引越し前後はなかなか土日に時間を作れなかったので暫しの間が空いてしまいましたが、歯医者通いを再開します。
嘔吐反射つよつよ族の一員が持つ一般的性質として歯医者を不得手としている私ではありますが、歯医者は定期的に通う派です。
不得手と苦手の違い
歯医者が不得手、これは苦手や嫌いとは少しニュアンスが異なります。
痛いから嫌だとか匂いや音が慣れないなど人によって歯医者を苦手とする理由は様々あることでしょうが、私はそういったことは特に感じません。病院なんですから薬品臭は自然ですし、歯を削る際のキュイーンという機械音や歯医者でしか見ることのできない多種多様な専用工具、これらは機械工学の知見でおぜぜを頂戴している身としてはむしろ大好物ですらあります。
ただ、好悪に関係なく嘔吐反射が強いので治療中に「おえっ」となり口を開けていられません。これは生理的な反射であり自らの意思ではどうにも制御ができず、治療のために口を開け続けていることが下手であるため歯医者が不得手と自称しています。
「下手の横好き」という言葉があるように得手不得手と好悪は異なる対比であり、不得手だからと言って苦手とは限りません。
ちなみに私は歯医者が苦手です。
だって行く度に「おえっ」となるわけで、そりゃあ当然苦手です。
じゃあ前段の話はなんだったんだという話ではありますが。
歯医者に通う理由
そんなわけで歯医者を不得手かつ苦手としている私ですが、歯医者はちゃんと定期的に通っています。
不得手で苦手なので昔はなるべく行かないようにしていたのですが、一度虫歯が相当に悪化してしまい長時間の治療を受けて以降はなるべくちゃんと通うようになりました。
なにせ嘔吐反射つよつよ族からすれば長時間治療なんて以ての外です。
途中で嘔吐反射が悪化し満足に口を開くこともできなくなり、しかし治療を途中で止めるわけにもいかない歯医者さんとの静かな駆け引きと望まぬバトルが始まってしまいます。
「頑張ってくださいねー」
「頑張ってとかじゃなくて反射なんで無理ですー」
「でも頑張ってくださいねー」
なんて無駄なやり取りをしながら歯医者さんと歯科助手さんに無理やり口をこじ開けられる様はもはや鵜になったかのようですらあります。
「口を開き続ける」、ただそれだけのために双方が徒労と苦痛を味わう、そんな馬鹿馬鹿しい苦行に身を投じるくらいであればなるべく定期的に通って歯の悪くなったところを早期発見し短時間の治療で改善できるようにしたほうがマシです。
1時間くらい嘔吐反射と戦うくらいであれば、毎月ちょっとずつ「おえっ」となったほうがいいでしょう。苦痛やストレスは分散するに限ります。
結言
出来る限り嘔吐反射を抑えるために「治療中は鼻で呼吸して違うことを考える」ことを歯医者の先生から以前教わりました。
そんなわけで治療中は次のブログ記事に何を書こうか考えているのですが、大抵は歯医者のことで頭がいっぱいいっぱいになってしまいます。
歯医者に行くと歯医者のことしか考えられなくなる、うちのブログで歯医者の話がよく出てくるのは、こんなどうでもいい理由です。