今週はいつも以上にやたらとグローバルでインターナショナルでした。
各所の海外現法から外国語のメールが届くこと山の如し。
私のモチベーションは落ちて徐かなること林の如し。
たまったものではありません。
【月曜日】
中国人から中国語のメールが届く
【火曜日】
タイ人からタイ語交じりの英語メールが届く
【水曜日】
アメリカ人から英語でスペイン語の資料が送られてくる
【木曜日】
ポーランド人からポーランド語交じりの英語メールが届く
【金曜日】
韓国人からハングル交じりのメールが届く
わぁ、毎日違う言語でメールが届きおる。すごくグローバル。とってもインターナショナル。
私の語学力を鍛えるために誰かしらの陰謀が働いてやいないかと疑心暗鬼になるレベルです。
海外にビジネスを展開している会社に勤めている以上、外国語でのやり取りが発生することは仕方がありません。逃げようがないのですから、もう諦めて順応するしかないのです。
グローバルな働き方に憧れて外資系企業へ就職するようなキラキラした人はきっと語学もバッチリだと思うのですが、私はキラキラどころか潤滑油でドロドロした機械設計屋であって、語学で飯が食えるほど言語に精通していないのですよ。専門は語学ではなく工学なのですよ。隅っこで図面を描いているのが好みなのですよ。困ったらとりあえずで私にメールを送ってくるのは勘弁して欲しいのですよ。
そんな日々の結果、壊滅的だった外国語も今ではそこまで苦手意識が無くなってきました。未だ苦手なことには変わりありませんが。
外国語だって頑張ればなんとかこなせます、こなせますよ。こなせますけども・・・!
と、語学に対する弱音を漏らしつつも、ある種の『強み』であるとも思っています。
『強み』の分析
「複数のスキルを組み合わせることでオンリーワンに」といったことがビジネス誌や情報サイトでよく言われています。
これは理屈としてとても正しいと思います。ある分野におけるNo.1は一人しか取れませんが、複数分野を組み合わせた総合力でのNo.1になることは組み合わせ次第でブルーオーシャンであり、十分現実的な目標になるでしょう。
私の事例一つ取っても、『技術的な知見』を『多言語で回答できる』ことは技術力単独や語学力単独で戦うよりもよほど上位を目指せる『強み』になっています。
なんでもやることは、それ自体が『強み』
誰もがビジネスにおいてオンリーワンを目指す必要はまったくありません。ワークライフバランスを重視するも良し、プライベートを重視するも良しです。
ただ、もしも仕事でオンリーワンを目指したいであれば、仕事は断らずにとにかく何でもやることをおススメします。
これは簡単な理由で、頼まれたことをなんでもやっていると様々なスキルが自然と身に付くからです。その結果「複数のスキルを組み合わせることでオンリーワンに」を自動的に満たすことができます。なんでもやっていれば、それだけで間違いなくオンリーワンです。
さらに言えば、スキルとしてしっかり身に付いて『なんでも出来る』までいかなくても、『なんでもやる』だけで十分に強みになります。
前述したように誰しもがオンリーワンを目指しているわけではない以上、『なんでもやる』姿勢自体が一つのスキルです。それは誰もが自然と発揮できるものではないのですから、それだけで複数のスキル持ちだと言えます。
結言
もしもオンリーワンを目指すのであれば『なんでもやる』ことはアプローチとして一考の余地ありです。
ただ、繰り返しになりますが、オンリーワンを目指すのであれば、です。そういった気持ちが無いと便利屋としてただ酷使されるだけになってしまいますので。
余談
今週はあまりにも多言語で大変だったので、海外現法のアメリカ人営業マンに愚痴ってみました。
「ちょっと多言語過ぎて大変なんだけど」
「BOSSはさすがだな、Mr.ワールドワイドって呼んでやろうか?」
HAHAHA・・・ははは。嬉しくもなんともない。
(私は管理職ではないので、この場合のBOSSは上司やチーフではなく、非公式な実力者の意、日本語で言えば「よ、大将!」くらいのニュアンスです。)