2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
日本人論について書こうと思ったのですが、その前の下地として、日本と他国を比較する題材に擬人化を用いてみます。 擬人化とは 擬人化とは人間以外のものを人間のような形質や特徴を与える手法です。動植物や事物、自然や現象などを人のフォーマットを用い…
というタイトルの記事を書こうとして一週間が過ぎました。じ、時差です。 今回の記事は未来の自分に向けた備忘録です。そのためいつも以上に適当な文章をだらだらと書き流しています。適当に書いた文章は大体の人から癖や毒が強いと言われるので普段のブログ…
日本の製造業は衰退したという言説が定期的に世間を飛び交っており、製造業に身を置く技術屋としては寂しい限りです。 実際のところは日本の製造業はどの程度衰退したのでしょうか。私たちの身近なIT関連や電機関連が海外企業に押されているのは実感的に分か…
また時事についてです。今回はワクチン廃棄に関してヒューマンファクターの点から記事を書きます。本当はヒューマンエラーに関しては時事ではなくメタ化した記事を書きたいと思っていたのですが、ここまで見事なヒューマンエラーのニュースを見てしまった以…
あまり人様を悪く言うようなことを書きたくはないのですが、さすがに酷いと思ったので記事にします。物事を批判するのは個人の自由ですが、他人の見解を紹介するのであればそれを捻じ曲げてはいけません。 2021年6月24日にヤフーニュースで見た記事に関する…
テロリズムとマスメディアの目的は当然まったく異なりますが、1つだけ共通点があります。「恐怖と不安」を商売の道具にしていることです。 テロリズムとは 日本におけるテロリズムの定義は以下となっています。 広く恐怖又は不安を抱かせることによりその目…
職域接種は大企業への優遇だと考えている方はほとんどいないとは思うのですが、ちょっとSNSや弊社社内でも見かけてしまったので少しまとめてみます。 職域接種とは ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、企業や大学等にお…
私は技術職の人間であり、つまるところ専門は自然科学や応用化学の分野が主となります。趣味は人文科学と社会科学の勉強です・・・それってどうなんでしょうね、色々な意味で。 そんな技術屋/工学屋の視点から経済学に関する違和感をちょっと語ってみます。 違…
「現実的な調整能力や意見よりも理想を語れる政治家のほうが良い」と若者に言われました。久しぶりに大きな価値観の違いを見つけることができて楽しいです。 理想と現実 政治家とは理想を語るべきでしょうか、現実を語るべきでしょうか。もちろん極端に片寄…
以前に少し書いたことですが、企業には従業員に教育をする義務はありません。 とはいえ新卒を雇って教育も無しに仕事をさせるのは無理ですので、どのような規模の会社でも多少は教育を施します。まったく教育しないのはさすがにブラック企業くらいです。そこ…
分掌とは 分掌とは仕事や事務を手分けして受け持つこと、つまりは分担のことです。一般的な組織では職務に対してそれぞれが果たすべき職責や必要な職権を明確にするために個別の部門・部署や役職について仕事の内容や権限・責任の範囲を定義し明文化した職務…
組織の成長と衰退 組織は約30年周期で成長と衰退を繰り返すと言われています。 立ち上げ期:ノウハウは無いが、関係者のやる気は高く勢いがある時期。 発展期:失敗は多いが、少しずつノウハウが蓄積されていく時期。 成熟期:ノウハウが確立し、安定した組…
批判と「あるべき姿」 物事の批判において、多くは何らかの目標値やあるべき姿と比較される形で批判が行われます。「○○であるべきなのに××になっている、だから問題だ」という形です。 批判的な見解というのは概ねこの構造を持っています。どこかの企業や官…
自分の考えや仮説、信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集めて、反対する情報を無視したり集めようとしない傾向のことを確証バイアスといいます。認知バイアスの一種で、人間である以上避けにくい問題の一つです。 確証バイアス - Wikipedia 最近…
食品廃棄によるフードロスは最近大きく騒がれなくなりましたが、SDGsのターゲットにも入っていることからまた俄かに注目を集め始めています。 国連環境計画(UNEP)の食品廃棄指標報告を見てみましょう。 https://www.unep.org/resources/report/unep-food-was…
