忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イノベーションを闇雲に求めるのは目的をはき違えている

イノベーション。言葉自体はよく聞きますが具体的な意味合いや取り扱いについては人それぞれの考えがある、少し不定な言葉です。今回はイノベーションに関する話を少ししてみます。ビジネス用語をちょっと多めに使いますが、意識が高いわけではなく説明を噛…

科学をちゃんと学んだ人は科学を過信しない~トランス・サイエンス

時に科学と自然が二項対立のように取り扱われることがあります。科学側にいる技術屋の一人としてはこのような対立構造はあまり望ましいと思っておらず、どうにか双方の調和を取れるような社会にしたいと考えています。 過剰な科学忌避は文明や先人の努力を否…

高速道路のカーブは三角関数が使われてるんだぞ、と言っていた父の思い出

私は変な人間であることを自覚しているのですが、その原因は概ね8割、いや9割くらいは父親のせいだと思っています。 愛情深い博愛主義者の母と合理的で現実主義者の父の思想が綺麗に半々くらいで混ざって捏ね上げられたのが私の思考・思想のベースです。しか…

記憶力はある程度習慣でどうにかなる

頭の良し悪しは様々な指標によって語られます。回転が速い、機転が利く、応用力がある、視野が広い、視点が違う、そういった様々なものです。 その中の一つに記憶力という指標もあるかと思います。記憶力が良く色々なことを知っている人は賢そうに見えるもの…

マイペースで働くにしてもバリバリ働くにしても、それを決めるのは自分自身である

仕事のやり方、その方向性には大きく分けて2種類あります。 一つは自分のペースで働くこと。仕事を生きる糧を得る手段として定義し、周囲に流されず自分の時間を大切に働く方向性。 一つはバリバリ働くこと。仕事を自己実現の場として定義し、自らの出来る限…

ホワイトボードを囲む姿は心を落ち着かせる

ある日、ふと職場のミーティングスペースを覗いてみると、おっさん3人がホワイトボードに絵を書き殴って喧々諤々の議論を行っていました。詳細は分からないですが何らかのトラブルがあってその発生原因を検討し合ってでもいたのでしょう。 その光景を見て、…

思考を休むとは何をすればいいのかに悩む

ブログの更新を毎日続けています。好きで楽しんでやっているので特に大変とか辛いとかは無いのですが、たまに書きたいテーマについて思考が整理し切れない時はその記事を書くのを後回しにするために軽い内容の記事を書いてお茶を濁すようになりました。 この…

ブログを始めて1年が経ったので雑感(継続は力なり、善意の要求)

本日、この記事の投稿で365記事目になります。ブログを始めてちょうど1年が経ちました。 半人前のアマチュアが綴る拙い言葉の羅列ではございますが、読んでいただける方々のおかげで日々楽しくブログを続けることができております。今後も研鑽を怠らず、より…

なぜろくでもない政治家が民主主義でも居座るのか

人それぞれに意見や信念があることから誰がどうだと断定するのは難しく、また個人の名前を挙げるのはあまり好みでは無いため及び腰ながら一般論として語りますが・・・世の中にはろくでもない政治家が多数居ます。権力を乱用したり、汚職をしたり、悪事を揉み消…

人も組織も金属も、叩けば硬くなる~硬度と無謬性

鍛造という金属の加工方法があります。ハンマーやプレス機で金属を叩いて目的の形状を作る加工です。有名なところとしては日本刀の製造過程を想像してもらえば分かりやすいでしょう。トンカントンカンと金属を叩いて鍛えるのが鍛造です。 ジャレド・ダイアモ…

脱線力を試す【失敗例】

今日は私の脱線力を試してみます。 脱線力は今適当に考えた言葉です。話の途中で話題を脱線させる力とでも言いましょうか。むしろ不要な技能です。 例えばそうですね、いつもは好きなことを主に書いていますので、今回は嫌いなこと・・・機雷なこと、よし、機雷…

「雑」と「拙い」はまったくの別物

仕事の雑さで言えば私も決して人様のことを揶揄できるような人間でないことは重々承知しているのですが、先日届いた迷惑メールがあまりにも酷かったので紹介します。中国ドメインの適当な自動生成メールアドレスから届いた架空請求メールです。 ご利用金額が…

チームが一新された際、ただ一人置き去りにされた時の話

今までの社会人人生の中で一番しんどかったのが社会人3年生の時でした。まだヒヨコを卒業しきれていない状況での先輩の戦線離脱とそれに伴う業務量の爆増。その話の詳細は過去の記事を見ていただくとして、今回はその後の話をします。 社会人4年生 社会人4年…

中道は積極的には好まれない

政治や経済の分野では保守/革新、右派/左派、全体/個人といった2項での分類を用いることが一般的です。そういった2項での分類を示すツール、政治的スペクトルを点数化して二次元座標に表したものをポリティカルコンパスと言います。 私の立ち位置 ポリティカ…

頭痛が痛いので小話

季節の変わり目に必ず体調を崩す自身の体に自信があるワタクシ、ここしばらくの三寒四温にやられて当然の権利が如く今年も無事体調不良に。ただ衣替えが下手なだけです。暖かくなってきたのでそろそろ薄着でもいけるなと思ったんです。 勢いだけは認めて欲し…

