企画という名目の何でも屋の部署にいるため、本当に何でもかんでも仕事が舞い込んでくるのである意味楽しいです。
時に技術屋として開発に参加し、時に営業の真似事で顧客とやり取りをし、時に広報の代わりに新製品のリリースと販促を行い、法務的なことやグローバルな事柄も幅広く取り扱っています。会社で関わらない分野は経理・財務・人事・秘書くらいで、それも私が下っ端なだけで管理職はそれらにすら関わっています。まさに何でも屋です。
今回は「新しくwebアプリを立ち上げること」との命令が下ったため、いよいよ情シスの真似事も始めることになりました。
プロの能力は無いが、プロの仕事はしなければ
数年前にもwebアプリの立ち上げに僅かばかり携わったことがあるとはいえ、私自身は元機械屋の今企画屋ですのでソフトウェアは専門外です。
よってプロとしての能力は一切ありませんが、かといってSIerに丸投げするのも気が引けますし、それでは恐らく良いものが出来上がらないでしょう。
やるからにはせめてプロの仕事をしなければなりません。不明なところは洗い出し、分からないことは学び、能う限りの行動を取る必要があります。
別記事でも引用したことがありますが、私は以下の格言が好みです。
Your attitude, not your aptitude, will determine your altitude (Zig Ziglar)
貴方の[才能/能力]ではなく、貴方の[態度/姿勢]が貴方の[高さ/高度]を決定する
重要なのはその事柄についての能力ではなく望ましい結果を得るための行動です。行動こそが結果へと繋がる唯一の方策であり、能力は有るに越したことはありませんが無い袖は振れません。自身に能力が無ければ行動して能力を身につけるもよし、或いは能力のある人を動かすもよしです。
そんなわけで「とりあえず受託業者を呼びつけてやりたいことをまとまり無く説明する」なんて雑な仕事をするわけにはいきませんので、まずは必要な情報をかき集めて要求依頼書の作成からスタートです。叩き台を作ったら詳しい人に相談します。普段作らない書類なのでちょいと手間は掛かるでしょうが、やらないよりはやったほうがマシでしょう。やってみなければ分からないことは無数にあります。将来的に設計仕様を詰めるためにも、今が学び時です。
結言
ソフトウェアは専門外といっても、一応大学の頃はメカトロニクスをやっていたので多少はソフトウェアも知っています。テクノロジーは知っているがエンジニアリングが出来る訳ではない、そのくらいの感じです。
ただ、日程がちょっとどころではなく厳しいので少し辟易。何時いつまでに立ち上げたいという希望の意図は分かるのですが、それで非現実的なスケジュールを立てたってどうにもならないというのに。どれだけ根性や願望があっても無い袖は触れません。
何でも屋はそういった無理難題も何でも解決しなければならないのかもしれませんが。