一日中仕事をしていると体力的にも気力的にも消耗します。体力的なものは実感が湧きやすいですし、酷ければ見た目にも表れますので分かりやすいです。しかし気力の消耗は相当酷くならなければ見た目には現れません。自覚もしにくいため分かり難いです。体力…
新人は職場に配属された後、しばらくの間はOJTで教育を受けることが多いと思います。任せる仕事のレベルを徐々に上げていき1~3年ほどかけてOJTが行われますが、最初のうちは簡単な単純作業ばかりになりがちです。一言で言えば雑用です。 なぜ若手に雑用を頼…
政治や経済の分野では「保守(コンサバ)」と「革新(リベラル)」、「右派」と「左派」のような思想による区分けがされますが、もう一つの軸として「急進派」と「穏健派」のような手段による区分けもあります。 この区分自体はまあ一般的です。 急進派と穏健派…
気候変動と脱炭素は昨今のトレンドです。予防原則に則った予防的措置には一言ありますが、費用対効果が現実的な範囲であれば充分に行うべきだということには同意します。 しかしながらいたずらに気候変動の恐怖を煽るようなマスメディアの報道はあまり好みで…
ヤバい仕事や厳しい仕事、見て見ぬふりをしたくなるような損失がある仕事、納期が過ぎて放置された仕事とかのことをよく「爆弾」と表現します。・・・しますよね?いずれ爆発して大変な騒動になるような仕事のことです。 ベテランや中堅の社会人はちょっとやそ…
「シングルタスクのほうが効率が良いから仕事は並行してやらないほうがいい」 「メールを見る時間を決めて、それ以外はメールを見てはいけない」 というマルチタスクNGの意見が生産性向上に役立つとしてビジネス書やwebサイトなどで掲載されているのをよく見…
私は馬鹿です。(嫌な自己紹介) 馬鹿だからこそ毎日勉強しています。幸い好奇心には不足が無く、勉強は好きなので毎日楽しく生きています。 私にとって理解できない言葉は、同じ馬鹿な人が言う 「馬鹿だから勉強しても仕方がない」 というものです。正直何を…
社会の分断が深刻になっている、という言説がここ数年多いような気がします。気がするだけかもしれませんが、少し分断について考えてみましょう。 社会の分断自体は回避不可能 分断とは「まとまりのものをさらに分けて区分すること、分かれ分かれに断ち切る…
過去に予防原則について取り上げていますが、その続きです。 過去の記事でも述べた通り予防原則は原則と銘打ってはいるものの、厳密な定義や適用条件が決まっていません。 現在は将来的な危険・リスクに対して予防的な措置を取るべきと拡大解釈されることが…
仕事や職場には多くの雑用があります。「雑」という言葉が入っていますが、大雑把でいい加減というような意味ではありません。いろいろなものが入り混じっているという意味で、お雑煮とか雑所得の「雑」です。 若手は雑用を頼まれることが多々あります。大し…
アメリカのシンクタンクの平和基金会(The Fund for Peace:FFP)が各国の状況を数値化して毎年ランキング化しているのが脆弱国家ランキング(Fragile States Index;FSI)です。初期のころは失敗国家ランキングと呼ばれていましたが、2014年からは脆弱国家ランキ…
客観的な事実や科学的な証拠よりも感情や個人的な信条によって表されたものの方が重視されて影響力を持ってしまう状況をポスト・トゥルース(post-truth)と言います。代表例としては2016年に起きたイギリスのBrexitやアメリカのトランプ大統領当選がよく挙げ…
ワクチンだか、エネルギー問題だか、貧困問題だか、なんの話をしているときだったかは忘れてしまいましたが確か社会問題の話をしていた時です。その際に新人の若い男の子に言われた言葉が未だに頭の中に残っています。 「僕たちはロボットじゃなくて人間なん…
気候正義(Climate Justice)とは、現在の気候変動は先進国の責任であり、途上国に対して公平性を持つためには先進国が率先して気候対策を行わなければいけない、という考えです。気候の公平性とも訳されています。 環境用語集:「気候正義」|EICネット 気候…
フェイクニュースとは読んで字のごとく嘘情報のことです。事実誤認の場合もあれば誰かが悪意で流すこともあります。 フェイクニュースの実情 フェイクニュースの多くはたくさんのPVを受けられるように刺激的な見出しを用いて誘導しています。そのため拡散性…