豊かになるにはどうすればいいか。
簡単です。
家庭裁判所に「名の変更許可」の申立書を提出しましょう。
書類と理由がしっかりしていれば「豊(ゆたか)」になれます。
豊かさと教養
いや、まあ、真面目な話をしても面白くないじゃないですか。
豊かになりたいなら答えは一つで、教養を身につけること以外ないんですから。
豊かとは「溢れるほど大量にある状態」ではなく「不足が無く満ち足りている状態」を意味する言葉です。そのため瞬間的に満たされた状態ではなく持続可能な状態であることが豊かさを感じるためには重要だと言えます。
すなわち不足しないことではなく、不足があっても満たせることが豊かさを感じる方法です。
そのためには不足の発見と充足の最適化を行うことが合理的でしょう。不足を理解して簡単に充足できるのであれば不足は恐るるに足りません。
常にコップの水が不足しないよう満杯に維持しようとする人、或いは満杯であり続けられるように水を注ぎ続ける人はむしろゆとりがない、豊かさを感じられていない人でしょう。
豊かさとはコップの水が不足した時にそれに気付いてさっと継ぎ足せるだけの水を持っていることです。水の過剰在庫も水を注ぎ続けることも必要ありません。
チョコレートを食べたいとしましょう。
庭にチョコレートファウンテンを常備して溢れんばかりのチョコレートを垂れ流すことが豊かさではありません。それはただの浪費です。
豊かさとはチョコレートを食べたいと思った時にチョコレートが冷蔵庫に入っている状態、或いはチョコレートをさっと買いに行ける状態です。
不足を恐れて大量にかき集める行為、一瞬たりとも不足しないように気を張り詰める状態を人はただの欲張りと言います。
豊かさとはその程度に身近なもので、本当はなんだかんだ多くの人が実現している状態です。それに気付いていないのは視野が狭いことが原因であり、視野を広げるためには教養が必要となります。
これを一言でまとめれば、「豊かになるには教養を身に付けること」です。
結言
老師曰く「知足者富、強行者有志。」であり、今あるもので満足するのではなく、得られたものに満足することが不足を充足する秘訣です。教養による視座の転換こそが豊かさを得るための最短経路となります。
今回は多めに例え話を使いましょう。
特に勉強もしていないのに今100点を取れないことが不足だと思うのは、傲慢です。
頑張って勉強をしたけど80点しか取れなかったことを不足だと感じるのは、欲張りです。
頑張って勉強した結果が80点であったことを受容し、もっと頑張ろうとする気持ちを持つことだけが不足を避けて豊かさを感じられるようになる方法です。
余談
循環論法的というか鶏と卵問題ですが、教養と豊かさの関係をもっと単純化してみましょう。
教養とは「心の豊かさ」を意味する言葉です。
よって教養がある人は自然体で豊かさを感じます。
だって心が豊かなんですから。もうすでに豊かさを獲得している以上、教養がある人は豊かであることはロジックとして正しいはずです。
何はともあれ教養があれば豊かになれます。