忘れん坊の外部記憶域

興味を持ったことについて書き散らしています。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恥ずかしがり屋は損をする

恥ずかしがり屋で自己主張が弱い人であることは残念ながら基本的に得にはなりません。理由はとても単純で、誰もが超能力者やサトリではないからです。 喜びとは意が通ること 人が喜びを覚えるのは自らの希望や望みが叶った時です。つまり意のままとなること…

報連相が機能しない一つの理由~仕事の責任はどこにあるのか

仕事は頼み頼まれ、任せ任されるものです。組織に属している人にとっては当たり前のことですし、フリーランスであっても同様です。仕事によって生み出された成果物を買う「お金を出す人」が居なければ商売として成り立たない以上、まったく一人で完結する仕…

押し付けるのは良くないという当たり前の話

私が経験してきた範囲ではありますが、今まで音楽の趣味を無理やり押し付けてくる人に会ったことがありません。 「ロックなんか聞いてるのかよ、演歌聞こうぜ演歌!」とか、 「プログレを聞かないとかありえないだろ!」とか、 「ジャズ以外聞いてる人間の気…

人に教えることは難しい~発表・プレゼン・教育の違い

発表とプレゼンテーションの違い 発表とプレゼンテーションは類似の扱いを受けることがありますが、実際は明確に異なる概念です。 発表は表向きに情報を発信することであり、自分主体のものです。相手に情報が伝わったかは問わず、情報を発信することそのも…

製造業は不良ゼロを目指すべきではない

昨今に限らず企業による事件や不正行為が発覚した際には多くの企業が襟を正して不正ゼロ、事故ゼロ、不良ゼロを謳います。もちろん法規制への不適合やコンプライアンス違反といったものは社会的に許容されるものではありませんので改善処置が必須です。しか…

初めて1日100PVを越えて嬉しかった話

常に低空飛行、ロクな記事が無いので検索しても全然出てこない、毎日更新していることだけが売りであるこの駄ブログですが、記事タイトルの通り、先日初めて1日のPVが100を越えました!わーい! この数行でタイトルの話はもう語り終えたかもしれません。嬉し…

仕事の理想は「貴方が居なくてもいい状態」を作ること

若手社会人に向けた仕事に対する少し意識高い系の話をしてみましょう。 仕事と作業の違い 仕事と作業は明確に別物として考える必要があります。仕事とは付加価値を付ける行為であり、作業は付加価値の付かない行為です。仕事の途中で作業が発生することはあ…

おっさんであることの罪~マンスプレイニング

マンスプレイニングとは マンスプレイニング(mansplaining)と言う言葉があります。男性(man)と、説明するの俗語であるsplainingを組み合わせた言葉です。男性が女性や子供に対して見下したかのような、自信過剰な態度で何かについてコメントしたり説明したり…

昨日までの自分を越え続けるのは不可能

今日はちょっと説教くさい話を一つ。 勉強、仕事、クリエイティブ。何事においてもそうですが、人は昨日までの自分を越えようと努力しています。内容によっては繰り返しの業務や前動続行が必要な場合もありますが、多くはより良く、より早く、より優れた成果…

寝たくない~睡眠嫌いの心理を自己分析してみる

私は寝るのが好きではありません。子供の頃から寝るのが大嫌いでした。おかげさまで身長があまり伸びませんでした、ほどほどに後悔しています・・・今からでもぐーっと引っ張れば伸びないものでしょうか。 できることなら毎日徹夜していたいくらいですが、多分…

なぜ野党は批判ばかりと批判されるのか

与党の批判・監視は国会における野党の仕事の1つです。よって野党が与党を批判すること自体は問題無いことであり、それが野党の仕事です。 「野党は批判ばかり」というテンプレのような言説に対しては上記の理由を持っていくつもの反論記事が出ています。い…

文化マップの見方と日本の位置~世界価値観調査を見る

過去の記事でも少し取り上げた世界価値観調査について今回は触れてみます。 世界価値観調査とは 世界価値観調査(World Values Survey)は人々の社会文化的、経済的、政治的、宗教的な価値観を調査するために世界中の社会学者によって行われている国際プロジェ…

他国から見た憲法の存在

政治に関しても時々話題にする私ですが、あまり触れたくない話題もあります。人それぞれ意見が少しずつ異なるような話題です。意見が紅白はっきり分かれていれば両論併記しやすいのですが、憲法やフェミニズム、経済のようなテーマは是々非々なところが多々…

人はどのように寛容さを得るのか

以前の記事で寛容について述べた際は 「異なる意見・宗教・民族等に対して一定の理解を示し、許容する態度」 と定義して述べましたが、今回は少し幅広く寛容を定義して、 「他者の受容」 という敷居で考えてみたいと思います。 寛容はどのように得られるのか…

(雑記)徒然なるままに

堅苦しい記事ばかり連続して書いてきたため、たまには雑で軽い文章をあげます。定期的にふざけたことをしないといけない症候群なのです。 長期連休も終わってしまい、軽度のワーカホリックである私としても一抹の寂しさを覚える今日この頃なので、今回は記事…

