事業所の設計職から本社の企画職へ、部署を異動してからおよそ一年経ちました。
設計職の頃は自分が扱う製品群の知見だけで良かったのですが、企画職は会社全体の製品知識や競合他社を含む市場情報の幅広い熟知のみならず、財務・経理・営業・経営に関する知識も必要になります。国内だけならばまだしもグローバルでそれらを求められているため、まったくもって未だ学び切れていません。毎日が勉強です。
今年度の前半はノリと勢いで誤魔化していましたが、中盤はいよいよヘヴィになっていて、終盤はだいぶヘタレていたように思います。ダニングクルーガー効果的なアレで、最初はなんとかなるさと無根拠な自信がありますが、学べば学ぶほど知らないことが増えていき、徐々に無知が伸し掛かってくる、そんな感じです。
不定期の海外出張と頻繁な国内出張の余波を受けて、近頃ははてなブログの巡回すらできていなかった始末です。
まだ弊社では私のような下っ端の人事は発令されていませんが、4月の海外出張の話がどんどん進んでいるので恐らく来年度は残留が一応は決まっていそうです。
まあ昨年度も3月中旬に急遽辞令が下されましたのでまだ油断はできませんが。
一年を経て、仕事は増える一方ですのでフィジカル的には一杯一杯ですが、色々と学んできましたのでメンタル的には徐々に平穏を取り戻しつつあります。
とりあえずは残留前提で、今年度は学びのための助走期間であったのだとするためにも来年度こそはもう少し仕事で実績を上げたいと思います。
気にしい
はてなブログと言えばブログ同士のコミュニケーションが一つの売りかと思いますが、そんなわけで近頃はちょっとエネルギー不足でブログ巡回やコミュニケーションを避けていました。
ブログ巡回なんて大したエネルギーも時間も使わないだろうと思われるかもしれませんが、私は意外とその辺り気にしいだったりします。
たしかに当ブログは様々な物事に対して好き勝手に思いつくまま書き散らしているだけではあります。
ただし取り扱うテーマの対象はマクロな社会問題や世相、組織や集団のみです。極めて稀に公人を主題とすることはありますが、少なくとも私人を対象として誰かしらを刺そうとする意図は一切持っていません。私は人から刺されると人並みに傷つきますので、それを他者にしようとは思いません。「自分がされて嫌なことは他人にしない」と母から教わりましたので。
ただ、以前にまったくその気は無かったのに「これは自分のことを批判しているのですか」と読者登録されている方からコメントを頂いたこともあり、批判的な記事の書き方にはなんだかんだ気を遣っています。上手くできているかはさておき。
一切誰にも刺さらない批判は批判足り得ない以上、何かしらの批判が誰かしらに刺さってしまうのは止むを得ないことではありますが、なるべく穂先を丸めて振り回さない努力をしている次第です。もちろん万人を知り得ない以上誰に刺さるかを把握し切ることはできないものの、少なくともはてなブログのコミュニティ内など目の届く範囲には気を遣っています。
要するに、私にとってブログ巡回は他所様の情報を読むだけでなく気を遣う相手先の把握も含んでおり、例えば「うちに来てくれているこの人はこういった記事を書くからこの種の表現が刺さってしまいそうなので言い回しを変えよう」、そういった文章変更のための情報収集の意味を持っています。
私は自他ともに認める適当人間ではありますが、巡回先のブログ記事はちゃんとキッチリ読んでいるのです。
ただ、そんな読み方をしているのでブログ巡回には意外とエネルギーを使うといいますか、結構な負担があるのもまた事実でして、そこそこ余力が無いとどうにもブログ巡回をするパワーが不足してしまいます。
ここ最近のはてなブログコミュニティへの出不精、ブログ引き籠りはそんな感じの事情です。
結言
そもそも他者の目を気にしなければいい、と言った方向へ舵を切ることもできます。
ただ、個人の哲学、というよりもやはり趣味の範疇ではありますが、「私は人から刺されると人並みに傷つきますので、それを他者にしようとは思いません」を軸にしたいと思っていますので、そうしたいとは思いません。
それに他者の目を完全に気にしなくなった人は自身の言動が他者を刺していることにすら無自覚になります。そういった無自覚を私は避けたいです。なるべく人を刺さないよう、せめて刺さってしまったことへの自覚はしていたいと思っています。
そのためには他者の目を意識する必要があり、ブログ引き籠りはあまり宜しくありません。ようやく仕事のほうも落ち着いてきたのですから、頻繁なコメントは難しくともせめてはてなスターを置くくらいはコミュニティに顔を出せるようにしていきます。
要約すると、はてなブログの巡回を再開します。
それだけの私的な情報発信にこれだけの文字数を費やす冗長性。
ただただ話が長い。
余談
読者受けを狙うべきか自分本位が良いか。
ある意味で創作活動における永遠の課題ではありますが、私はどちらかに偏り過ぎると破綻すると思っています。作者は好きにやるべきですし、読者の目も気にするべきです。両面の視点があって初めて適切な創作が可能だと考えています。
もちろん完全なまでに読者受けを狙って成功する人もいれば、圧倒的な才能によって他者の目や批判を蹴散らせる人もいます。ただ、そういった人は特殊事例ですので、普通の人が普通の創作活動をするならば上手いことバランスを取ったほうが良いでしょう。