当にそれだけの話です。冒頭の話の意味は特にありません。

 

 いや、まあ、帰省に備えて足が早い飲食物は事前に処理しておいたのですけども、それにしても冷蔵庫の中身がほぼ空っぽというのは笑うしかないですよね。冷蔵庫が冷蔵庫として存在する意義、冷蔵庫のレゾンデートルを満たすには"モノを冷蔵してこそ"であるというのに。

 もはやこれは冷蔵庫ではなく、強いて言えば醤油冷やしマシーン、あるいは割り箸冷蔵装置、いえ、待機電力消費電気機械器具と言ってもいいかもしれません。その家電の存在意義とはいったい・・・

 

 あと、なんで割り箸を冷やしているのかは謎です。多分コンビニで適当な弁当を買って、後で食べようと冷蔵庫に入れた際、割り箸ごと入れて使わないまま忘れたからだと思います。後で何かに使いましょう。ちなみに卵用のスペースのところに3本入っていました。卵自体は入っていませんでした。

 

 食生活が死んでいるという話は以前もしましたが、なんだかその死に方が加速しているような気がします。死に方が加速ってどういう状況だかはさっぱりイメージが沸かないですけど、死後3分だったのが3回忌になった、くらいの差でしょうか。もはや蘇生の見込みは無さそうです。

 一応気が向いた時はちゃんと自炊もするんですけど、どうしても仕事の都合で帰宅時間にばらつきがある以上足が早い食品を買い込んでおくわけにもいかず、自炊する時は使う食品をその日に買ってきています。余った食品は冷蔵庫に入れておきますが、やはり冷蔵庫の存在意義は薄い状況です。

 夏場は冷たい飲み物が恋しいため飲料を冷やしておくのには使いますね、まあ、そのくらいの役割です。わずかながら我が家の冷蔵庫君も仕事はしています。今回は飲料すら入っていませんでしたけど、今はペットボトルコーヒーが入っているのでセーフです。

 ・・・たまには冷蔵庫にもちゃんと仕事をさせてあげないといけませんね。

 

余談

我が家で死んでいる家電その2:テレビ

数年単位で電源が入ったことなく、そもそも主電源すら抜いているので待機電力すら発生していない。もはや趣味の悪いインテリア。