KYT(危険予知訓練)は意外と難しい

KYTという言葉があります。これは危険予知訓練(Kiken Yoti Training)の頭字語・イニシャリズムです。ローマ字と英語の頭文字を組み合わせたなんだかハイソな言葉ですね。昭和感が少し残っている気もしますが、何よりも分かりやすさが大切だということを教え…

違う意見を述べることと意見を否定することは違うという感覚

この駄ブログでは私の大したことない見解を脈絡なくつらつらと書き連ねています。その際はなるべく言葉にトゲが無いよう、そして誰かや何かを強く否定しないよう気を付けて書いているつもりです。時に不適切な言葉遣い、荒い表現を用いてしまうことがあるか…

仕事のストレスは仕事中に対処する

ここ4,5年くらいほとんどお酒を買っていません。呑み会があれば呑みますし居酒屋に行くこともありますが、最近は居酒屋にも行っておらず、コロナ禍以降は数回しかお酒を呑んだ記憶が無いです。 昔の私を知っている人がこの話を聞くと大層驚きます。毎日ワイ…

輪廻転生って概念、必要?

いやいや、とてもとてもアンタッチャブルな記事タイトル。怖い怖い。 宗教について半可通がああだこうだ語るのは良くないことは承知していますが、思うところをちょっと述べてみたくなったので恐る恐る書き連ねてみたいと思います。 輪廻転生とは 人は死んだ…

質と量、吸収力と入力

なんだかんだ毎日ブログを投稿する程度には思うところ考えるところを持っており、それを日々安定的に出力し続けたいのですが、ここ最近は語りたいことに対して書く技量が足りていないと感じるようになってきました。 ブログを始めて最初の頃はどうせ自分用の…

春はテンションが下がるし上がる

春、新年度、少し暖かくなりつつある4月上旬、そう、花粉と新入社員の季節です。これを書いている今日はとても暖かい一日で、まったりのんびり脳を休めるには良い日和です。まったりし過ぎてなんだか重いテーマを取り扱いたくないため、花粉と新入社員をテー…

幸福と不幸に対するバイアス~幸福の形

トルストイの「アンナ・カレーニナ」における書き出しはとても有名です。 幸福な家庭はどれも似たものだが、 不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである この表現を流用して、成功に比べて失敗の原因はたくさん有り得ることを指す「アンナ・カレーニナ…

足跡の形ではなく、歩いていることを尊びたい

人は何を目的にして生きるのか。人生の指針と呼ぶべき目的はどこを向いているのか。それは人それぞれ様々な考えがあることではありますが、今回は私の考えを一つの例として提示してみましょう。 満足を得るか、後悔を避けるか 人生の目的、その方角は大きく…

器(仕組み)を作ればいいと思ったら大間違い

アクセス数が伸びないことに悩んでいます。 この駄ブログの話ではありません、伸ばす努力をしてもいないのに伸びたいなんて贅沢なことは決して。そういうのは宣伝を頑張っていたり面白い話や人の役に立つ情報を頑張って書いている人にだけ言う権利があると思…

自らの怒りに向き合う

職場の後輩からは「先輩は全然怒らないですよね」と言われますが、職場の目上の人からは唐突に噛みついてくる狂犬のような扱いを受けています。二面性が酷い。餌を与えてくれれば少しの間だけ大人しくしますよ、ワンワン。 今回は私が今よりも怒りにくい温厚…

ブログとの付き合い方と優しさに関する考え

魔女の一撃による腰痛でずっと寝転がっていたため情報のインプットが不足しており、何も書くことが思いつきません。何故かろくにやった事もない魚釣りの情報と恐らく使う機会のない山でのサバイバル方法に関する知識を仕入れていましたが、人様に語るほどの…

間違えたっていいじゃないか、人間だもの

あ、あそこに居るのは佐藤(仮名)さんだ。話すことがあるから近づいて声を掛けよう。ん?最近あまり見かけなかったせいか少し痩せたかな?背もなんか縮んだような。歩き方もいつもとちょっと違う感じがする。よくよく見ると顔も違う、というかこの人佐藤(仮名…

人の愛着を否定するのはリスクが大きい

転職や異動によって新しい組織・集団に所属した際、その新しい集団の問題点を大声で悪し様に吹聴したり、元々所属していた人を責め立てるのはあまり望ましくありません。その新しく所属した組織・集団が古巣に比べてどれほど悪く不適切な環境だとしてもです…

魔女の一撃は恐ろしい

ぎっくり腰、正式名称を急性腰痛と呼ぶものがあります。痛みが生じる原因は様々あるようですが、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった深刻な原因ではない腰痛がぎっくり腰と呼ばれています。 頭が悪いこと以外は特に病気も疾患も無く健康体な私ですが、…

「私」という自己の存在価値

私は私である、という命題は本人にとっては疑う余地のない真ではありますが、他者からすればその命題の真偽には意味がありません。自己の認識というものは「私」にとっては重要ですが、他者にとって重要ではないものです。 他者による認知こそが「私」を形作…