政治思想と戦争を結びつけるべきではない

先日「日本が右傾化することによって戦争の危険が高まる」という言説を見かけました。少し気になったため簡潔にまとめてみます。戦争の善悪についてではなく、原因に関するまとめです。 右派左派と戦争に相関は無い 先の戦争において、日本は右傾化による強…

ポピュリストの政治家を攻撃する危険

民主主義における政治家は大きく分けて2種類います。エリート主義(エリーティズム)と大衆主義(ポピュリズム)です。 ポピュリズムは大衆迎合主義とも呼ばれ、一般的にあまり好意的には使われない言葉です。どちらかというと人気取りを得意とする政敵を攻撃す…

会話のキャッチボールとその派生形

会話のキャッチボールという表現は実に言い得て妙です。様々な例え話に広げることができます。私が職場で多用しているため、簡潔に紹介してみます。 会話のキャッチボール キャッチボールに求められるのは相手の受け取りやすいところにボールを投げることと…

経済学はイデオロギーを避けることができない

SNSでは定期的に転売問題が炎上騒動になるような気がします。 私個人はメーカーに勤務するメーカー至上主義者であり、例え高かろうとも可能な限り直売店、もしくは小売りで新品を買うことを無駄に嗜好している人間です。そのため転売されている方から何かを…

個人と集団での優しさは異なる

今回はリアリズム寄りの見解を述べます。 他人へ何かを施したり社会のために奉仕したりする個人の優しさはとてもとても素晴らしいものです。優しい人を私は尊敬しますし、私自身も人に優しく生きていきたいと考えています。 しかし、個人的な優しさと集団で…

情報を再生産することの意味と価値

世の中には情報が溢れています。完全にオリジナルな情報は数少なく、多くは誰かの研究や見解、取材や撮影されたものから引用・追記したものです。そして元となった研究や見解も同様に先人のものを下敷きとしており、どこまでがオリジナルであるかを線引くの…

若者の成長を喜ぶ大人でありたい

今どきの若者は云々・・・と言いながらロクに指導してあげていない大人、オリンピックでメダルを取るような優れた若者に妬みを言う大人、若くして成功した起業家などを侮ったり馬鹿にする大人。 そのような感情を持つことは理解できないことではありませんが、…

差別に関する考察

文字や言葉は人だけが使うものであり、さらに言えば人の意思を音や形で表したものであるため、言霊というほどではないのですが文字を記述したり言葉を発したその人の気持ちが明確に付随するものだと思います。霊力という言葉を用いなくても気持ちがこもると…

分かり合うことと同化することの違い

ニュースがオリンピックとコロナばかりのためどうしてもそのあたりのニュースが目に入りやすい昨今ですが、一つ気になる見出しがありました。 鉄棒「金」の橋本 君が代「しっかり歌った」 - 産経ニュース 産経新聞ですのでどちらかというと「立派な若者だ、…

(雑記)お盆休みがやってきた!

製造業の良いところとして「皆が休む時は一緒に休める」ということがあります。お客さんも休み、サプライヤーも休み、じゃあうちも休むしかないな、いやー生産したいのに残念だなーでも皆休みだからなー、ということです。そういうわけでお盆休みに入りまし…

太陽光の発電コストは結局高いの?安いの?

ニュースメールで「経産省の試算により、太陽光発電が最安に」という情報が流れてきたためYahooニュースを見に行ったところ、こんな記事が並んでいました。 ・・・・・・いや、どっちやねーん。最安になったのか、割高になったのか。 仕方がないので経産省の発表資…

エシカルやカーボンプライシングの難しさ

究極のエシカルファッションは「はっぱ隊」なんじゃないだろうか、とふと思いました。はっぱ一枚あればいいわけですから・・・相変わらず頭が悪いです。 エシカルに関して エシカル(Ethical)とは倫理的・道徳的であるとされる行動を指す形容詞で、昨今では特に…

三菱電機の業務用空調の検査不備問題に対する見解

過去に三菱電機の不正検査問題を主として企業の不祥事に関する記事を書きました。 8月2日、再び三菱電機による検査問題が報道されました。日本経済新聞が最も早く報道したと思われます。 過去の検査不正とはまったく別物 今回の報道内容を見るに、最近報道さ…

仕事したい心理を考える

仕事したくないという心理がある以上、仕事をしたいという心理もあります。仕事したいとか変人かな、と思わなくもないですが、まあ考えてみます。 「仕事をしたい」のは欲求段階説におけるどの段階か 仕事をしたいということは仕事に対する積極的な欲求があ…

仕事したくない心理を考える

もの凄く批判を受けそうなことから書き始めるのですが、私は就きたい仕事に就いてやりたいようにやっているので仕事がしたくないとはそんなに思わないです。うーん、各方面からお叱りを受けそうです。 そんな人間でも当然ながら「仕事したくないなー」という…