田舎から都会へ行くと人間は堕落するようなイメージがなんとなく個人的にあったのですが、どうやらそうとは限らないようです。
生活習慣の改善
東京へ越してきて以降、ちゃんと日常生活をこなすマトモな人間に近づきつつあるのを感じます。今までが雑な生活をし過ぎていただけではありますが、この変化は少し面白みを感じるほどです。
まず、スーパーへこまめに行くようになりました。
車を手放したので荷物を小分けにする必要があるためです。その結果、自動販売機やコンビニの使用頻度が劇的に下がって浪費が若干改善されました。
お金の管理もするようになりました。
今までは現金払いのくせに家計簿を付けていなかったので出費の管理は著しく適当でしたが、今はほぼ全ての出費が電子化されたため家計簿アプリで把握できています。
ゴミをちゃんとこまめに捨てる習慣ができました。
今まで缶やビンはある程度溜まってからまとめて捨てていましたが、今はキッチンが狭く空き缶などを置いておくスペースが無いためです。
外に出て運動量を増やす習慣が増えました。
部屋が狭くまともに運動できないためです。
掃除をこまめにするようになりました。
部屋が狭く掃除がしやすいためです。
洗濯物をすぐに畳むようになりました。
部屋が狭いからです。
ポジティブシンキング
狭い部屋に住めば生活習慣が改善される説。
まあ以前はもっと狭い部屋に住んでいたこともあるので、この説には己という名の反証が存在するのですが。その頃にマトモだったかと言えば、下手をすれば今までの人生の中でも一番適当でした。部屋の広さは恐らく無関係です。
この変化は居住地の利便性に依存しているような気はします。
ゴミを捨てやすく、外を歩き回っても退屈しないだけの何かしらがあり、電子決済が普及している地域だからこそです。別に東京でなくとも同じ条件が整っていれば人は自然と生活習慣が改善されるでしょう。
いずれにしても人の変化は意志の力による内的なものと環境の変化による外的なものがあり、今回は環境が変わったために図らずとも生活習慣の改善が進んだ、それだけの話です。なにせ一度も生活習慣を改めようと意識したことはないのですから、なんとも面白い変化です。
結言
あるいは本社へ異動したことも大きな理由かもしれません。
地方の事業所はまあなんというか寛大ですので、適当な服装でも奇抜な髪色でも部署によっては許されます。私のいた部署は対外業務もありましたのでさすがに奇抜な格好は許されませんでしたが、それでも服装に関してはかなり緩い環境でした。
今は毎日スーツを着てお仕事をしている都合上、なんだかんだ最低限の身だしなみは考慮していますしそこそこ日常をぴっちりしないといけないような気分があります。
そういった内的・外的双方の変化が無意識に生活習慣の改善を導いているのかもしれません。
なにはともあれ、悪い変化ではないので歓迎です。